皆さんは、noindex(ノーインデックス)とnofollow(ノーフォロー)をご存知でしょうか。
noindexとnofollowは、検索結果に表示させたくないページやクロールされたくないページがあるときに設定できるタグのことです。2つのタグを正しく使うことで、SEO評価を高められる可能性があります。
本記事では、noindexとnofollowについてどのような時に使用するのかを解説します。
noindexとは
noindexとは、ページが検索結果にindex(インデックス)されないよう制御するための設定で、検索結果に表示させたくないページがある場合に行います。
indexとは、クローラーという検索エンジンのロボットが、Web上を巡回して収集した情報をデータベースに分類・登録することです。
検索結果に表示されるページ情報は、indexされているデータが基になっているため、indexされていないと検索結果に表示されません。
noindexはどのような時に使用するのか
noindexは、主に以下のような状況で使用します。
- 検索結果に表示させたくないページがある
- 低品質コンテンツがある
- 重複ページがある
それぞれ解説します。
検索結果に表示させたくないページがある
検索結果に表示させたくないページには、主に以下のものがあります。
- お問い合わせ完了ページ
- 404エラーページ
- 限定公開のコンテンツページ
- サイトの管理画面やログインページ、ステージング環境
お問い合わせ完了ページやエラーページは、検索結果からの流入を必要としていません。
限定公開のコンテンツページは、indexされると限定で閲覧できるユーザー以外も検索結果からページを見られるようになってしまいます。
サイトの管理画面などは、検索結果に表示されると部外者からアクセスされてしまう危険があります。
低品質コンテンツがある
SEO評価に悪影響を及ぼす可能性が高い、低品質なコンテンツがある場合にもnoindexを設定できます。
低品質なコンテンツは生成しないに越したことはありませんが、内容が薄いコンテンツページの公開を余儀なくされた場合は、noindexで制御すると良いでしょう。
重複ページやコピーコンテンツがある
重複ページやコピーコンテンツがある場合、ページへの評価が分散されたり、ペナルティを受けたりする可能性があります。
重複ページやコピーコンテンツを公開しなければならない時は、noindexを設定しましょう。
nofollowとは
nofollowとは、検索エンジンにリンク先のページをクロールさせたくない場合や、外部サイトと自身のサイトを関連付けたくない場合などに適用する属性値です。
Googleのクローラーはリンクを辿ってサイトの情報を収集・評価しており、良質なサイトがリンクしているサイトは、良質なものとして評価を受け渡します。
しかし、リンク先が低品質なサイトの場合、自身のサイトまでマイナス評価になってしまいます。
そこで、リンク評価の受け渡しを防ぐために活用できるのがnofollowです。
ただし、nofollowによるクロール制御は「ヒント」として扱われるので、必ずしも制御できるわけではないことを覚えておきましょう。
nofollowはどのような時に使用するのか
nofollowは、主に以下のような状況で使用します。
- 有料リンクがある
- ユーザー生成コンテンツがある
- リンク先のコンテンツが低品質
それぞれ解説します。
有料リンクがある
Googleは対価を払ってリンクを獲得し、サイト評価を操作する行為を禁止しているため、有料のリンクを設置する場合はnofollowの設定が必要です。
また、自身のサイトがリンクを貰う時も、リンク先でnofollowを設定してもらいましょう。
ユーザー生成コンテンツがある
ユーザーが自由に投稿できるコメントやサイトは、サイト管理者による制御が難しく、投稿を利用して悪質なサイトへリンクを設置されてしまう可能性があります。
リンク評価の受け渡しを防ぐために、nofollowを設定しましょう。
リンク先のコンテンツが低品質
低品質なコンテンツへリンクを設置しなければならない時に、nofollowを設定します。
例えば、サイト内で何らかの事柄を説明する際、低品質な古いページへのリンクを設置しなければいけないとします。
そのような状況でnofollowを利用すると、リンク評価の受け渡しを防ぐことが可能です。
まとめ
noindexとnofollowを設定することで、サイトの質を高め、適正な評価へと繋がります。
それぞれの役割を理解して活用すれば、効果的なSEO対策ができるでしょう。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。
