Facebook広告では、配置によって広告の見え方が大きく変わって来る他、Facebook/Instagramでそれぞれ利用するユーザー層も違ってきます。そのため、配置ごとで使用する画像やテキストなどのクリエイティブを変更したいといったご要望もあるかと思います。
通常、広告の配置を選択する場合、広告セットにて配置を手動で変更することが多いのではないでしょうか?ですが配置ごとでクリエイティブを変えたいからと言って、複数の広告セットを作成すると煩雑になってしまうため、なるべく無駄な広告セットは作成したくないですよね。そんなときに活躍するのが、”配置ごとにクリエイティブをカスタマイズする”方法です。
配置ごとにクリエイティブをカスタマイズする
広告編集画面で、「編集する配置を選択」をクリックすると、プレースメントグループかシングルプレースメントで画像ごとの配置を選択できます。プレースメントグループではフィード・インストリーム動画、ストーリーズ・アプリとサイト、検索結果・インスタント記事などの大枠が選べ(選択している配置によって変わります)、シングルプレースメントではInstagramストーリーズのみといった小枠が選べます。なお、配置の編集は複数作成できます。
※一部の目的、フォーマット、配置、その他のオプションではできません。詳しくはコチラ。
例えばFacebook/Instagramにてフィードには正方形の画像を、ストーリーズには縦長の画像を使用したいときの場合。広告セットにて、Facebook/Instagramのフィード・ストーリーズを配置選択します。その広告セット内にて①フィード用広告②ストーリーズ用広告の2種を作成し、それぞれの配置をカスタマイズすることで、広告セットも煩雑にならず、かつ広告ごとで分けて確認できるため見やすいです。
※同一の広告内で、配置をカスタマイズしたものを複数作成すると、その広告内の内訳についてはレポートに表示されません。確認するためには、各配置別に内訳を見る必要があります。
カスタマイズしたから使える嬉しい機能
また、シングルプレースメントでストーリーズを選択したときだけ、テンプレートが変更できる機能もあります。1枚の画像をストーリーズに設定すると、デフォルトではメインテキストが下部に表示されるとてもシンプルなデザインですが、テンプレートを使用することでテキスト・画像の表示のされ方がガラッと変わりオシャレな動画風広告になります。
しかも、見出し・コールトゥアクション効果・音楽の追加もできるのです!以下キャプチャのため静止画ですが、実際は画像やテキストが流れてきたり、コールトゥアクション効果がアニメーションで動いて強調してくれたりします。画像が徐々にアップになる仕様のため、プレビューを見つつ選択する画像とテンプレートには注意しましょう。
Facebook広告では動画作成キットもありますが、コチラは画像の切り替わりが激しかったり、見える画像の範囲が限られていたりと、画像を選ぶテンプレートが多い印象でした。しかし今回ご紹介したテンプレートでは、どんな画像やテキストでも使いやすく汎用性が高いと感じています。
まとめ
配置ごとにクリエイティブをカスタマイズすることで、不要な広告セットを作らず管理がしやすくなるほか、見栄えの良いストーリーズも作成することができました。みなさんも是非、活用してみてはいかがでしょうか?