2024年8月20日、LINEヤフー株式会社はYahoo!広告の一部パフォーマンスレポートにおいて、MCC(マイクライアントセンター)アカウントによる複数アカウントを指定したレポート作成の終了を発表しました。
本記事では、対象となるサービスやレポート、変更内容などを解説します。
対象サービスとツール
対象サービスとツールは以下の通りです。
【対象サービス】
- Yahoo!広告検索広告
- Yahoo!広告ディスプレイ広告
【対象ツール】
- 広告管理ツール
- Yahoo!広告API
実施日は2024年9月3日(火)の予定ですが、日程は変更になる場合があります。
対象レポート
対象レポートは下記3つです。
実施日以降は、複数アカウントを指定した上記レポートの作成、および作成済みレポートのダウンロードはできなくなります。
ただし、ディスプレイ広告の広告管理ツールよりアカウント単位でのレポート作成は引き続き可能です。
変更内容について
対象レポートの作成終了に伴い、アカウント単位でのレポート集計可能な期間が次のように変更されます。
- 変更前:過去25カ月分
- 変更後:過去13カ月分
Yahoo!広告APIへの影響
Yahoo!広告APIへの影響は、下記の通りです。
【対象API】
- Yahoo!広告検索広告
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告
対象のバージョンは、提供中の全バージョンとなります。
【対象サービス】
ReportDefinitionService/add
【内容】
実施日以降は以下のエラーが返却されます。
- conversionPathAccountSettingの指定時:conversionPathReportCondition
- modelComparisonAccountSettingの指定時:modelComparisonReportCondition
- Accountの指定時:crossCampaignReachesReportCondition
まとめ
今後はMCCアカウントによる複数アカウントを指定したレポート作成ができなくなります。
レポート作成が必要な際は、ディスプレイ広告の広告管理ツールからアカウント単位で作成しましょう。