Facebook広告には、ドメイン認証という手続きがあります。
ドメイン認証を行うこと自体は任意ですが、自社ドメインのセキュリティ対策や広告効果に影響するため重要度の高い手続きになります。
本記事では、Facebookのドメイン認証についてご紹介します。
Facebook広告のドメイン認証について
ドメイン認証とは、Facebookにおけるドメインの所有権を取得するために行う手続きです。
主にFacebook上の管理者権限に関わる認証で、ドメイン認証をすることでセキュリティ対策になり、ドメインの安全性を高めることができます。
また、トラッキング制限によって計測に影響が出る場合に行う「合算イベント測定」の設定時にもドメイン認証は必要です。
Facebook広告のドメイン認証は、ビジネスマネージャ上で管理者権限を割り振られたユーザーのみが実施できます。
ビジネスマネージャは、Facebookページやアプリ、Facebook・Instagram広告アカウントの一元管理ができる公式ツールです。
ドメイン認証については、こちらの記事もご参照ください。
https://quartet-communications.com/info/news/78126
Facebook広告の運用にドメイン認証が必要な理由
ドメイン認証を行うことは任意にですが、セキュリティや広告のパフォーマンス上に影響があるため、Facebook広告を運用されている場合は必須の手続きとなります。
具体的には以下の理由が挙げられます。
- 自社ドメインの不正利用の防止ができるため
- 広告パフォーマンスの低下を防止できるため
- iOS14のポリシー変更に伴う広告効果への影響を避けるため
Facebook上でドメイン認証を実施すると、自社広告におけるリンクやコンテンツの編集権限をビジネスマネージャで管理するため、権限を付与されていない者はアクセスする事ができません。
結果として、外部のユーザーが勝手に広告を編集できなくなり、自社ドメインの不正利用を防止することにつながります。
広告パフォーマンスへの影響については、 「ドメイン認証を受けていないリンクを広告に掲載した場合、広告パフォーマンスにおいてマイナスの影響が起こる可能性がある」とMetaが公表しており、ドメイン認証は広告パフォーマンスの低下を防止の観点からも必要な手続きであるといえるということが分かります。
また、AppleのiOS14リリースに伴うポリシー変更ではイベント測定に制限があるため、ユーザーの利用環境によって計測結果に差が出るといった影響を受ける場合もあります。
しかし、ドメイン認証をしていれば、「合算イベント計測」という機能を使ってiOS14以降のOSからのウェブイベントの測定もできるため、広告効果への悪影響を回避することが可能です。
まとめ
今回は、Facebook広告のドメイン認証についてご紹介しました。
Facebookのドメイン認証の手続きは任意ですが、ドメインの安全性や広告パフォーマンスを低下させないためにも、手続きををおすすめします。