Twitter広告は、いまや誰でも簡単に運用できる様になってきています。
出稿する方法もシンプルで、5つのステップで出稿することができます!
今回の記事を参考に、Twitter広告を運用してみましょう!
1.Twitter広告とは?
Twitterは全世界のユーザー数が3億人を超える、世界的に人気のSNSです。日本においても月間アクティブユーザー数は4,000万人を超え、幅広い世代に利用されています。
また、Twitterは二次拡散性があり、ユーザーへの拡散効果が高いため、ぜひ取り組みたいSNS広告の一つです。
そこで今回は、Twitter広告をこれから始める方向けにTwitter広告の出稿方法と出稿時に必要なもの、注意点を解説していきます。
Twitter広告は大きく5ステップで出稿できるので、初めて広告を運用する方にとって参考にしていただければと思います。
2.Twitter広告の出し方は5ステップでできる!
Twitter広告の出稿には、「シンプル」と「アドバンス」の2種類があります。
シンプルの場合は、広告キャンペーンを数分で作成することができます。はじめて広告配信する場合やすぐに広告配信を開始したい場合はおすすめです。
アドバンスの場合は、さまざまなオプションを使い細かく調整することで、高度な広告キャンペーンを作成することができます。こちらは広告運用に慣れている方におすすめな方法です。
今回は、「アドバンス」での広告出稿の方法を説明します。
Twitter広告アドバンスの出稿手順は、以下の5ステップです。
- 広告アカウントの設定
- 目的の選択
- 広告キャンペーンの設定
- 広告グループの設定
- 広告の設定
手順について、それぞれ詳しく解説します。
①Twitter広告アカウントの設定
Twitter広告を出稿するには、まず広告アカウントの設定を行いましょう。
次のリンクを開いて広告マネージャーにアクセスし、「はじめる」をクリックします。
任意のTwitterアカウントに紐付く情報でログインします。
②目的の選択
ログインすると、広告設定画面に遷移します。
まずは、以下の8つの中から広告配信の目的を選択しましょう。
- リーチ
- 動画の再生数
- プレロール再生数
- アプリのインストール数
- ウェブサイトの訪問者数
- アプリのエンゲージメント数
- コンバージョン
- キーワード(ベータ版)
今回はリーチを選択しています。
キャンペーンの目的の中で「キーワード」は現在、ベータ版で実装されています。
キーワードは、検索キーワードに対して広告を配信でき、対象とするキーワードで話題を検索しているユーザーに関連性の高いメッセージを届けたいときに選択します。
ツイッター上で話題になっている事象などを活用するのがベストな使い方なので、検索連動型広告と同じように考えないよう注意しましょう。
③キャンペーンの設定
次にキャンペーンの設定と予算設定をまず行います。
特に、広告キャンペーンの上限予算では、広告キャンペーンの利用予算の上限を設定できます。
④広告グループの設定
広告グループの設定では、主に以下の項目を設定します。
- 日別予算とスケジュールの設定
- 広告の配信設定
- プレースメント
- オーディエンスの特性
- 広告配信する端末の選択
- カスタムオーディエンス
- ターゲティング設定
- ターゲティング戦略
それぞれどのような設定を行うのか説明します。
4-1.日別予算とスケジュールの設定
広告グループの日別予算とスケジュールの設定について、赤枠で記した番号順に説明します。
①広告グループ名
任意の広告グループ名を入力します。
②日別予算の設定
広告グループの日別の予算を設定できます。
③広告のスケジュール
開始日時と終了日時が設定できます。
4-2.広告の配信設定
次に、広告の配信設定を行います。
赤枠で記した番号順に説明します。
①広告の目標
広告の目標は、「キャンペーンの目的」で設定した項目に合わせて、表示されます。
今回はキャンペーンの目的に「リーチ」を選択していますので、「最大リーチ」が推奨されています。
②入札戦略
入札戦略では、広告オークションへの入札方法を次の2つから選択できます。
- 自動入札: 予算内で最高の結果が得られるように入札が自動最適化される
- 目標コスト: ツイート1,000インプレッションごとに支払う入札額を指定できる
③フリークエンシー上限
フリークエンシー上限では、各ユーザーに広告を表示する回数の上限を次の2つから選択できます。
- 広告のフリークエンシーを自動的に最適化:Twitterが最適な表示回数を自動で最適化
- カスタム上限を設定:各ユーザーに広告を表示する回数の上限を設定
④ペーシング
日別予算の使い方を次の2つから選択できます。
- 標準配信:1日を通して均等に広告を表示し、予算を最大限効果的に使う
- 集中化配信:毎日可能な限り広告表示する (例:スポーツイベントなど)
4-3.プレースメント
プレースメントでは、Twitterアプリ上での広告の配信先を指定できます。配信先の選択肢は以下のとおりです。
- Twitterのホームタイムライン(デフォルト)
- アカウントのプロフィール欄
- 検索結果
- 返信(リプライ)欄
選択しているプレースメントが多いほど、リーチ拡大の可能性が高くなります。
4-4.オーディエンスの特性
次にオーディエンスの特性を設定します。
ここでは、配信先のユーザーの性別や年齢、配信する地域の設定が可能です。
4-5.広告配信する端末の選択
Twitter広告では、広告配信する端末をiOS、Androidだけでなく、ソフトのバージョンを指定でき、そのほか、端末モデル、携帯キャリアについても指定可能です。
4-6.カスタムオーディエンス
オーディエンス欄にある「カスタムオーディエンス」では、カスタムで追加するアカウントや除外するアカウントを指定できます。
これは、リスト、ウェブサイトアクティビティ、アプリアクティビティを組み合わせたオーディエンスなど、すでに作成しているカスタムオーディエンスのユーザーをターゲティングできる機能です。
カスタムオーディエンスの設定後に、下のボックスにチェックを入れると、指定したアカウントに似ているオーディエンスを含めて広告配信できます。
4-7.ターゲティングの設定
ターゲティング機能では、キーワードの選択やユーザーの興味関心、会話トピックなどを選択できます。
また、「追加オプション」では、広告配信するアカウントのフォロワーに対して広告表示したり、投稿を表示、いいね、リツイートをしたユーザーに対して広告表示したりすることができます。
4-8.ターゲティング戦略
ターゲティング戦略の「ターゲティングを最適化」をオンにすると、ターゲティング設定している以外のユーザーにリーチできるようになります。
⑤.広告の設定
ランディングページは、遷移先としてウェブサイトやアプリを選択できます。
次に単一のメディアを設定するか複数のメディアを設定するかを選択ししましょう。続いて広告の画像や動画を追加するために、赤枠の「メディアを追加」をクリックします。
「メディアを追加」をクリックすると次の画面に遷移します。
ここでは、既にTwitterアカウントで使用しているメディアを使用することもできたり、新しく広告に使用する画像や動画をアップロードしたりできます。
画像や動画を新しく追加したい場合は「端末を参照」をクリックします。
追加できる画像サイズ・ファイルタイプは、以下のとおりです。
- サイズ(縦横比1:1の場合):800×800px(最大3MB)
- ファイルタイプ:PNG、JPEG(推奨)
広告文とメディアを設定すると右側のプレビューに反映されます。
ここまで設定できたら「次へ」をクリックします。
最後に「広告キャンペーンを確認」画面で設定した内容を確認します。
最後に「キャンペーンを開始」をクリックしたら広告出稿作業は完了です。
3.Twitter広告を出稿する際に必要なもの
Twitter広告を出稿する際に必要なものは、以下の4つです。
- Twitterアカウント
- 支払い用のクレジットカード
- 広告用のツイート(オーガニックツイートで広告配信する場合)
- メディア
上記の①②は共通で必須のものになりますが、③④は広告配信をどのタイプで実施するかによって、用意する物が変わります。
③の広告用のツイートとは、通常のツイートを広告として配信する方法で用います。もし後々広告として配信するつもりがあれば、クリエイティブから作り込んだツイートを用意しておくようにしましょう。
また、④のメディアは、先ほどの出稿方法の「広告の作成」で追加する画像や動画のことです。
広告クリエイティブの仕様については、こちらをご参照ください。
参照:Twitter広告|クリエイティブの仕様
4.Twitter広告を運用する際の注意点3つ
Twitter広告を運用する際に押えておくべき注意点は、以下の3つです。
- Twitterアカウントがアクティブかどうか確認する
- 入稿作業は下書き状態にする
- キャンペーン設定は目的とズレないようにする
それぞれ説明します。
Twitterアカウントがアクティブかどうか確認する
Twitter広告では、前提として「広告利用するTwitterアカウントがアクティブかどうか」が重視されます。
アカウント作成直後やプロフィール画像の設定やツイートした履歴がないアカウントの場合は、基本的に広告配信することができません。
入稿作業は下書き状態にする
Twitter広告の仕様上、広告設定が完全でない状態でも配信されてしまう場合があります。
「配信するつもりがなかったのに配信されてしまった」というミスを避けるためにも、入稿作業中は、必ず下書き状態にしておきましょう。
キャンペーン設定は目的とズレないようにする
Twitter広告では、広告の配信目的とキャンペーン設定が一致していないとシステムの最適化がうまく働かない仕様になっています。
広告に求める成果とズレた配信になってしまう可能性がありますので、広告の配信目的から逆算したキャンペーン設定をしていくようにしましょう。
5.まとめ
今回は、はじめての方向けにTwitter広告の出稿方法や出稿に必要なもの、注意点について詳しくご紹介しました。
Twitter広告を活用し自社の認知拡大や、コンバージョンの獲得にぜひお役立てください。