LINE広告ではSKAdNetwork計測のコンバージョンを対象とした自動入札が追加されました。
本記事ではその概要について紹介します。
そもそもSKAdNetworkとは?
SKAdNetwork(エスケー・アドネットワーク)とは、Apple社が提供するiOSアプリ用の計測機能です。 端末を特定できる広告ID(IDFA)が取得できなくても広告計測できるツールのため、広告配信事業者やデベロッパーが対応に取り組んでいます。
今回LINE広告においても、ユーザーからの要望を受け、SKAdNetwork自動入札機能が追加されることになりました。
LINE広告でのSKAdNetwork自動入札機能の追加について
SKAdNetworkインストール数を最大化することを目的に、入札単価を自動で最適化するための設定は、管理画面の「入札単価の設定方法」から「SKAdNetworkイベントの最大化を目的に自動で設定」を選択します。
SKAdNetwork自動入札機能の利用条件
SKAdNetwork自動入札を利用するには、「アプリのインストール」を目的としたキャンペーン配下の広告グループを選択した上で、以下の条件が必要です。
- iOSアプリを選択していること
- SKAdNetwork計測を有効にしていること
1アプリあたりのSKAdNetwork計測を利用する広告アカウント数に制限はありません。 広告グループ数は、広告アカウントをまたいで 1アプリあたり25件 までの制限があります。
アプリのカウントは、アプリストアURLの末尾に記載されているIDが同一であれば1アプリと見なされます。
進捗表示の変更について
SKAdNetwork自動入札機能の追加により、広告グループのステータス学習中における進捗表示の変更も行われました。
これまでは「学習中のステータス」として「進捗状況」をパーセントで表示するのみでしたが、学習目安を日数で確認可能になりました。
今後はパーセント表示に連動して以下の予測ステータスが表示されます。
- 「7日以内に完了する予定です」
- 「8日後以降に完了する予定です」
まとめ
LINE広告のアップデート情報として、SKAdNetwork計測のコンバージョンを対象とした自動入札について紹介しました。LINE広告でのSKAdNetwork計測を待望していた広告運用者にとっては朗報ですね。
SKAdNetwork計測での配信をご利用の際にはぜひお役立てください。