専門学校のSEO対策とは?学科ページと学費の見せ方、表示の注意点を解説

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専門学校のSEO対策とは?学科ページと学費の見せ方、表示の注意点を解説

専門学校のSEO対策とは、進路を考える高校生や保護者、学び直したい社会人が、なりたい仕事や学費を検索したときに、自校のページを見つけてもらうための取り組みです。

読み手ごとの疑問に学科・学費・オープンキャンパスのページで答える学校ほど、予約につながりやすくなります。本記事では、その施策と制度・表示のルール、検索広告との使い分けを解説します。

専門学校のSEO対策の結論|専門学校のSEOは、3人の読み手の疑問に答えること。読み手は高校生・保護者・高校の先生の3人で、読み手ごとにページを分け、社会人の学び直しにも答える。学科は入学から卒業までの2年間を時系列で見せ、実習と資格試験の時期、卒業後の仕事まで書く。ゴールはオープンキャンパスの予約1つで、日程ごとの中身を書き、終わった日程は片づける。まずは、募集に力を入れる学科を1つ選び、2年間の流れと学費のページを作る

この記事でわかること

  • 高校生・保護者・高校の先生が、オープンキャンパスを予約するまでに何を調べるか
  • 2年間を見せる学科ページや学費の総額など、予約につながる6つの施策
  • 修学支援新制度・職業実践専門課程・就職率の表示で確かめたいこと
  • 検索広告とSEOとSNSを、募集の時期に合わせて使い分ける考え方
  • 広報・入試担当者が進める最初の90日と、よくある質問

なお、オープンキャンパスの予約がホームページから伸びずに悩んでいる方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

募集に力を入れたい学科と入試の時期を伺い、検索広告の使い方も含めて、最初に整えるページを一緒に決めます。

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専門学校のSEOとは?進路に迷う高校生と家族がOCを予約するまで

自分の部屋で、なりたい仕事と専門学校の学科をスマートフォンで調べている高校生のイラスト

この章でわかること

  • 定義①|最初の検索は「なりたい仕事」と「その道のり」
  • 定義②|読み手は高校生・保護者・高校の先生の3人
  • 定義③|学費と支援制度は、保護者がいちばん確かめる
  • 定義④|検索のゴールは、オープンキャンパスの予約
専門学校のSEOの関係図|高校生・保護者・高校の先生・社会人は、それぞれ違うことを調べる。高校生はなりたい仕事となるまでの道のり、保護者は学費・支援制度と卒業後の就職、高校の先生は入試の方法と生徒に勧められる学校か、社会人は夜間・給付金と働きながら通えるかを調べる。専門学校のサイトでは、2年間の流れがわかる学科ページ、在校生・卒業生の声、学費の総額と支援制度、保護者・先生向けのページ、夜間・社会人の案内で4人の疑問に答える。そのうえで、本人が保護者と一緒に申し込むオープンキャンパスの予約、体験授業・在校生・個別相談で学校を見て確かめる段階を経て、入試の方法を選んで出願する

専門学校を探す高校生の多くは、最初から学校の名前で検索するわけではありません。

「美容師 なるには」「保育士 資格 取り方」のように、なりたい仕事と、そこまでの道のりを調べるところから始まります。

専門学校のSEO対策は、仕事への興味から学校を選び、オープンキャンパス(OC)に申し込むまでの道のりで、自校のページに出会ってもらうための準備です。

定義①|最初の検索は「なりたい仕事」と「その道のり」

高校生は、仕事の中身、必要な資格、大学と専門学校のどちらに進むべきかなど、進路そのものに迷いながら調べます。

この段階では学校を決めていないため、学校の宣伝より、仕事に就くまでの道のりを分かりやすく説明したページのほうが読まれます。

学科の授業や実習が、その仕事のどの場面で役立つのかを書くと、仕事への興味と学校が自然につながります。

仕事を調べている段階の高校生には、仕事に就くまでの道のりから答えましょう。

定義②|読み手は高校生・保護者・高校の先生の3人

専門学校への進学は、本人だけで決めることは少なく、保護者や高校の進路指導の先生も一緒に考えます。

高校生は授業や学校の雰囲気を、保護者は学費と卒業後の就職を、先生は入試の方法と生徒に勧められる学校かどうかを確かめます。

同じページに3人分の情報を詰め込むより、読み手ごとに入口を分けたほうが、それぞれが知りたいことにたどり着きやすくなります。

サイトの入口は、高校生・保護者・高校の先生の3人を思い浮かべて分けましょう。

定義③|学費と支援制度は、保護者がいちばん確かめる

保護者が気にするのは、入学金や授業料だけでなく、実習費や教材費を含めて卒業までにいくらかかるかです。

あわせて、国の支援制度や学校の奨学金が使えるかどうかも、進学を決める前に確かめられます。

学費のページが分かりにくいと、本人が行きたいと思っても、家族の話し合いで候補から外れてしまうことがあります。

学費のページは、保護者が家計の相談に使えるほど具体的に書きましょう。

定義④|検索のゴールは、オープンキャンパスの予約

専門学校を選ぶ高校生の多くは、オープンキャンパスや体験入学で学校を見てから出願を決めます。

そのため、学校のサイトの大事な役割は、検索で見つけてもらったあと、オープンキャンパスの予約まで迷わず案内することです。

学科ページや記事を読んだ人が、その学科の体験授業がある日程にすぐ進めるようにしておくと、予約につながりやすくなります。

読み手知りたいこと用意するページ
高校生仕事の中身・授業・雰囲気学科ページ・在校生の声
保護者学費の総額・支援制度・就職学費のページ・保護者向け
高校の先生入試の方法・学校の実績先生向けの案内
社会人夜間・給付金・両立社会人向けの案内

どのページからも、オープンキャンパスの予約に進める道を用意しましょう。

オープンキャンパスの予約を増やす専門学校サイトの6つの施策

在校生の実習の写真とカリキュラム表を並べ、学科ページの原稿を作っている広報担当者のイラスト

この章でわかること

  • 施策①|学科ページは「入学から卒業までの2年間」を時系列で見せる
  • 施策②|在校生と卒業生の声は、学年・出身・今の仕事まで書く
  • 施策③|学費は「初年度」と「卒業までの総額」に、使える支援制度を添える
  • 施策④|保護者向けと高校の先生向けのページを分ける
  • 施策⑤|オープンキャンパスのページは、日程ごとの中身と持ち物まで書く
  • 施策⑥|社会人の学び直しには、夜間の通い方と給付金の条件をまとめる
学科ページは2年間を見せる(表示例)|授業・資格試験・就職活動を時期ごとに並べ、入学してから卒業するまでの自分を想像できるようにする。〇〇学科の例として、授業・実習は1年前期に基礎の授業と道具の使い方、1年後期に実習が始まりグループ制作、2年前期に学外の現場での実習、2年後期に卒業制作と発表会。資格試験は1年後期に〇〇検定、2年後期に〇〇試験(いずれも受験の例)。就職活動は1年後期に職業の説明会、2年前期に企業の説明会と面接の練習、2年後期に内定・入社の準備。卒業後は、卒業生の主な仕事と仕事の中身を卒業生の言葉で紹介し、数字は年度と数え方を添える

専門学校のサイトには、「業界で活躍できる人材を育てます」「充実した設備」といった言葉が並びがちです。

検索から予約につなげるには、こうした言葉の代わりに、入学を考える人が知りたい具体的なことを、ページごとに答えておきます。

施策①|学科ページは「入学から卒業までの2年間」を時系列で見せる

学科ページには、授業科目の一覧だけでなく、1年の前期から2年の後期まで、どの時期に何を学び、いつ実習や資格試験があるのかを並べます。

就職活動がいつ始まり、どんな企業の説明会があるのかも同じ表に入れると、入学してから卒業するまでの自分を想像しやすくなります。

時間割の例や1日の流れを添えると、高校との違いや、アルバイトと両立できるかを気にする高校生の疑問にも答えられます。

学科ページは、入学から卒業までの時間の流れで見せましょう。

施策②|在校生と卒業生の声は、学年・出身・今の仕事まで書く

在校生や卒業生の声は、高校生にとって学校の雰囲気を知る大きな手がかりです。

「楽しいです」で終わる短いコメントより、なぜこの学科を選んだのか、入学してから大変だったこと、今どんな仕事をしているかまで書いた声のほうが、読む人の参考になります。

学年や学科、出身の地域、卒業した年を添え、本人と保護者の同意を得たうえで載せます。

声は短い感想より、選んだ理由と入学後の実際を本人の言葉で載せましょう。

施策③|学費は「初年度」と「卒業までの総額」に、使える支援制度を添える

学費と支援制度の見せ方(表示例)|保護者がいちばん確かめるのは、卒業までの総額と使える制度なので、初年度と総額を分け、制度は対象かどうかまで書く。学費の表示例は、入学金、授業料(1年分)、実習費・施設費、教材・道具代を並べ、初年度に納める額と卒業までの総額を分けて示す。使える支援制度として、高等教育の修学支援新制度(授業料等の減免と給付型奨学金。対象校かどうかを書く)、教育訓練給付金(社会人。厚生労働大臣が指定する講座が対象で、指定の有無と学科名を書く)、学校独自の特待生・奨学金(条件・人数・返す必要があるかを書く)を並べる。含まないもの(資格試験の受験料、学外実習の交通費、パソコンなどの自分で用意するもの)も書く

学費のページでは、入学金、授業料、実習費・施設費、教材費を分けて並べ、初年度に納める額と卒業までの総額を両方示します。

国の高等教育の修学支援新制度は、授業料・入学金の減免と、返さなくてよい給付型奨学金で、大学や専門学校への進学を支える制度です。

「高等教育の修学支援新制度」は、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校の授業料・入学金の免除または減額と、返還を要しない給付型奨学金により、意欲ある子供たちの進学を支援するための制度として令和2年4月に開始しました。

引用元:文部科学省「高等教育の修学支援新制度」

支援を受けられるのは国の確認を受けた学校に通う場合なので、自校が対象かどうかを学費のページに書いておきます。

学校独自の特待生や奨学金も、条件、人数、返す必要があるかどうかを並べて書くと、保護者が比べやすくなります。

学費は初年度と総額を分け、使える制度は対象かどうかまで書きましょう。

施策④|保護者向けと高校の先生向けのページを分ける

保護者向けのページには、学費と支援制度、卒業後の就職の状況、学校生活の安全や一人暮らしの支援など、家族が気にすることをまとめます。

高校の先生向けのページには、入試の方法と日程、出願に必要な書類、学校の資料の請求方法など、進路指導で使う情報を載せます。

読み手ごとにページを分けておくと、検索でもそれぞれの言葉に合ったページが見つかりやすくなります。

保護者と先生には、それぞれの立場で知りたいことをまとめたページを用意しましょう。

施策⑤|オープンキャンパスのページは、日程ごとの中身と持ち物まで書く

オープンキャンパスのページの見本(表示例)|予約のページは、日程ごとに何を体験できるかと保護者の参加、持ち物まで書き、終わった日程は片づける。表示例では、終わった日程は「この日程は終了しました」と表示して次回の日程へ案内し、〇月〇日の〇〇の実習の体験(高校1〜3年生・社会人、保護者の同伴可)、〇月〇日の保護者向けの学費と支援制度の説明(本人の体験授業と同じ時間に別室で)に予約ボタンを付ける。持ち物は筆記用具・上履き、服装は自由(実習は汚れてもよい服)と書き、日程が合わない方には平日の個別相談・オンライン説明会を案内する。1.日程ごとの中身(体験する授業と対象の学年)。2.保護者の参加(同伴の可否と保護者向けの説明)。3.持ち物と服装(当日までの不安を消す)。4.終わった日程(「終了」にして次の日程へ)。5.来られない人へ(個別相談・オンライン説明会)

オープンキャンパスのページは、日付と時間だけでなく、その日に体験できる授業、対象の学年、保護者が参加できるかどうかを日程ごとに書きます。

持ち物や服装、当日の流れを書いておくと、初めて学校に行く高校生の不安が小さくなります。

日程が合わない人のために、個別相談やオンライン説明会の案内も同じページに置いておきます。

予約のページの作り方は、ランディングページはSEOも考慮しようでも解説しています。

オープンキャンパスのページは、当日の様子が思い浮かぶところまで書きましょう。

施策⑥|社会人の学び直しには、夜間の通い方と給付金の条件をまとめる

働きながら資格を取りたい社会人は、夜間や土日のクラス、学費の支払い方、仕事との両立のしかたを調べています。

社会人が使える国の制度には、厚生労働大臣が指定する講座を修了したときに受けられる教育訓練給付金があります。

教育訓練給付金とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部が支給されるものです。

引用元:厚生労働省「教育訓練給付金」

自校の学科が指定を受けているかどうかと対象の学科名を社会人向けのページに書き、手続きの詳しい条件は厚生労働省やハローワークの案内へつなぎます。

社会人向けのページは、通い方と給付金の対象かどうかを1か所にまとめましょう。

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専門学校が情報を載せる前に確かめたい制度と表示のルール

学校案内のパンフレットと就職の資料を見比べながら、サイトに載せる数字を確かめている広報担当者のイラスト

この章でわかること

  • ルール①|修学支援新制度は、対象校の確認を受けているかを正しく書く
  • ルール②|就職率・合格率は、分母と年度を数字のそばに書く
  • ルール③|職業実践専門課程や専門士は、認定・付与の事実どおりに書く
  • ルール④|学生の写真やSNSの投稿は、本人と保護者の同意を取る
就職率は分母とセットで書く|同じ就職率でも、何で割ったかで数字は大きく変わるので、分母・年度・分野に合った就職の割合を数字のそばに書く。就職率は、就職した人(〇〇人)÷就職を希望した人(〇〇人)=〇〇%のように示す。あわせて、卒業した人の数、就職を希望しなかった人(進学など)の数、学んだ分野に関連した仕事に就いた人の割合、何年度の卒業生かを書く

専門学校のサイトは、学校の案内であると同時に、入学を考える人に向けた広告でもあります。

支援制度の対象かどうかや、就職率・合格率などの数字は進学を決める大事な材料なので、制度や法令に合った書き方かを確かめてから載せます。

ルール①|修学支援新制度は、対象校の確認を受けているかを正しく書く

高等教育の修学支援新制度で支援を受けられるのは、国が確認した大学や専門学校などに通う学生です。

文部科学省のページでは、確認を受けた学校の一覧(対象機関リスト)が公開され、更新されています。

学費のページで制度を案内するときは、自校が一覧に載っているかを確かめたうえで対象校であることを書き、制度の詳しい条件は文部科学省や日本学生支援機構の案内へつなぎます。

支援制度の案内は、自校が対象かどうかを確かめてから書きましょう。

ルール②|就職率・合格率は、分母と年度を数字のそばに書く

「就職率〇%」「国家試験合格率〇%」のような数字は、学校を比べる人の目を引きますが、数え方によって大きく変わります。

景品表示法は、サービスの内容を実際より著しく良く見せる優良誤認表示を禁じています。

具体的には、商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。

引用元:消費者庁「優良誤認とは」

就職率なら、卒業生全体で割ったのか就職を希望した人で割ったのか、何年度の卒業生か、学んだ分野に関連した仕事に就いた人はどれだけかを、数字のすぐそばに書きます。

国家試験の合格率も、受験した人の数と合格した人の数、何年度の試験かをそろえて示すと、誤解を招きにくくなります。

数字は、分母と年度を説明できるものだけを載せましょう。

ルール③|職業実践専門課程や専門士は、認定・付与の事実どおりに書く

職業実践専門課程は、職業に必要な実践的で専門的な力を育てる専修学校の専門課程を、文部科学大臣が認定する制度です。

専修学校の専門課程であって、職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成することを目的として専攻分野における実務に関する知識、技術及び技能について組織的な教育を行うものを、「職業実践専門課程」として文部科学大臣が認定して奨励することにより、専修学校の専門課程における職業教育の水準の維持向上を図ることを目的とするものです。

引用元:文部科学省「「職業実践専門課程」について」

認定は課程ごとに行われ、文部科学省のページでは認定課程の一覧も公開されているため、認定を受けていない学科まで「職業実践専門課程」と書かないよう、学科ページごとに確かめます。

卒業すると得られる「専門士」などの称号も、その学科が要件を満たしている場合に限って書きます。

認定や称号は、学科ごとに事実を確かめ、正式な名前で載せましょう。

ルール④|学生の写真やSNSの投稿は、本人と保護者の同意を取る

学科ページや在校生の声に載せる学生の多くは、10代の若い人たちです。

顔が分かる写真や名前、出身高校を載せるときは、本人の同意に加え、未成年の場合は保護者の同意も書面で取っておきます。

卒業したあとに掲載をやめてほしいという申し出があったときの対応も、あらかじめ決めておくと安心です。

学生の写真や声は、同意の取り方と取り下げの決まりまで決めてから載せましょう。

専門学校のサイトで避けたい5つのやり方

見栄えのよい数字が書かれたポスターに付箋を貼り、数え方を書き足している広報担当者のイラスト

この章でわかること

  • NG①|条件を書かずに「就職率100%」を大きく載せる
  • NG②|仕事の説明を、公的な資料で確かめずに書き写す
  • NG③|在校生になりすました口コミや、作った体験談を載せる
  • NG④|終わったオープンキャンパスの日程を残したままにする
  • NG⑤|学科名だけを入れ替えた同じ文章のページを並べる
専門学校のサイトで避けたいやり方と言い換え例|見栄えのよい数字や作った声は保護者と先生に見抜かれるので、数え方と本人の声で書き直す。就職率:NG「数え方を書かずに「就職率100%」を大きく載せる」→言い換え例「分母・年度・分野に関連した就職の割合を、数字のそばに書く」。仕事の説明:NG「資格や仕事の説明を、公的な資料で確かめずに書き写す」→言い換え例「国の資料や試験の実施団体の原文で確かめ、確かめた日を書く」。口コミ:NG「在校生になりすました口コミや、作った体験談を載せる」→言い換え例「本人と保護者の同意を得た声を、学年と学科を添えて載せる」。日程:NG「終わったオープンキャンパスの日程を、そのまま残す」→言い換え例「「終了」と表示し、次の日程と個別相談に案内する」。学科ページ:NG「学科名だけを入れ替えた同じ文章のページを並べる」→言い換え例「学科ごとに実習・資格・卒業生の仕事を、その学科の言葉で書く」。

募集の数字を伸ばしたい気持ちが強いほど、見栄えのよい数字や、手軽に作れるページに頼りたくなります。

ここでは、検索の評価だけでなく、保護者や高校の先生からの信頼も落としかねないやり方を5つ挙げます。

NG①|条件を書かずに「就職率100%」を大きく載せる

トップページに「就職率100%」とだけ大きく載せ、数え方をどこにも書いていないサイトがあります。

就職を希望しなかった人を除いた数字なのか、学んだ分野と関係のない仕事も含めた数字なのかが分からないと、保護者や先生はかえって疑問を持ちます。

数字を載せるなら、その近くに分母と年度、分野に関連した就職の割合を書いておきます。

目立つ数字ほど、数え方をすぐ隣に書きましょう。

NG②|仕事の説明を、公的な資料で確かめずに書き写す

「〇〇になるには」のような仕事の説明は高校生がよく検索するテーマですが、ほかのサイトの説明を書き写すと、古い情報や間違いをそのまま広げてしまいます。

資格の取り方や試験の内容は、国の資料や試験を行う団体の原文で確かめ、確かめた日を書いておきます。

そのうえで、自校の卒業生がその仕事でどんな一日を過ごしているかを足すと、ほかのサイトにはない記事になります。

仕事の説明は、公的な資料で確かめたうえで、卒業生の実際を足して書きましょう。

NG③|在校生になりすました口コミや、作った体験談を載せる

在校生や卒業生のふりをした口コミを学校が自分で書き、口コミサイトやSNSに載せるやり方は避けます。

広告であることを隠して第三者の声のように見せるステルスマーケティングは、景品表示法で規制されています。

広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことがいわゆる「ステルスマーケティング」です。

引用元:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」

サイトに載せる声は本人と保護者の同意を得たものだけにし、学校が依頼して書いてもらった投稿には、そのことが分かる表示を付けます。

学生の声は、本物の声を、学校が載せていると分かる形で使いましょう。

NG④|終わったオープンキャンパスの日程を残したままにする

終わったオープンキャンパスの日程や、去年の入試の要項がそのまま残っているサイトは少なくありません。

検索で古いページにたどり着いた人は、今年の日程が分からず、予約をあきらめてしまうことがあります。

終わった日程は「終了」と表示して次の日程へ案内し、去年の要項は今年のものに差し替えるか、過去の情報だと分かる形にします。

古いページの扱い方は、古くなった記事、削除する?残す?で解説しています。

日程や要項のページは、募集の時期ごとに見直す担当と日を決めておきましょう。

NG⑤|学科名だけを入れ替えた同じ文章のページを並べる

学科やコースが多い学校では、学科名だけを入れ替えた同じ文章のページを並べてしまうことがあります。

Googleのスパムに関するポリシーでは、似た検索語句で上位に出ることを目的にしたページを、誘導ページの不正使用として取り上げています。

誘導ページの不正使用とは、特定の類似した検索語句で検索結果の上位に表示されることを目的にサイトまたはページを作成することです。

引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

学科ページには、その学科ならではの実習、資格、卒業生の仕事を、その学科の先生や学生の言葉で書きます。

学科ページは、その学科にしかない中身で書き分けましょう。

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検索広告とSEOは「募集の時期」で役割を分ける

募集のカレンダーを前に、オープンキャンパスの広告と記事の準備を書き分けている担当者のイラスト

この章でわかること

  • 使い分け①|OCの前と出願の時期は、学校名と学科名の広告で受ける
  • 使い分け②|「なりたい仕事」の検索は、記事で早めに受け止める
  • 使い分け③|広告の検索語句から、高校生と保護者の言葉を分けて拾う
  • 使い分け④|SNSと検索は、役割を分けてつなぐ
専門学校の募集の1年と、SEO・検索広告・SNSの使い分け(時期は一般的な例で、学校の入試日程に合わせて読み替える)|記事は読まれるまで時間がかかるのでオープンキャンパスの前に育てておき、広告は予約と出願の時期に、SNSは1年を通して雰囲気を伝える。春は学科・オープンキャンパスの準備、夏はオープンキャンパスが多い時期、秋は出願の時期、冬は入学前の案内。SEOは春から夏の前に学科・仕事・学費のページを整え、夏以降はオープンキャンパスで聞かれた質問から記事を足す。検索広告は夏に学校名・オープンキャンパスの広告を強め、秋に出願の広告を出す。SNSは1年を通して学校の雰囲気・行事・在校生の様子を伝え、詳しくはサイトへ案内する

弊社カルテットは、リスティング広告などの運用型広告の運用代行を本業としながら、SEOのご支援もしています。

専門学校の募集にはオープンキャンパスや出願の時期という波があるため、広告とSEOとSNSの役割を時期に合わせて分けると、限られた広報の予算を生かしやすくなります。

使い分け①|OCの前と出願の時期は、学校名と学科名の広告で受ける

オープンキャンパスの直前や出願の時期には、学校名や「地名 〇〇 専門学校」のような言葉で検索する人が増えやすくなります。

こうした予約や出願に近い検索には、検索広告で学校名・学科名・オープンキャンパスの言葉に広告を出し、予約のページに直接案内します。

学校名の検索では、進学情報サイトや他校の広告と並ぶこともあるため、自校の公式サイトがすぐ分かるようにしておくことも大切です。

予約と出願の時期は、学校名と学科名の広告で、公式の予約ページに案内しましょう。

使い分け②|「なりたい仕事」の検索は、記事で早めに受け止める

「〇〇 なるには」「〇〇 資格 大学 専門学校 違い」のような検索をする高校生は、まだ学校を決めていません。

こうした言葉に広告を出し続けるより、仕事に就くまでの道のりを説明する記事で受け止め、学科ページやオープンキャンパスへ案内するほうが、長く読まれる入口になります。

記事は読まれるようになるまで時間がかかるので、オープンキャンパスが多い時期より前に公開しておきます。

仕事を調べる高校生には、記事を早めに用意して、学科ページにつなぎましょう。

使い分け③|広告の検索語句から、高校生と保護者の言葉を分けて拾う

検索広告を出していると、管理画面の検索語句のレポートで、実際にどんな言葉で検索した人が広告をクリックしたかが分かります。

「〇〇 専門学校 楽しい」のような高校生らしい言葉と、「〇〇 専門学校 学費 総額」のような保護者らしい言葉を分けて見ると、どちらに向けたページを厚くすべきかが見えてきます。

広告とSEOを組み合わせる考え方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。

広告の検索語句は、読み手ごとに分けて、ページを直す材料にしましょう。

使い分け④|SNSと検索は、役割を分けてつなぐ

学校の雰囲気や行事、在校生の様子は、写真や動画を使えるSNSのほうが伝えやすい場面があります。

一方で、学費や入試の方法、資格の取り方のように、あとから確かめたい情報は、検索で見つかる学校のサイトにまとめておくほうが役に立ちます。

SNSの投稿からは学科ページやオープンキャンパスのページへ、サイトからは公式のSNSへ、互いに行き来できるようにしておきます。

広告やSNSとあわせた集客の進め方に迷ったら、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングで、検索広告のデータを使ったページ選びからご相談いただけます。

雰囲気はSNSで、確かめたい情報はサイトで伝え、互いにつなぎましょう。

広報・入試担当者が進める最初の90日

広報室の机で、学科の先生と一緒にカレンダーへページの更新予定を書き込んでいる担当者のイラスト

この章でわかること

  • ステップ①|1か月目は、学科とオープンキャンパスのページを最新にする
  • ステップ②|2か月目は、学費・支援制度と保護者向けのページをそろえる
  • ステップ③|3か月目は、オープンキャンパスで聞かれた質問から記事を書く
専門学校の広報・入試担当者の最初の90日|新しい記事より先に、学科・学費・オープンキャンパスのページを最新にしてから、質問に答える記事を足す。1か月目:学科とOCを最新に(学科ページの授業・資格・就職の情報と、オープンキャンパスの日程を最新にする。終わった日程を片づける)。2か月目:学費と保護者向け(初年度と総額の学費、支援制度の対象かどうか、保護者向け・高校の先生向けのページをそろえる)。3か月目:質問から記事作り(オープンキャンパスや個別相談で聞かれた質問を書き出して記事にする。予約の数を学科ごとに見る)。4か月目〜:出願前に見直す(出願の前に入試の案内を見直し、広告の検索語句で高校生と保護者の言葉を拾う)。

専門学校の広報・入試の担当者は、オープンキャンパスの運営や高校訪問、パンフレットの制作と兼ねていることが多く、サイトの更新だけに時間を使えないのが普通です。

最初の90日は、新しい記事を増やすより先に、学科・学費・オープンキャンパスのページを最新にし、そのうえで質問に答える記事を足していきます。

ステップ①|1か月目は、学科とオープンキャンパスのページを最新にする

まず、Search Consoleで、今どんな言葉でサイトが表示され、どのページが読まれているかを確かめます。

Search Consoleの使い方は、Google Search Consoleについてで解説しています。

次に、学科ページの授業・資格・就職の情報と、オープンキャンパスの日程を最新にし、終わった日程や去年の要項を片づけます。

1か月目は、新しいページを作る前に、今あるページの情報を最新にしましょう。

ステップ②|2か月目は、学費・支援制度と保護者向けのページをそろえる

初年度と卒業までの総額の学費、支援制度の対象かどうか、学校独自の奨学金を1つのページにまとめます。

あわせて、保護者向けと高校の先生向けのページを作り、学科ページやオープンキャンパスのページから行き来できるようにします。

就職率や合格率の数字も、この時期に分母と年度を確かめて書き直しておきます。

2か月目は、保護者と先生が確かめたい情報が1か所でそろう状態にしましょう。

ステップ③|3か月目は、オープンキャンパスで聞かれた質問から記事を書く

オープンキャンパスや個別相談で聞かれた質問を書き出し、何度も聞かれるものから順に記事にします。

検索広告を出しているなら、検索語句のレポートから予約につながった言葉も拾い、記事のテーマに加えます。

月末には、オープンキャンパスの予約がどのページから来たかを、学科ごとに確かめます。

3か月目に見直す数字

  • 学科ページと学費のページの表示回数とクリック数
  • 学科ページからオープンキャンパスの予約ページへ進んだ数
  • 学科ごとのオープンキャンパスの予約の件数
  • 広告の検索語句のうち、予約につながった言葉

3か月目からは、来場者の質問と予約の数をもとに、次に書くページを決めましょう。

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専門学校のSEOでよくある質問

広報担当者と学科の先生が、ホームページについての疑問を付箋に書き出して話し合っているイラスト

この章でわかること

  • 質問①|進学情報サイトに載っていれば、自校のサイトは手薄でもいい?
  • 質問②|SNSに力を入れていれば、SEOは要らない?
  • 質問③|小さな学校でも、大きな学校グループと並んで選ばれる?
  • 質問④|在校生にブログを書いてもらってもいい?
  • 質問⑤|大学のSEOと同じやり方でよい?

質問①|進学情報サイトに載っていれば、自校のサイトは手薄でもいい?

進学情報サイトは、まだ学校を決めていない高校生に学校を知ってもらうのに役立ちます。

ただ、そこで学校を知った高校生や保護者の多くは、次に学校名で検索し、公式サイトで学科の中身や学費、オープンキャンパスの日程を確かめます。

そのときに情報が古かったり、知りたいことが見つからなかったりすると、比べている別の学校のオープンキャンパスに申し込んでしまいます。

進学情報サイトに載っていても、最後に確かめられる公式サイトを整えましょう。

質問②|SNSに力を入れていれば、SEOは要らない?

SNSは学校の雰囲気を伝えるのに向いていますが、学費や入試の方法のように、あとから確かめたい情報を探すには不向きな面があります。

保護者や高校の先生は、検索で学校のサイトを見て情報を確かめることも多いため、SNSとサイトの両方を整えておくのが安心です。

SNSで興味を持った人がサイトで詳しく確かめ、オープンキャンパスに申し込む流れを作ると、両方の力を生かせます。

SNSとSEOはどちらかではなく、役割を分けて両方を育てましょう。

質問③|小さな学校でも、大きな学校グループと並んで選ばれる?

大きな学校グループと同じ大きな言葉で競うのは簡単ではありませんが、小さな学校には、先生と学生の距離が近いという伝えやすい強みがあります。

得意な分野や地域、少人数ならではの授業の様子を先生や学生の言葉で書いたページは、大きな学校のページとは違う言葉で見つけてもらえます。

学科の数が少ない分、1つの学科のページを厚くしやすいことも、小さな学校の強みです。

小さな学校は、得意な分野と少人数の良さを、具体的な言葉で伝えましょう。

質問④|在校生にブログを書いてもらってもいい?

在校生のブログは、学校生活の様子を高校生の目線で伝えられる、良い材料になります。

書いてもらうときは、本人と保護者の同意を取り、学校が依頼して書いてもらっていることが分かる形で載せます。

公開する前に担当者が読み、ほかの学生の写真や個人が分かる情報が入っていないかを確かめます。

在校生のブログは、同意と確認の手順を決めたうえで続けましょう。

質問⑤|大学のSEOと同じやり方でよい?

大学と専門学校は、どちらも高校生と保護者が読み手ですが、選ばれ方に違いがあります。

大学は学部や研究の分野で選ばれることが多いのに対し、専門学校は、なりたい仕事と、そこに就くまでの道のりで選ばれる面が強くなります。

そのため専門学校のサイトでは、仕事の説明、資格の取り方、実習と就職の流れを、大学のサイトよりも具体的に見せることが大切です。

専門学校のSEOは、仕事と資格から逆算して、学科のページを組み立てましょう。

まとめ|専門学校のSEOは、3人の読み手の疑問に答えた学校が選ばれる

オープンキャンパスの受付で、高校生と保護者を在校生と先生が笑顔で迎えているイラスト

この記事の要点

  • 高校生・保護者・高校の先生・社会人で、知りたいことと用意するページは違う
  • 学科ページは2年間の流れ、学費は初年度と総額、支援制度は対象かどうかまで書く
  • 就職率は分母と年度を添え、職業実践専門課程や専門士は事実どおりに書く
  • 作った声や終わった日程、学科名だけを変えたページは載せない
  • 記事はOCの前に育て、広告は予約と出願の時期、SNSは雰囲気を伝える役に

専門学校のSEOは、大きな言葉で上位を狙うことよりも、高校生・保護者・高校の先生の疑問に、学科・学費・オープンキャンパスのページで答えることで成果が積み上がります。

2年間の流れがわかる学科ページや学費の総額、在校生の声は、一度作れば募集の時期が来るたびに読まれる、学校の資産になります。

どのページから手をつけるか迷ったら、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談をご利用ください。

募集に力を入れたい学科と入試の時期、今の予約の状況を伺い、検索広告のデータも使いながら、最初の90日の進め方を一緒に考えます。

ノートパソコンを抱えてOKサインをする女性

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