Yahoo!広告は2024年9月10日、ディスプレイ広告(運用型)を対象に、オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」機能のアップデートを行いました。
今回のアップデートで注目すべき点は、「広告アクションデータソース」で設定可能なキャンペーン数が大幅に拡大されたことです。
本記事では、ディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスリスト「広告アクションユーザー」機能について概要や利用する際の注意点を紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
「広告アクションユーザー」機能とは
「広告アクションユーザー」機能は、Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)オーディエンスリストにおけるターゲティング機能です。
この機能は、特定の広告に対してクリック、コンバージョン、または動画視聴などのアクションを起こしたユーザーを自動的にリスト化します。
より効果的な広告配信を行うには、このリストを活用するのがおすすめです。
たとえば、特定の広告にアクションを起こしたユーザーに対し、関連性の高い次のステップの広告を配信することでコンバージョン率の向上が見込めます。
また、このデータをもとにして作成した「類似ユーザー」リストを活用すれば、新規ユーザー獲得の効率を高められます。
今回のアップデートでは、1つのリストに対して最大50件のキャンペーンを設定できるようになりました。
これにより、複数のキャンペーンを横断的に分析し、ユーザーの行動パターンをより深く理解することが可能になります。
「広告アクションユーザー」機能の注意点
「広告アクションユーザー」機能は、いくつかの点に注意して利用することが重要です。
ユーザーのプライバシー保護と適切な広告運用を目的として、オーディエンスリスト作成時には、広告データ利用基準の遵守に関する審査があります。
そのため、リスト作成後はユーザーサイズの反映に時間がかかる点に注意しましょう。
また、統計的に有意なターゲティングが必要であることから、ユーザーサイズが1000件未満の場合はそのリストを配信に利用できません。
さらに、複数のキャンペーンを1つのリストに関連付ける際は、キャンペーン間の関連性や目的の整合性を十分に考慮する必要があります。
まとめ
これまで、オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」機能では、使用したいキャンペーン数に合わせて個別にリストを作成する必要がありました。
今回のアップデートによって、その手間が大幅に軽減されます。
Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)を利用している方は、ぜひ今後の広告運用にお役立てください。