LINE広告は、企業規模を問わず、自社の商品やサービスの認知向上や売上、集客アップに利用可能なLINEの運用型広告です。
多くの人に使われているLINEで広告配信ができるのはもちろん、膨大な保有データを生かしたターゲティングや配信機能も大きな特徴となっています。
LINE広告では、ユーザビリティー改善のため、ほぼ毎月アップデートをリリースしています。
今回の記事では、2022年12月にリリースされたLINE広告の5つのアップデートについてご紹介します。
LINE広告のアップデートについて
今回、LINE広告でアップデートされた機能は下記の5つです。
- 詳細ターゲティングの検索表示改善
- 詳細ターゲティングのセグメント追加
- カルーセル広告の機能改善
- LINE Tagに標準イベントコードタブ追加
- 標準イベント「Purchase(購入)」にオプションパラメーター追加
それぞれ解説します。
詳細ターゲティングの検索表示改善
ターゲティングを行う際、「詳細ターゲティング」の検索窓に検索ワードを入力してターゲットを見つけることができます。
従来、詳細ターゲティング機能では、検索ワードに合致する項目だけが表示されていましたが、今回のアップデートでは検索ワードに合致する項目に加え、「所属カテゴリ」の表示も可能になりました。
例えば、検索窓に「冷蔵庫」と入力した場合、冷蔵庫というキーワードに合致した言葉はハイライトで表示され、冷蔵庫と同じ「デジタル機器・家電」カテゴリに入っているものも表示されるという仕組みです。
このアップデートにより、検索キーワードに近いターゲットを探しやすくなるため、選択肢の拡大が期待できます。
詳細ターゲティングのセグメント追加
今回のアップデートでは、詳細ターゲティングにおいて新しいセグメントが追加されています。
具体的には、「趣味・興味」カテゴリに47セグメント、「購買意向」カテゴリに61セグメントの追加です。
詳細ターゲティングでは毎月のように新しいセグメントが追加されているため、自社の商品やサービスに適合したものが増えているか都度確認すると良いでしょう。
カルーセル広告の機能改善
LINE広告で成果が出やすいカルーセル広告ですが、その作成画面ではカードの順番が自由に変更できませんでした。
そのため、これまでは最初からカードを作成し直してから順番を変える必要がありましたが、今回から各カードの選択・移動ができるようになり、順番を自由に変えることが可能です。
また、タイトルとディスクリプションでも、「URLをすべてのカードに適応する」機能と同じ機能が利用できるよう変更されました。
すべてのカードに同じタイトルとディスクリプションが適応されたことで、広告作成がよりスムーズになるでしょう。
LINE Tagに標準イベントコードタブ追加
「LINE Tag」の一部に、「標準イベントコード」があります。
標準イベントコードとは、ユーザーの行動に合わせて決められた「カートに追加」や「購入」といったイベントタグのことです。
今回、LINE Tag内に新たに標準イベントコードのタブが追加され、標準イベントのサンプルコードの表示が可能になりました。
コードを作成する際、これまではイベント名を自分で入力する必要がありましたが、今後はサンプルコードをコピーして簡単にコード作成が可能です。
標準イベント「Purchase(購入)」にオプションパラメーター追加
標準イベントの項目「Purchase(購入)」に、新しく「currency(通貨)」と「value(ユーザーの行動価値)」というオプションパラメーターが追加できるようになりました。
currency(通貨)は、「JPY」や「USD」、「EUR」など購入時の通貨情報のことで、value(ユーザーの行動価値)は、商品購入時の商品合計金額を指します。
今回追加されたこれらのオプションパラメーターは、最適化の学習効果を向上させるためにも、ぜひ設定することをおすすめします。
まとめ
今回は、LINE広告において2022年12月にリリースされた5つのアップデートについてご紹介しました。
LINE広告ではほぼ毎月、機能のアップデートが行われています。そのため、随時チェックしておくことが重要です。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。