リスティング広告 運用代行サービス|株式会社カルテットコミュニケーションズ|Yahoo広告/Google広告正規代理店

【Googleタグマネージャー】広告タグ配信で利用できる正規表現【入門編】

公開日:
更新日:

さて、本日は、Googleタグマネージャーにて広告タグを配信する際の「正規表現に一致」演算子をご紹介いたします。正規表現に一致を用いた設定や、活用例も合わせて考えてみましたのでご参考となれば幸いです。

※本記事は、広告タグの配信を前提にしてご紹介します

正規表現とは

正規表現とは、 特定の文字列や条件を指定するためのルールのようなものです。GTMのトリガーで言えば「URLにこの文字列を含む」とか「この文字列で始まる/終わる」といった、トリガーとする条件付けが色々便利にできるものになります。(超ざっくりですが。)

「正規表現に一致」オプションを使用すると、Google タグ マネージャーでテキスト パターンを照合するための正規表現を実装できます。正規表現は、「URL の先頭が A で末尾が B のときにでタグを発行するが、C が含まれている場合は発行しない」などの複雑なルールを表現するときに便利です。

たとえば、次の正規表現が URL や URL パス変数に適用されるとします。

/pro/

この場合、URL パスに「products」、「promotions」、「professionals」、「processes」など、文字列「pro」が含まれるすべてのページに一致します。

【参考】正規表現と CSS セレクタ演算子

慣れないうちに説明を聞いても正直ポカーンと私はなったため、利用するケースがありそう&初歩的な設定例をいくつかご紹介します。

活用例1

以下のページを開いた際に、タグを配信したい場合

  1. https://test.com/category/cookie
  2. https://test.com/category/candy
  3. https://test.com/category/chocolate
  4. https://test.com/category/campaign を含まない

上記のページを開いた際にタグを発火させるトリガーを作りたい場合を例題とします。

正規表現を利用しない場合

正規表現を利用しない場合は、以下のように合計3つのトリガーを設定するかと思います。

  1. ページパス 含む /category/cookie
  2. ページパス 含む /category/candy
  3. ページパス 含む /category/chocolate
  4. ページパス 含まない /category/campaign

4つ程度なら問題ないですが、設定箇所が多くなる場合はトリガーが量産されGTM内は混沌の渦に。。。正規表現を活用して、トリガーをスリムにしてみましょう。

正規表現を利用する場合

正規表現を利用する場合は、以下のトリガーを設定します。

  1. ページパス 正規表現に一致 /category/(cookie|candy|chocolate)

上記の例では、「()」が「()の中で」といった範囲を指定、「|」が「または(or)」という意味を持っています。上記を元に設定した条件を噛み砕くと、以下のような指定になります。

  1. ページパスが
  2. 「/category/cookie/」か
  3. 「/category/candy/」か
  4. 「/category/chocolate/」である。

上記のような意味を表しています。正規表現では、このように記号を使って条件を表現します。

活用例2

ブログ詳細が閲覧された際に、タグを配信したい場合

  1. https://test.com/blog/sweets/◯◯◯◯(投稿ID)
  2. https://test.com/blog/sweets/ を含まない

上記のページを開いた際にタグを発火させるトリガーを作りたい場合を例題とします。

正規表現を利用しない場合

正規表現を利用しない場合は、以下のように合計2つのトリガーを設定するかと思います。

  1. ページパス 含む /blog/sweets/
  2. ページURL 一致しない https://test.com/blog/sweets/

sweets記事カテゴリ一覧ではタグ発行しないが、sweets記事詳細の閲覧でタグを発行するイメージです。上記でも問題ないですが、カッコつけて正規表現を活用してみましょう。

正規表現を利用する場合

正規表現を利用する場合は、以下のトリガーを設定します。

  1. ページURL 正規表現に一致 test\.com/blog/sweets/.+

上記の例では、「\.」が「.は文字としてのドット」といった条件を指定、「.+」が「1文字以上文字が繰り返される」という意味持っています。上記を元に設定した条件を噛み砕くと、以下のような指定になります。※\は、キャプチャ内ではバックスラッシュ表記になります。

  1. ページURLが「test.com/blog/sweets/ABCDEFG(1文字以上なにかある)」と一致している。

上記のような意味を表しています。末尾に記事IDなどがついてくる際は正規表現を利用しなくても問題ないのですが、正規表現を活用すれば、「test.com/blog/ABCDEFG(1文字以上なにかある→.+で記載)/sweets/」のようなパターンでもきれいに応用できたりします。

まとめ

私も正規表現の超浅い箇所しかまだ知りませんが、設定できる条件の幅がかなり広がると感じました。

1営業日以内に返信いたします 広告の運用代行についてのお問い合わせはこちら
シェアする

ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


リスティング広告の
情報をお届け

メルマガではリスティング広告に詳しくなれる記事を毎週一週間分まとめてお届けします。不定期にはなりますがリスティング広告に限らず、Web集客改善に繋がる資料もお送りしていきますので、興味のある方はぜひご登録ください。

同じカテゴリの最近の記事