こんにちは。
8月も終わりだんだんと秋が近づいてきました。秋といえば、食欲の秋や読書の秋など色々浮かんできますが、やはり秋の行楽シーズン。涼しくなってきて秋旅に行きたいという方もたくさんいるのではないでしょうか。
今年はどこに行こうかなー?と考えるとき、みなさんはどのように調べますか?Google等の検索以外にも、最近ではTwitter・InsragramなどのSNSを活用して情報収集をするユーザーが増加してきています。特に画像で訴求できるInstagramは、一目で「行ってみたい」「インスタ映えしそう」と思わせることが可能で、うまく工夫することでユーザーの観光誘致にも活用できます。
今回は、そんなInstagramをうまく活用した自治体のプロモーションをご紹介したいと思います。
葉山町
https://www.instagram.com/hayama_official/?hl=ja
神奈川県の三浦半島西部に位置する葉山町は、2015年6月から自治体PR用のInstagramを始め、現在のフォロワーは2.2万人超えと、地方自治体としては異例のフォロワー数を誇っています。
以下のように毎日、海をメインとした朝・昼・夕方違った角度の写真をあげてPRしています。
各投稿のいいね数を見ても、コンスタントに2,000いいね!以上ついており、エンゲージメントも高いと言えます。
また、Instagram用に町が「#葉山歩き」というハッシュタグキーワードを設定しており、その投稿は4.7万(9/5現在)にも上っていて影響の高さを感じさせます。
自治体以外のInstagramプロモーションにも言えることですが、ハッシュタグをうまく活用することで、投稿を見たユーザー自身が広告塔になって拡散してくれるという効果があります。ハッシュタグはInstagramでPRしたい企業にとっては非常に重要と言えるでしょう。
また、葉山町の投稿で特徴的なのは、投稿のコメントが「タメ口調」なところです。自治体のPRというと、どうしてもお堅いイメージを持ってしまいますが、葉山市は親しみやすい「タメ口」で投稿を行っています。
キャッチコピーのようなコメントときれいな写真が相まって、一つ一つの投稿がポスターのような印象を受けますよね!これもPR成功の大きな要素ではないでしょうか。
横浜市
https://www.instagram.com/findyouryokohama/?hl=ja
横浜市の公式Instagramは、2016年7月にスタートし、横浜市の魅力を切り取った画像や動画を投稿しています。現在のフォロワー数は3.6万人超えで、葉山市と同様にハッシュタグ「#myyokohama」をつけてユーザーに投稿するように促しています。実際に「#myyokohama」をつけて投稿した横浜の画像は、7.4万を超えています。
横浜市のPRで特徴的なのが、ターゲットを日本だけでなく海外にも拡げているところです。投稿を見ると、コメントは全て英語、ハッシュタグも英語になっています。アジアを中心とした世界各国から横浜のファンを増やしたいという思いがあったようで、英語を使ったグローバルなアカウントを作り、海外からのブランドイメージの向上に成功しています。
横浜を象徴するキラキラした夜景から素朴な自然の風景まで、とにかくお洒落な写真が組み合わされており、まさに横浜の魅力が詰まった海外ウケしそうなアカウントですね。
個人的に横浜は大好きな街ですが、Instagramとの相乗効果でさらに魅力が上がったように感じます。
まとめ
今回は、Instagramを活用した自治体の成功事例をご紹介させていただきました。Instagramが流行っているからとりあえずやってみよう!というのも大切ですが、やみくもに始めてもなかなかすぐには成果には結び付きにくいです。成功事例を参考にして、どんなユーザーをターゲットにして、どのようなコンテンツが刺さるのかを事前に整理することで、プロモーションの質は上がってくるはずです。まずはリーチを拡大したい、狙ったターゲットにだけ知ってもらいたいという場合はInstagram広告も有効なので検討してみてはいかがでしょうか。
参考サイト
https://mainichi.jp/articles/20170406/k00/00m/040/093000c
https://www.tam-tam.co.jp/work/yokohama/