夏本番ですね。明日から弊社では夏季休暇が始まりますが、私の地元は猛暑で有名な某グ〇マー県なので帰省するのが恐ろしいです。ちなみに昨日は38.8℃だったそうです。今年も本気を出してます。
今回は、8/9にFacebookから発表されたクリック課金広告の課金タイミングの変更についてご紹介します。
「うっかりクリック」が課金対象外に
Facebookは、Audience Networkでユーザーがうっかりクリックした広告に対し、広告料金を課金しないこととしました。
http://jp.techcrunch.com/2017/08/09/20170808facebook-unintentional-clicks/
モバイル広告の問題点として、以前から挙げられているのが誤タップの多さです。従来は「ディスプレイが小さくてうっかりタップしてしまった」「指がすべってタップしてしまった」等、意図しないタップであってもクリックとみなされ、その度に課金されていました。
意図せずタップされた広告は、ユーザー側にとっては、広告に対してネガティブな感情を抱いてしまう原因になっています。また、広告主にとっても、本来課金されるタイミングでないところで予算を消化してしまい、両者にとって不利益になっているというのが現状です。リマーケティング等を実施している場合、その後のターゲティングにも影響を及ぼすことになってしまいます。今回の変更は、出稿する側にとってかなりありがたいものになりそうです。
具体的にどのように変わったのか
今までの課金タイミングは、クリックされた瞬間だったため、ユーザーがページを閲覧しなくても課金対象になっていました。今回Facebookは、Audience Networkでユーザーが広告を開いてから2秒以下で閉じたり遷移したりした場合は「意図しない動作」とみなすことにしました。今後、2秒という秒数が調整される可能性はあるそうです。
記事内で、担当マネージャーは「非意図的な広告クリックに頼るようなサイト運営は長期的にみて不健全だ」と述べています。今回のシステムを導入することで、Facebook側としては広告収入が少なくなるのではと思ってしまいますが、この言葉から相当の自信が見られますね。
Facebookの場合、クリック課金よりもインプレッション課金が主流になっていますが、今回のようなシステム変更で広告主側の選択の幅も広がりそうです。
まとめ
今までも広告フォーマットの追加等、ユーザービリティを重視した改変が頻繁にされていたFacebook広告ですが、広告主目線での改変は非常にありがたいですね。今回の変更で、パフォーマンスにどう影響してくるのか、今後の動向が気になります。
それでは皆さま、熱中症とアイスの食べすぎに気を付けて楽しい夏休みをお過ごしください。