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【Google広告】スマートショッピングキャンペーンとは

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更新日:

Google広告で実施できる広告配信メニュー「ショッピング広告」に新しいキャンペーンタイプとして「スマートショッピングキャンペーン」が追加になりました。
今回は、この「スマートショッピングキャンペーン」についてご紹介したいと思います。

スマートショッピングキャンペーンとは?

2018年5月3日にAdWords公式ブログで公開された、新しいショッピングキャンペーンです。

スマートショッピングキャンペーンでは、Googleの機械学習を利用した最適化が実施され、「コンバージョン数の最大化」や「目標費用対効果(ROAS)」などといった目標に合わせて最適化することが可能です。

また、スマートショッピングキャンペーンでは、動的リマーケティングの特徴も統合、過去にウェブサイトを訪れたことがあるユーザーに適した広告を個別に表示できるようになります。

配信面としては、Google検索ネットワーク、Googleディスプレイネットワーク、YouTube、Gmail などのGoogleネットワーク全体での配信が可能です。ディスプレイの広告枠にショッピング広告が出稿できるのは魅力的ですね。

※掲載イメージ

【参照】Google広告公式ブログ:Drive sales and reach more customers with new Shopping campaigns

要件

スマートショッピングキャンペーンを使用するには以下の要件を満たす必要があります。

  1. 注文や購入ごとに値を割り当てるよう、事前にコンバージョントラッキングを設定する
  2. 既存のショッピングキャンペーンで過去45日間に20件以上のコンバージョンを獲得している
  3. ウェブサイトにグローバルサイトタグを追加、配信可能な100人以上のリマーケティングリストがあること
  4. ショッピングキャンペーンの要件を満たし、ショッピング広告のポリシーに準拠していること

「既存のショッピングキャンペーンで過去45日間に20件以上のコンバージョンがある」を満たすために、まずは通常のショッピング広告を実施、要件を満たせたらスマートショッピング広告に切り替える流れとなるようですね。

注意すべきは、「注文や購入ごとにコンバージョン値を割り当てること」でしょうか。ウェブサイトでの売り上げも考慮した配信最適化には必須となるため、カートシステムでの計測連携など、事前の設定は忘れずに実施しておきましょう。

広告の種類と掲載対象となる場所

ショッピング広告と動的リマーケティング広告の両方を兼ね備えたスマートショッピングキャンペーンは、Google検索ネットワーク、ディスプレイネットワーク、YouTube、Gmail で掲載できます。

また、広告の作成とプレースメントが自動で最適化されるため、広告は関連性の高い広告スペースに表示され、入札単価がコンバージョン値を最大化するように設定されます。

検索広告

Google 検索では、ユーザーの検索語句と予測される購入意向に基づいて、表示されるフィードの商品が決まります。従来のショッピング広告と同じような動き方ですね。

ディスプレイ広告

ディスプレイネットワークでは、ウェブサイトでのユーザー行動に基づいてカスタマイズした広告を表示します。たとえば、過去にサイトで「デニム地こたつ布団」を閲覧したユーザーに対しては、商品フィードに基づいて関連性の高い「デニム地っぽいこたつ布団」の広告が自動的に作成されます。

注意するポイント

導入、運用を進めるにあたって注意するポイントもいくつかありそうです。以下が、特に気になったポイントとなります。

既存のショッピングキャンペーンを停止する

利用する商品フィードが既存の配信でも利用されている場合、スマートショッピングキャンペーンが優先的に配信されます。スマートショッピングキャンペーンの機械学習の安定や配信ペースに影響を与えないように、通常のキャンペーンは停止が推奨とされています。

機械学習までの期間やコンバージョンまでの時間を考慮する

全面的にGoogleの機械学習を使用した広告配信となるため、データの蓄積に時間がかかる場合がありります。新しく開始したスマートショッピングキャンペーンの掲載結果は、最低でも2週間は経過を見て良し悪しの判断をしましょう。
また、コンバージョンに至るまでの日数や、祝日、週末、特別なイベントなども最適化に考慮されるため、季節の行事や繁忙期などを加味した評価が大切なポイントとなります。

【参照】Googleヘルプ:スマート ショッピング キャンペーンについて

まとめ

スマートショッピング広告の最大の利点は、なんと言っても「ディスプレイネットワークでもショッピング広告可能」なところでしょうか。自動化との付き合いが難しかったり、導入に際して要件があるため、今すぐ利用できるケースばかりではないかもしれませんが、EC系の案件にはもってこいな配信方法と感じました。

おまけ

【事例紹介】ショッピング広告の成果が好調な件

検索広告とショッピング広告(商品リスト広告)を比べてみた【Google AdWords】

【事例紹介】ショッピング広告を配信してみた

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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