2023年3月28日、Meta社は広告主がより効果のある広告を配信できるように、動画広告の最適化に関する発表をしました。
本記事では、Facebook広告の新たな追加機能と今後停止となるサービスについて解説をします。
リールにメッセージ誘導広告を追加
FacebookとInstagramのリール広告は急速な成長を続けており、再生回数は昨年の2倍以上となっています。
この結果をもとに、Meta社は広告主のさらなるビジネスの成長を支援しようと、リール広告に2つの機能を追加しました。
- オーガニックな画像や動画投稿を広告配信する
- メッセージ送信ボタンを追加
それぞれ解説します。
オーガニックな画像や動画投稿を広告配信する
Facebookのリール広告では、新しいオーディエンスにすばやくリーチし、より多くのエンゲージメントの機会を得るために、リールの広告マネージャでFacebookリールのオーガニックな画像や動画の投稿を広告配信できるようになります。
こちらの追加機能は、行動喚起のボタンを追加するオプションも含まれるため、さらなるコンバージョンの向上が期待できるでしょう。
メッセージ送信ボタンを追加
従来までは、Click to Messenger広告がWhatsApp、Messenger、または Instagramで、企業との会話をする可能性が最も高いユーザーに表示されていました。
しかし、Facebookリール広告に「メッセージ送信ボタン」を追加したことで、広告上から直接What’s upでユーザーと会話ができるようになります。
インストリームリザーブ広告プログラムの終了
Meta社は広告主に最も効果的な結果を導き出すために、広告動画のエコシステム化を予定しています。
その対象となっているプログラムが、Facebookインストリームリザーブです。
Facebookインストリームリザーブは、大手ブランド向けのプレミアム予約型広告です。
予約型ではないインストリーム広告は引き続き広告マネージャから入札することができますがFacebookインストリームリザーブは既存の取引がすべて完了したら、2023年末にプログラムを終了します。
まとめ
Meta社が発表した、Facebook広告動画の最適化に関する内容を解説しました。
今回の発表では、今勢いのあるリールをユーザーに注目させ、Facebook内のリソース配置を最適化する目的があると考えられます。
このことによって、今後のリールにも新たな機能の追加が期待できますので、ぜひ注目をして頂ければ幸いです。