こんにちは木村です。
皆さま、ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
「今年は9連休!いろいろなところに旅行にいった!」 という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
次の祝日は7月16日の海の日です…
2ヶ月と少し…頑張りましょう!
さて本日は地域設定で選択することができる『配信地域判定』についてご紹介します。
地域設定で選択できる配信地域判定
下記3パターンから選択することができます。
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- ユーザーの所在地・・・A
- 検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域・・・B
- ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域(推奨)・・・C
※便宜上記号を付けてます。
どこで選択できるの・・・?
【エディター】
【管理画面】
3パターンを詳しく・・・
それぞれについて、例を交えながら詳しくご説明したいと思います。
A.ユーザーの所在地
指定した地域に所在する可能性があるインターネットユーザーのみに広告を配信します。
例えば、地域ターゲティング設定で「東京」を選択している場合、東京からアクセスした可能性があるインターネットユーザーが広告配信の対象になります。
東京以外に所在するインターネットユーザーが「東京」に関連するキーワードで検索しても、広告は配信されません。
例:名古屋にいるユーザーが「大阪 お好み焼き 美味しい」と検索した場合
この場合は広告が表示されないということですね!
上記の検索ワードからは、「今週末に大阪に遊びに行くから、美味しいお好み焼き屋さんを調べておきたい!」と思って検索しているとも考えられるので、機会損失となってしまっている気がします・・・
逆に、「うちには観光客なんていらん!大阪人にだけ味をわかってくれればそれでいい…」というお好み焼き屋さんにはぴったりですね!
※そんなケースはあまりないとは思いますが…。
B.検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
指定した地域に関連する語句で検索したインターネットユーザーや、指定した地域に関心を示している可能性があるインターネットユーザーに広告を配信します。
例えば、地域ターゲティング設定で「東京」を選択している場合、 「東京」に関連するキーワードで検索しているインターネットユーザー、または東京に関心を示している可能性があるインターネットユーザーが広告配信の対象になります。
例:名古屋にいるユーザーが「大阪 お好み焼き 美味しい」と検索した場合
この場合は広告が表示されます!
「ユーザーの所在地」で説明したような「観光で食べに行きたい」と考えているユーザーにも広告が表示されるので、そういったケースにぴったりですね!
C.ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域(推奨)
ユーザーの所在地
+
検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
1番よく選択される設定ですね。
上記で説明したようなケースどちらにも広告が表示されます。
除外の場合はどうなるの?
3パターンそれぞれの配信範囲はご理解頂けたかと思います。
それでは除外設定した場合はどうなるのでしょうか?
ちなみに除外は下記2パターンから選択できます。
- ユーザーの所在地・・・A’
- ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域・・・C’
ケース① 配信地域設定:大阪市(A) 除外地域判定:名古屋市(A’)
例:名古屋にいるユーザーが「大阪 お好み焼き 美味しい」と検索した場合
この場合、広告は表示されません。これは言うまでもありませんね。
そもそも、配信地域判定の段階で「このユーザーは広告を表示させる対象か?」と判断するようです。つまり、配信地域に設定していない場合、その時点で対象とならないため、除外しなくても広告は表示されません。
※「A」の説明の例がまさしくそうですよね。
ケース② 配信地域設定:大阪市(C)、除外地域判定:名古屋市(C’)
例:名古屋にいるユーザーが「大阪 お好み焼き 美味しい」と検索した場合
続いてこのケースはどうなるのでしょう?
この場合も広告が表示されない可能性が高いです。
除外設定をした場合、除外が優先されるようです。キーワードの除外設定もそうですよね!
※ヘルプセンター情報
同一名称の市区町村の場合は・・・?
最近弊社は丸の内に本社を移転しました。丸の内といっても、有名な東京都千代田区をはじめ、全国各地にありますよね?
そのような同一名称の市区町村の場合はどうなるのでしょうか?
ヘルプセンターに問い合わせてみました。
『具体的にどのような判断で広告表示がされているか開示されておりませんので、あくまでも推測ですが・・・あまりにもかけ離れた広告が表示されているとの報告もあまりないため、検索キーワードに含まれる語句だけではなく、さまざまな情報を基に判断しているのだと思います』
とのご回答でした。
技術の進歩って素晴らしいですね!
とはいえ、意図しないところに配信されている可能性もあります。その場合は、除外と組み合わせるなどしてコントロールしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少しややこしい話にもなってしまいましたが、基本的に、
ユーザーの所在地、検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域(推奨)
を選択するケースが多いと思います(媒体から推奨もされてますし)
商材や広告配信の狙いによって、3パターンをうまく選択できる運用者でありたいですね。
「この商材はどの設定が合うのかわからない…」
「配信初期は”C”で配信し、データが溜まってきてからどうするか考えたい!」
という方もいると思います。
朗報です!
地域判定の種類(ユーザーの所在地・関心を示している地域)別にレポートを出すことができます!
選択のヒントになりそうですね!
レポートの作り方は弊社過去記事をご参照下さい。
【Yahoo!スポンサードサーチ機能紹介】地域別レポートに「地域判定の種類」が追加された件
おまけ
ご存知かと思いますが、AdWordsでも下記3パターン選択が可能です。
- ターゲット地域にいるユーザー
- ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザーまたはターゲット地域に関心を示しているユーザー
- ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域に関する情報を検索したユーザー、またはターゲット地域に関心を示しているユーザー(推奨)
Googleでのレポートの作り方・分析事例は弊社過去記事をご参照下さい。