コレクション広告とは、FacebookとInstagramで展開できるモバイル特化型の広告フォーマットです。
一つの広告で複数の自社の商品やサービスを紹介できるため、FacebookとInstagram上で自社のカタログを展開するように活用できます。
本記事では、コレクション広告の特徴と掲載面・推奨されているデザイン事項についてご紹介します。
コレクション広告の特徴
コレクション広告は、メインビジュアルとその下部に複数の商品画像を掲載できる広告フォーマットです。
Facebookのコレクション広告は2017年から、Instagramのコレクション広告は2018年から開始されており、モバイル画面からビジュアル中心の没入感の高いコンテンツで自社の商品やサービスを訴求できる特徴があります。
メインビジュアルはカバー画像もしくは動画を表示でき、複数枚掲載できる下部の商品画像は、いわばカタログの役割を持っています。
コレクション広告をタップすることで、インスタントエクスペリエンスと呼ばれるフルスクリーンで表示されます。
インスタントエクスペリエンスは、以下の方法で作成できます。
- テンプレートを使用する(ストアフロント/ライフスタイルカタログ/顧客獲得 のいずれか)
- カスタムインスタントプリエンスで作成する
コレクション広告の掲載面
コレクション広告は、FacebookとInstagramの両方で掲載可能です。
たとえば、
- Facebookフィード
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
など、複数の掲載面で配信できます。
※カバー写真またはカバー動画の下に表示される商品の数は、選択した掲載面によって変わります。
コレクション広告のデザイン仕様について
Meta社から推奨されているコンテンツ(画像又は、動画)とテキストのデザイン仕様について、下記の表でまとめました。
画像 | 動画 | |
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 | 1.91:1~1:1 |
画像サイズ | 1,080 x 1,080ピクセル以上 | ー |
ファイルタイプ | JPGまたはPNG | MP4・MOV・GIF |
メインテキスト | 125文字以内 | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 | 40文字以内 |
動画の長さ | ー | 15秒以内 |
その他推奨仕様(動画) | ー | H.264圧縮・ハイプロファイル推奨・正方形ピクセル・固定フレームレート・プログレッシブスキャン |
音声 | ー | ステレオAACオーディオ圧縮・128kbps |
Facebook広告とInstagram広告でのテキスト表示位置の違い
Facebook広告とInstagram広告では、テキスト表示される位置が異なります。
それぞれ以下でご紹介します。
Facebook広告でのテキスト表示について
Facebookフィードの場合
- メインテキスト・・・メインビジュアル(カバー画像/カバー動画)の上
- 見出しテキスト・・・メインビジュアル(カバー画像/カバー動画)と商品の間
※配置やデバイスによってはテキストが途中で切れる可能性があります。
Instagram広告のテイスト表示について
Instagram広告では、InstagramフィードとInstagramストーリーズでどちらかのテキストのみが表示される仕様になっています。
- Instagramフィード・・・メインテキストのみ表示
- Instagramストーリーズ・・・見出しテキストのみ表示
キャンペーンをFacebookとInstagramの配置すべてに掲載したい場合は、広告を作成するときにメインテキストと見出しの両方を入れるとよいでしょう。
まとめ
今回は、コレクション広告の特徴とデザインの仕様についてご紹介しました。
コレクション広告のメリットは、商品ブランドの認知からコンバージョン(商品購入)まで一つの広告で行えるという点です。 視覚的な訴求力の高いFacebookとInstagramの両方で展開できる特徴を活かし、今後の広告配信に導入してみてはいかがでしょうか。