2020年に入って小さなアップデートから大きなアップデートまで告知・実装してくれているYahoo!さんですが、今回はその中でも「私が個人的に」神アップデート!と感じた内容を2つ紹介します。
この2つは是非覚えておきましょう!(下記クリックで詳細ページへ)
【Yahoo!広告】拡大テキスト広告機能改善
結論から言えば、Googleの拡張テキスト広告とほぼ同じ仕様になります。
テキスト領域が拡大して、様々な訴求のテキストを入れられるのでクリック率が上がりそうですね!
個人的にはGoogleとYahoo!のクリエイティブを同じにして媒体間の状況が比べやすくなった事と、説明文が増えて「後1文字…」みたいな懸念が無くなったのがかなり嬉しいです。
ちなみに、実施日時は2020年「春」という少し曖昧な感じです。
変更内容
今まで
タイトル① 30文字以内
タイトル② 30文字以内
説明文 80文字以内
今後
タイトル① 30文字以内
タイトル② 30文字以内
タイトル③ 30文字以内 ※追加
説明文① 90文字以内 ※元々80文字→90文字に増加
説明文② 90文字以内 ※追加
【注意】
1.説明文のいずれも全角および半角カナは2文字、半角英数記号は1文字とカウントされる
2.タイトル③と説明文②は表示されない場合がある
3.タイトル②③、説明文②はデバイスの画面幅に応じて「…」と省略表示される場合がある
【Yahoo!広告】権限管理機能の改善
実施日時は2月26日のためすでにローンチされていますが、こちらもすごいです。
改善点は下記の3つとなります。
- アカウント管理権限の追加
- アカウントへの招待機能の提供を開始
- 各権限における操作範囲の拡大
アカウント管理権限の追加
アカウント毎に「アカウント管理権限」が付与可能になります。
「アカウント管理権限」は、従来の「登録更新権限」に加えてアカウント情報の変更が可能な権限となります。これによって、企業内の全アカウントの更新権限を持つ「ツール管理権限」を必要なユーザーに付与することが可能になりました。
実施前
ツール管理者は、配下の全アカウントに対して下記の操作が可能
- 支払い情報の登録や入金手続き
- アカウントの登録、更新、参照
- 利用者の追加や管理者権限の変更
ツール利用者は、与えられた権限(登録更新権限、参照権限など)で各アカウントに対して登録・編集・参照が可能です。※参照権限は参照のみ
実施後
ツール管理者とツール利用者の権限に関しては実施前と変わりません。
今回改善されたのは各アカウントに対して「アカウント管理権限」を付与でき、全アカウントの更新権限を持つ「ツール管理権限」を必要なユーザーのみ付与することが可能になりました。
アカウントへの招待機能の提供を開始
個人的にはこれが一番うれしいです。
これは、他企業で作成されたYahoo! JAPANビジネスIDに対して、アカウントの登録更新権限または参照権限を付与できるようになります。そのため、同じ運用者であれば、1つのYahoo! JAPANビジネスIDで企業をまたいでアカウントの編集・参照が可能になります。
つまり…、ログアウト⇔ログインを繰り返したり、Chromeでユーザーアカウントを切り替えたりする必要がなくなるということです!!!超便利!!!(ただし、下記注意があります。)
【注意】
あくまでビジネスIDに対して他社様の子アカウント(上記でいうとアカウントX)を編集・参照できるようにするためGoogleのように紐付けたらMCC内に紐付けられてそのMCC内を見れるツール利用者が全員、他社様の子アカウントを見れるわけではございません。
そのため、複数の運用者がいる代理店が顧客のアカウントの権限をもらうときは一人の運用者(ビジネスID)にしか付与できないので不便かもしれません。
各権限における操作範囲の拡大
こちらは非常にシンプルに権限別で出来なかったことが出来るようになったという内容です。
登録更新権限
ディスプレイ広告(YDN)のアカウントにおいて、自動タグ設定が編集できるようになります。
参照権限
検索広告およびディスプレイ広告(YDN)のアカウントにおいて、パフォーマンスレポートの作成および削除が可能になります。
権限の種類
ちなみに権限の種類は下記となります。
管理権限
アカウントにおいて全ての管理操作が行える権限です。ユーザーの管理や編集、参照が可能です。
※正規代理店など一部のお客様については、アカウントリンク申請および配下にある全ての広告アカウントの参照などが可能です(広告アカウントで可能な操作は、許可されている操作によって異なります)。
登録更新権限
アカウントにおける編集、参照が行える権限です。
※正規代理店など一部のお客様については、MCCアカウント配下にある全ての広告アカウントの参照なども可能です(広告アカウントで可能な操作は、許可されている操作によって異なります)。
参照権限
アカウントにおける参照のみが行える権限です。
※正規代理店など一部のお客様については、MCCアカウント配下にある全ての広告アカウントも参照のみ可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これ以外にもたくさんのアップデートがあるので、是非確認してみてください。
情報1つ見逃すだけでもパフォーマンスに差が出るのがリスティング広告なのでみなさんも自分の中の情報を更新していきましょう。
<参考リンク>
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/