いい人材を確保するのはいつの時代も大変なもの。
とくに人材業界での広報担当の方は、広告運用に苦労されている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、TikTokのショート動画広告を活用するメリットを紹介します。
効果的な活用例や成果を得るためのポイントも説明しておりますので、ぜひご覧ください。
TikTokのショート動画とは?
まずはTikTokのショート動画機能についてのおさらいから。
ショート動画とは、
- 15~60秒程度の短さで再生できる
- スマートフォンで全画面表示するため縦長の画角
という特徴を持つ動画のことです。
最近では「YouTubeショート」「Instagramリール」など、他のSNSでも同じような機能を持つものが登場しています。
忙しい現代人が、通勤や通学の合間にパッと視聴できる手軽さや、指でスワイプするだけで次の動画へ進むことができて退屈しない点などが人気の秘訣となっています。
なぜ人材関連の業界でTikTokがマッチするのか?
TikTokは「Z世代」の若い人のものというイメージがあるため、人材関連のサービスにはマッチしないのではないかと心配される方もいるかもしれませんね。
確かにかつてはTikTokのメインユーザーは10~20代の若年層でしたが、近年では30~40代のユーザーも増えてきています。
また、TikTok内で人気のタグの中には
- 無料転職サポートサービス
- 転職サポート
といった求人・人材関連の動画も多く、ニーズは十分にあると言えます。
TikTokショート動画で広告を出すメリット
TikTokでのショート動画広告は、ネット検索の広告媒体であるリスティング広告やディスプレイ広告にはないさまざまなメリットがあります。
主に
- まだ競合が少ないためクリック単価が安く、高い費用対効果が見込める
- SNSでリアルタイムな情報収集を行うユーザーの目に留まりやすい
- 「年収」や「労働条件」以外のメリットを打ち出しやすい
といったものが挙げられ、うまく活用すれば良い人材が集まるはずです。
TikTokショート動画の効果的な例
ただ会社紹介の動画を流すだけでは効果は見込めません。
人材業界での広告で大きな反響を得るには、いかにクリエイティブで差をつけるかがとても重要です。
ここからは、過去に効果の高かったクリエイティブの一例を紹介します。
人物が登場する動画
社内の雰囲気やイメージが伝わりやすいため、人物が登場する動画はとても目を引きます。
人物が出てくる動画は、文章や社屋の写真などだけで淡々と流れる動画よりもクリック率が高いという結果も出ています。
冒頭にインパクトをもたせる
ショート動画の大きな弱点は、冒頭の1~2秒でユーザーが興味を持たなければすぐにスキップされてしまう点と言えるでしょう。
最後まで動画を再生してもらうためには、ショート動画の最初にインパクトのある”つかみ”を持ってくることが重要です。
初めに「〇〇の方、必見!」「〇〇市にお住いの方」など、ターゲットを特定し「自分ごと」として捉えてもらう方法も、とても有効な手法と言えます。
簡単さを訴求する動画
ユーザーの心理的な負担を下げるのも、クリック率の上昇に一役買ってくれるでしょう。
電話でやり取りしなくてはいけない、または専用のメールアドレスを取得する必要がある、と言われるとどんなに便利なサービスでも登録を躊躇してしまいますよね。
「たったの◯分で完了」や「この動画にコメントするだけ」など、とにかく簡単なステップで済むという点を打ち出せば、興味を持つユーザーも増えることが予想されます。
ショート動画でさらに効果を高めるには
TikTokのショート動画広告でさらに高い成果を得るには、
- ユーザーに飽きられないよう、クリエイティブのバリエーションを増やす
- 成果が出たCTRやCVRなどの数値を検証し、常にブラッシュアップを行う
- 内製するか外注するか、自社のリソースに合った制作体制を整える
といった対策も大切です。
まとめ
リスティング広告やディスプレイ広告の予算や、効果も頭打ちだとお悩みの企業様は、TikTokのショート動画広告が転機となるかもしれません。
今回紹介したポイントを押さえ、ショート動画での広告運用に活用していただけたら幸いです。