日本で人気の高いSNSのひとつであるInstagram。
毎日世界中の一般ユーザーや企業アカウントから投稿されますが、その中で紹介されていた商品に興味を持ち、リンクから購入した、またはその商品のことを詳しく調べた、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SNSマーケティングの支援を行っている株式会社ホットリンクから、ユーザーのInstagramの利用動向に関する興味深い調査結果が発表されましたのでご紹介します。
ユーザーがInstagramを利用する頻度や、投稿をシェアする心理、購入に至る理由がわかれば、きっとInstagram広告を出すうえで有利な情報になるでしょう。
「毎日」Instagramを利用するユーザーは全体の約51%
ホットリンクによると、Instagramを「毎日」利用するというユーザーは全体の50.6%にも及び、全体のトップという結果となりました。
次いで
- 週に2~3回(14%)
- 週に1回(13%)
- 週に4~6回(12%)
- 月に2~3回(4.9%)
という順に続き、Instagramのシェア率の高さが伺えます。
Instagramの動画タブである「リール」も、毎日閲覧するというユーザーが最も多く、14.5%という結果になりました。
Instagramの利用目的は?
多くのユーザーは、Instagramの利用目的は「芸能人や人気インフルエンサーなど、自分の知人ではないアカウントの投稿を見るため」と回答し、実に64.8%もの割合を占めています。
さらに、
- 家族や友人・同僚など知り合いの投稿を見ると答えた人が57.7%
- 自分の趣味や興味のある分野の事柄についての投稿を見るという回答が50.5%
となりました。
よく見られている場所は、
- フィード(タイムライン)…75.3%
- ストーリーズ…55.2%
という結果で、見たい内容を絞れる検索機能も4割近くの人が多く使っているようです。
シェア・いいねされているのは?
Instagram内でよくいいねされているコンテンツについての調査結果は、
- 人物や風景、ものなど”キレイ”だと思った投稿…64.0%
- ネットミームやネタ動画など、”おもしろい”と思った投稿…54.4%
で、最も保存されているのは料理のレシピやDIY、メイクアップなどの”How to”投稿で、22.7%となっています。
また、最もシェアされているのはネットミームやネタ動画などの”おもしろい”投稿で、27.1%となりました。
ユーザーの8割が気になった商品の情報を検索している
Instagramの企業アカウントをフォローしているかという質問に対しては、「YES(フォローしている)」という回答が約61.1%と半数以上にもなりました。
次に、他人の投稿で紹介されていて興味を持った商品やサービスのことを詳しく調べたことがあるかを尋ねると、なんと約80%ものユーザーがInstagram内や外部検索で、詳細情報を得ようと行動していたことがわかったのです。
さらに、Instagramがきっかけで商品の購入、またはサービスを利用したことがある、と答えたユーザーは半数以上の55.2%という結果に!
後日外部のECサイトで購入したという経路が最も多かったですが、その後店頭に実物を見に行ったと答えた方や、Instagram広告内のリンクから購入したと回答した方も少なくありません。
Instagramの投稿から実際に購入・利用されているものの内訳としては、
- 食品・飲料品
- 化粧品
- ファッション用品
の3つが上位を占めています。
まとめ
Instagramから火が付いて大ヒット商品に、という現象も、今や珍しいものではなくなってきました。
広告を出すタイミングやインフルエンサーの起用など、分析・検討しなくてはいけないところはまだまだありますが、Instagramは投稿を誰かが「シェア」してくれさえすれば、あとは自動的にバズっていくので比較的費用をかけずに宣伝ができる媒体とも言えます。
思わぬ投稿が意外な「いいね!」を生む可能性もありますので、まずはユーザーの目を引く投稿を一つ、作ってみてはいかがでしょうか。