会社としてInstagramアカウントを持つ広告主にとっては、できるだけ多くのユーザーに自社の商品やサービスに関心を持ってもらいたいもの。
しかしユーザーからすると、企業アカウントからの広告は一方通行に思えて煩わしく感じてしまうものです。そうした印象を持つ人は年々増えている傾向にあるため、自社のInstagramが伸び悩むといった経験は少なくないのではないでしょうか。
Instagram広告では、有名人やインフルエンサーなどのクリエイターと広告主が連携して広告配信ができる「ブランドコンテンツ広告」があります。
本記事では、Instagram広告のブランドコンテンツ広告について、メリットや、利用できる配信面、広告フォーマットまで詳しく解説していきます。
ブランドコンテンツ広告とは
ブランドコンテンツ広告とは、広告主が有名人やインフルエンサーなどのクリエイターと連携し、クリエイターのアカウントから配信できる広告のことです。
クリエイターのアカウント名の下に「広告」と表示されるのに加え、ユーザーがクリエイターと広告主の協業関係を理解できるように、 キャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と表示されます。
ブランドコンテンツ広告のメリット
ブランドコンテンツ広告を導入するメリットは、以下の3つです。
- 自社のブランドストーリーをクリエイターの声を通して情報発信できる
- 自社のアカウントのフォロワー以外の新規顧客にリーチできる
- クリエイターの投稿した広告配信の効果測定ができる
ユーザー側の心理から考えても、普段は広告が煩わしく感じていても、好きなクリエイターの紹介であれば、気になってしまいますよね。
また、他のSNSに比べシェアされにくいInstagramで、自社のアカウントのフォロワー以外へ情報発信ができるメリットは大きいでしょう。
利用できる配信面と広告フォーマット
こちらでは、ブランドコンテンツ広告の3つの配信面とそれぞれに広告を配信できる。それぞれの広告フォーマットについて解説します。
ブランドコンテンツ広告の配信面は、以下の3つです。
- Instagramの通常投稿のフィード
- ストーリーズ
- リール
それぞれ配信面に合わせた広告フォーマットが以下の3つです。
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- リール広告
広告フォーマットについては、それぞれ以下で詳しく解説します。
フィード広告
フィード広告は、Instagramの通常投稿(フィードに表示される最もポピュラーな広告です。)
画像とテキストを合わせて表示できる形式のため、他の投稿と馴染みユーザーに煩わしさを与えずに広告をアピールできます。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagramストーリーズに表示される広告で、最長15秒までの静止画や短尺動画をフルスクリーンで表示することができます。
通常のストーリーズ投稿は24時間で消える仕様になっているため、ストーリーズを利用しているユーザーはリアルタイムな情報を求めている傾向があります。
ストーリーズ広告では、フィード広告では表現できない没入感をユーザーに与えることが可能です。
リール広告
リール広告は、最長60秒の短尺動画を公開できる広告です。
元々のリールの特性上、動画の視聴・いいね・コメントや、フォローしているアカウントに基づき、おすすめの動画が表示される仕組みになっているため、リールを利用するユーザーは興味のあるモノ・コトの中から新しいコンテンツを求めている傾向があります。
興味のあるモノ・コトに関する新しいコンテンツとの新しい出会いを求めるユーザーにとっては、クリエイター発信のブランドコンテンツ広告は、相性が良いといえます。
まとめ
今回は、Instagram広告のブランドコンテンツ広告についてご紹介しました。
近年の企業からの広告宣伝は敬遠される傾向はさらに加速しており、今後も企業ととクリエイターの協業は必要不可欠になってくるでしょう。
この機会にぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。