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Pinterest広告(ピンタレスト広告)とは?特徴や費用、配信のポイントなどを解説!

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Pinterest広告とは

「Pinterest(ピンタレスト)」は、世界中で多くのユーザーが利用しているソーシャルメディアの一つです。

Pinterest上で広告を配信できる「Pinterest広告(Pinterest Ads)」は、2022年6月より日本でも配信がスタートしています

画像や動画を共有することでさまざまなターゲット層にアプローチできる広告手法として注目されていますが、どのようなものなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Pinterest広告の基本的な知識から実際の運用方法、運用のポイントや注意点まで幅広く解説していきます。

Pinterest広告の運用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.Pinterest広告とは?

Pinterest広告

「Pinterest(ピンタレスト)」は、「お気に入り」としてファッションやインテリア、料理などの写真をまとめて保存できるメディアです。

月間アクティブユーザー数は世界で4億人以上、日本でも月間870万ユーザーが利用しており、アンケートによると「日本国内で購入に向けたリサーチに活用する割合」は42%、「ポジティブな気分になると答えたユーザーの割合」は40%に上ります。

「Instagram(インスタグラム)」と比較される場合も多いですが、Pinterestは「保存・収集」、つまり「ピンする」ことがメインとなっています。

Pinterestでは、アイディアを保存するブックマーク機能を「ピン」と呼んでおり、自分で作成した「ボード」に集めて、情報整理できる点が特徴です。

Pinterestの広告は、ホームフィードや検索結果画面などに通常のピンとなじむように表示されるため、広告っぽさが感じられないといったメリットがあります。

また、画像や動画広告だけでなく、カルーセルやワイド動画などさまざまなフォーマットで視覚的にアピールでき、外部URLを設定することでWebサイトへの流入も見込めます。

2.Pinterest広告の配信メニューは?

Pinterest広告

それでは、Pinterest広告の配信メニューにはどのようなものがあるのでしょうか。

キャンペーンの目的と広告の種類について解説します。

キャンペーンの目的

キャンペーンの目的として挙げられるのは、下記の5つです。

  • ブランド認知度
  • 動画視聴回数
  • 比較検討(以前の名称は「トラフィック」)
  • コンバージョン数
  • カタログ販売

キャンペーンによって課金形式や使用可能なフォーマットなどが異なるため、目標に合わせて適切に設定することが重要です

「コンバージョン数」を選ぶ際は「コンバージョンタグ」が、また「カタログ販売」を選ぶには商品情報のアップロードが必要な点に注意しましょう。

広告の種類

Pinterest広告の配信方法は、次の7種類です。

  • 画像ピンと広告
  • スタンダード動画ピンとスタンダード動画アド
  • ワイド動画アド
  • カルーセルピンとカルーセルアド
  • ショッピングアド
  • コレクションピンとコレクションアド
  • アイデアピンとアイデアアド

「画像ピンと広告」、「スタンダード動画ピンとスタンダード動画アド」における画像ピン・動画ピンについて詳しく解説します。

画像ピン

画像ピンは、Pinterestのフィードに溶け込むようなクリエイティブが最適です。

このようなクリエイティブを作成するには、下記のポイントを押さえると良いでしょう。

  • 画質が良く、縦長(1,0000px×1,500px)の画像
  • 商品やサービスの内容を伝わりやすくする
  • 右下を避けて、さり気なくロゴを掲載する
  • スマートフォンで読みやすいように簡潔なテキストを追加する
  • ピンを検索されやすいよう、タイトルと説明文を加える
    (タイトルは100文字以内、説明文は500文字以内)
  • リンク先を設定する

動画ピン

動画ピンは、なるべくコンパクトなものにすることをおすすめします。

次のポイントを押さえて作成しましょう。

  • 冒頭の数秒で目を引きつける
  • 6~15秒程度の長さにする
  • 音声がオフでもわかるよう字幕を活用する
  • 検索性を高めるため、わかりやすいタイトルと説明にする
    (タイトルは100文字以内、説明文は500文字以内)

3.Pinterest広告の課金形式は?

Pinterest広告

Pinterest広告の課金形式はキャンペーンの目的ごとに異なりますが、下記の4種類が主な形式です。

  • CPM課金
  • CPV課金
  • CPC課金
  • CPA課金

それぞれ解説します。

合わせて読みたい知っ得記事!
Pinterest広告の料金仕様を徹底解説!最低出稿金額や課金形態を紹介

CPM課金

「CPM課金」は、広告が表示される回数に応じて料金が発生するシステムで、インプレッション課金とも呼ばれます。

Pinterest広告では、ブランドの認知度を上げる目的で使用されることが一般的です。

クリックの有無に関係なく料金が発生しますが、1回あたりの単価が低いため、コンバージョンが得られると効果的な広告手法となります。

CPV課金

「CPV課金」は、Pinterest広告で配信される動画がユーザーによって有効に視聴された際に料金が発生する課金方式です。

有効な視聴とは、ユーザーが動画を2秒以上再生した場合を指し、料金は視聴1回ごとの単価で入札が行われます。

動画視聴キャンペーンを作成する際に適用され、動画を通じて認知度を上げたり、商品やサービスの購入を促したりすることができます。

CPC課金

「CPC課金」は、ユーザーが広告ピンをクリックやタップした際に料金が発生するシステムで、Pinterest広告では比較検討の広告目的を選択した場合に適用されます。

1回の広告ピンクリックごとに単価で入札が行われ、クリックはユーザーのアクションにつながることから、コンバージョンが起こりやすいという特徴があります。

また、広告の表示だけでは料金が発生しないため、認知度向上にも効果的です。

CPA課金

「CPA課金」は、「Pinterestタグ」を利用してコンバージョンが確認できた場合に料金が発生するシステムで、コンバージョンキャンペーンやカタログ販売キャンペーンを選択した際に適用されます。

Pinterestタグを設置してコンバージョン数を測定し、1コンバージョンごとの単価を決めて支払う仕組みで、商品購入や問い合わせ、カート追加、会員登録などの具体的なアクションの設定が可能です。

4.Pinterest広告に向いている商材は?

Pinterest広告

Pinterestのユーザーは、アイディアのインスピレーションやハンドメイドアイテムの発見、または同じ趣向を持つユーザーが集まるコミュニティに参加するためなどにPinterestを活用しています。

そのため、楽しくおしゃれなアイディアや商品を紹介するのに適しており、広告にはビジュアルが購買に影響する次のような商材が向いています

  • ファッション・コスメ
  • インテリア・住宅
  • 日用品
  • 旅行
  • 料理

さらに、情報収集と親和性が高い「スキル学習」も商材に適していますが、Pinterestには幅広いユーザーが集まることから他の商材でも十分活用可能です。

5.Pinterest広告の運用のポイント

Pinterest広告

Pinterest広告では、認知獲得を狙った配信はもちろん、購入やお問い合わせへの獲得を目的とする配信にも活用できます。

男性ユーザーも43%と約半数が利用しており、さまざまな商材への活用が可能です。

Pinterestで広告を運用する場合、次のポイントを押さえておくことをおすすめします。

  • データアナリティクスで数値を把握する
  • 各種ターゲティングで効果的な配信を行う

それぞれについて解説します。

データアナリティクスで数値を把握する

Pinterest広告での配信結果はデータアナリティクスで確認できます

次のような情報が数値化されるため、運用の改善に役立てていきましょう。

  • インプレッション数(表示回数)
  • ピンの保存数
  • クリック数
  • コンバージョン数

各種ターゲティングで効果的な配信を行う

Pinterest広告ではさまざまなターゲティングが用意されており、目的や商品・サービスに適した配信が可能です。

  • 自動ターゲティング
  • 属性(年齢・性別・地域など)
  • 興味関心
  • 検索キーワード
  • 顧客リスト
  • アクトアライクオーディエンス

これらを活用することが効果的な運用のポイントになります。

6.Pinterest広告の注意点とは?

Pinterest広告

最後に、Pinterest広告を運用する上で注意すべきことを解説します。

センシティブなカテゴリでの配信は不可

Pinterest広告ではセンシティブなカテゴリでの広告など配信できないものがあるため、確認しておく必要があります。

センシティブな健康や病気に関する情報や人種、肌の色、民族に関する広告、アダルトコンテンツや薬物、タバコ、アルコールなどは配信できません。

また、18歳未満のユーザーを広告でターゲットにすることもできないので注意しましょう。

保護対象によってターゲティングの制限がかかる

Pinterest広告では保護対象となるカテゴリが存在し、クレジットや人材募集、不動産物件に関するプロモートにはターゲティングの制限がかかります。

行動の類似性や、年齢層・性別・郵便番号をターゲティングに利用することはできません。

クリエイティブにルールがある

クリエイティブに重点を置くPinterestならではのルールもあります。

Pinterest広告では、Pinterestのフィードにふさわしい広告を設定しなくてはいけません。

例えば、ピンぼけ画像や解像度が低い画像、小さすぎたり向きが正しくなかったりする画像などは使用が許可されていないため、あらかじめしっかり確認しておくことが重要です。

7.まとめ

Pinterest広告

Pinterest広告は、今後の広まりが期待できる新しい広告媒体の一つです。

「お気に入り」の画像や動画を「ピン」としてまとめておけるのが特徴で、フィードの中にクリエイティブがなじみやすい点が広告のメリットと言えます。

今回紹介した概要やポイントを把握しておくことで、効果的な運用が可能です。

ぜひ今後の広告運用にお役立てください。

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