LINEヤフー株式会社は、LINE広告において項目別にレポート作成できる機能「カスタムレポート(β)」の提供を開始しました。
本記事では、カスタムレポートの概要と利用方法、注意事項を解説します。
機能の概要
以前より提供している「パフォーマンスレポート」は、広告グループのターゲティング設定に関係なく、配信されたユーザーの属性に基づいたレポートを表示します。
一方、今回提供を開始した「カスタムレポート(β)」は、広告グループのターゲティング設定に基づいたレポートを表示できます。
カスタムレポートでは、複数の項目をかけ合わせた配信結果を確認できます。
選択できる項目は下記のとおりです。
行の項目 | 列の項目 |
---|---|
広告アカウントID | キャンペーンステータス |
広告アカウント名 | キャンペーン配信ステータス |
キャンペーンID | 広告グループステータス |
キャンペーン名 | 広告グループ配信ステータス |
広告グループID | 広告ステータス |
広告グループ名 | 広告配信ステータス |
広告ID | 開始日時 |
広告名 | 終了日時 |
カルーセルカード | キャンペーン予算 |
月 | 1日の予算(キャンペーン) |
週 | 1日の予算(広告グループ) |
日 | 入札価格 |
年齢 | 広告フォーマット |
性別 | ランディングページ |
OS | 長いタイトル(1行目) |
興味・関心 | 長いタイトル(2行目) |
行動 | |
属性 | |
購買意欲 | |
地域(居住地・職場)レベル1(都道府県) | |
地域(居住地・職場)レベル2(市区町村) | |
地域(居住地・職場)レベル3(市区町村) | |
地域(居住地・職場)最も詳細な配信先 | |
イメージサイズ | |
配信先 |
※赤字の項目のかけ合わせはレポート表示できません。(年齢×性別のかけ合わせのみ可能)
※列の項目はカスタムレポートで新規に追加された項目のみ表記しています。
また、任意のレポートフォーマットを作成して、テンプレートとして保存することも可能です。
利用方法
カスタムレポートの利用方法は以下の通りです。
- 管理画面トップページの「広告アカウント」タブで該当の広告アカウント名をクリック
- 「広告マネージャー」画面左上の 「≡」をクリック
- 「レポートと計測」から「カスタムレポート」を選択
注意事項
カスタムレポートを利用する際は、次の点に注意しましょう。
- 「ご利用金額」は概算である(システムによる調整などが入っていないため)
- パフォーマンスレポートや管理画面のダッシュボードレポートとは数値が異なることがある(集計方法が異なるため)
- 広告グループで設定されていないターゲティング属性に対する実績は表示されない
- ターゲット設定で年齢、性別、地域などを指定する必要がある※
- レポートデータの処理量が大きいとデータが表示されない可能性がある
- 予告なく機能の提供が停止される可能性がある
- スペックは本リリースで変更となる可能性がある
※指定していない場合は、年齢、性別、地域のすべてをターゲット設定している状態として表示されます。(ただし、ターゲット設定で配信地域を特に指定していない場合に、項目名「地域(この地域で働いている人)」をカラム選択した場合はレポートが表示されません)
まとめ
LINE広告におけるカスタムレポートの概要と利用方法、注意事項を解説しました。
カスタムレポート機能により、ターゲティング設定に基づいたレポート表示が可能になりました。
これを活用することで、より効果的な広告運用が実現できるでしょう。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。