2024年6月26日、Google広告は検索広告に関する新しいアップデートを発表しました。
今回のアップデートには、除外キーワードのマッチング改善やブランドキーワードの管理機能の強化などが含まれています。
今回の記事では、Google広告の新しいアップデート内容についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
スペルミスバリエーションが除外キーワードの対象に
Google広告の新機能により、除外キーワードの管理が大幅に簡素化されました。
これまではスペルミスごとに個別の除外キーワードを追加する必要がありました。
しかし、新しくなった機能では、正しいスペルの除外キーワードを1つ追加するだけで、そのキーワードに関連するすべてのスペルミスバリエーションも自動的に除外されます。
この変更により、除外キーワードの管理にかかる時間と労力を削減でき、意図しない広告表示のリスクも低減されるでしょう。
さらに、広告効果の向上も期待できます。
この新機能を最大限に活用するには、既存の除外キーワードリストを見直し、スペルミスの除外キーワードを削除してアカウントを整理すると良いでしょう。
これにより、さらに効率的で効果的な広告運用が可能となります。
検索語句レポートの改善
今回のアップデートでは、Google広告の検索語句レポートが大幅に強化されました。
具体的には、これまでプライバシー基準を満たさずレポートに表示されなかったスペルミスを含む多くの検索語句が、正しいスペルの語句と合わせて集計されます。
これにより、従来「その他」カテゴリに分類されていた検索語句の約9%が新たに可視化されるようになったとのことです。
より包括的な検索傾向データにアクセスできるため、キャンペーン最適化の精度が大幅に向上するでしょう。
また、ユーザーの実際の検索行動をさらに深く理解できるようになり、それに基づいてより正確なキーワード戦略を立案することが可能です。
なお、不要な広告表示を減らすことで、広告予算の効率的な利用にも役立ちます。
ブランドの除外機能を強化
今回のアップデートでは、ブランドの除外機能が大幅に拡張されています。
これまでP-MAXキャンペーンでのみ利用可能でしたが、検索広告のすべてのマッチタイプと動的検索広告（DSA）にも適用されるようになりました。
特定のブランド名や関連するスペルミスを含む検索語句に対して、広告が表示されないよう設定できます。
これにより、意図しないブランド関連の検索に対する広告表示を防ぐことが可能です。
具体的には、誤って入力されたブランド名や外国語でのブランド関連検索など、不要なトラフィックの効果的なブロックが可能になります。
この機能は、共有ライブラリまたはキャンペーン設定からブランドリストを作成し、そのリストをキャンペーン設定で「ブランドの除外」として適用するだけで使用可能です。
より関連性の高いユーザーにリーチできるようになるため、ブランド保護の観点からも有効なツールとなるでしょう。
まとめ
今回は、Google広告の新しいアップデート内容について紹介しました。
ブランドの制限と除外機能はブランド関連トラフィックの管理に有用ですが、意図しない制限や除外が発生していないか注意深く確認することが重要です。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
