2024年6月、Instagramを運営するMeta社が、新たに「Ad Break」と呼ばれる広告形式のスタートに向けてテストを行っていることが分かりました。
Ad Breakは「ユーザーにとっては不便な広告サービスなのではないか」という前評判ですが、実際はどのようなものなのでしょうか。
今回はInstagramでテスト中の広告サービス、Ad Breakについてご紹介いたします。
Ad Breakとは
Ad breakは、ユーザーがInstagram内のフィードをスクロールしている間に表示される広告で、一定時間の視聴が終わるまで次の投稿を見られないというのが最大の特徴です。
どんな人にAd Breakは表示される?
Ad Breakの広告が表示されたユーザーによると、
- 突然、スキップできない動画広告が表示される
- 動画にはタイマーが付いていて、一定時間が経過するまでは他のコンテンツを開けない
とのことで、テスト中の段階であることから、発生の条件は完全にランダムのようです。
こちらは実際にAd Breakが表示されたというユーザーが、SNSに投稿したフィードのスクリーンショットです。
横の情報アイコンをクリックしてみると「現在Ad breakを表示中です。Ad breakはInstagramの新しい広告です。閲覧を続ける前に広告を見る必要がある場合があります」という説明が表示され、やはりスキップはできないことが明示されています。
Ad Breakはいつ実装される?
Meta社の広報担当者によると、Ad Breakはまだテスト段階であり、正式な実装が決まればまた発表を行うとのことなので、まだ正式にこの広告形式が採用されたわけではありません。
このAd Breakは広告主にとってはメリットが大きいですが、強制的に広告を見せられるというのはユーザーにとっては賛否両論ありそうです。
まとめ
動画やゲームアプリでよく見かける、容易にスキップできない広告形式。
ユーザーの多いInstagramにAd Breakが導入されれば、広告主にとっては非常に大きなメリットです。
しかし、しつこく表示される広告はユーザーからの反感も買いかねないので、広告主はバランスをよく見極める必要があります。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。