2024年9月24日、LINEヤフー株式会社はYahoo!広告検索広告において、入札戦略の最適化に利用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できる機能の提供を発表しました。
本記事では、この機能の概要や選択方法、注意点を解説します。
機能の概要
入札戦略の最適化に利用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できる機能とは、キャンペーンの目的に合ったコンバージョンを選択できる機能です。
従来までは設定されるコンバージョンはすべて等しい1件のコンバージョンとして扱われていたため、入札戦略の最適化が不十分な可能性がありました。
キャンペーンの目的に合ったコンバージョンを選択できるようになることで、入札戦略がより最適化され、広告効果の向上が期待できます。
コンバージョンの選択方法
最適化に利用するコンバージョンを選択する方法は以下の2つがあります。
- コンバージョンの発生元とコンバージョン測定の目的
- コンバージョングループ
それぞれ解説します。
コンバージョンの発生元とコンバージョン測定の目的
キャンペーンの作成・編集時に「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」を選択します。
「コンバージョンの発生元」はコンバージョン設定に新たに追加される項目で、コンバージョンの発生場所を「ウェブサイト」、「アプリ」、「電話」のいずれかに分類します。
なお、「コンバージョンの発生元」と「コンバージョン測定の目的」は複数選択可能です。
コンバージョングループ
「コンバージョングループ」を作成して、キャンペーン単位で利用するコンバージョンを設定します。
キャンペーンに紐づけできるコンバージョングループは1件です。
注意点
入札戦略の最適化に利用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できる機能における注意点は以下の通りです。
- 「A/Bテスト」は利用できない
- 選択していないコンバージョンはコンバージョン数の集計対象にならない
- 入札戦略の最適化に必要なコンバージョン数が少なくなる可能性がある
機械学習が想定より進まない場合は、継続的に一定のコンバージョン数が見込めるキャンペーンを利用しましょう。
まとめ
Yahoo!広告検索広告において、入札戦略の最適化に利用するコンバージョンをキャンペーン単位で選択できる機能の概要や選択方法、利用ポイントを解説しました。
キャンペーンの目的に合ったコンバージョンを選択することで入札戦略が最適化され、広告効果の向上が見込めます。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
