2024年7月、LIENヤフー株式会社はマッチタイプ「部分一致」の名称を「インテントマッチ」に変更することを発表しました。
本記事では、名称変更の概要と実行日、補足事項を解説します。
部分一致とは
「部分一致」とはキーワードに設定するマッチタイプのひとつです。
「部分一致」を設定すると、登録したキーワードの類義語や関連性のある検索語句に対して広告を表示できます。
下記は「部分一致」の一例です。
<登録キーワード>
「ギフト 誕生日」
広告には「プレゼント」、「誕生日 ギフト」、「贈り物」などのキーワードが表示されます。
「部分一致」は他のマッチタイプよりも多くの要素を考慮しているため、広告の表示対象範囲を広げながら、ユーザーの検索意図に合う広告を表示できます。
機能の詳細はYahoo!広告の部分一致についてを参照してください。
概要
マッチタイプ「部分一致」は「インテントマッチ」に変更します。
名称の変更理由は、ユーザーが検索するさまざまな「意図(インテント)」を的確に捉えて広告表示するためです。
なお、機能面の変更はありません。
下記、名称変更の対象ツールです。
- 広告管理ツール
- キャンペーンエディター
- Yahoo!広告検索広告API
- Yahoo!広告スクリプト
名称変更日
広告管理ツールは2024年7月16日(火)より順次名称を変更します。
広告管理ツール、キャンペーンエディター、検索広告API、Yahoo!広告スクリプトの名称変更完了日は2024年8月1日(木)の予定です。
補足事項
名称変更に伴う補足事項は下記があります。
- 対象外キーワードのマッチタイプは「部分一致」で変更なし
- 英名「Broad Match」は変更なし
- 検索広告APIの対象バージョンは提供されている全バージョン
- 検索APIの対象サービスは「ReportDefinitionService」
なお、検索広告APIにおいて、reportTypesに以下を指定する場合、指定可能な値の「部分一致」を「インテントマッチ」に変更します。
- KEYWORDでKEYWORD_MATCH_TYPEを指定
- SEARCH_QUERYでSEARCH_QUERY_MATCH_TYPEを指定
まとめ
Yahoo!広告検索広告における、マッチタイプ「部分一致」の名称変更の概要と実行日、補足事項を解説しました。
名称変更により、ユーザーの検索意図に合う広告を表示できる可能性が高まります。
今後の広告運用のお役に立てば幸いです。