Google広告には、広告主の専門知識とGoogleの機械学習(AI)を組み合わせて、検索キャンペーンの作成に活用できる会話機能が備わっています。
本記事では、Google広告の会話機能の仕組みや使用手順を解説します。
会話機能の仕組み
Google広告の会話機能は、人間の言語を理解して自動生成する大規模言語モデルのAIを使用しています。
会話機能はチャットベースで、広告主の専門知識とGoogleのAIを組み合わせて、検索キャンペーンの作成ができるように設計されています。
下記は会話機能により自動生成される一例です。
- 検索広告の新しい見出しと説明文の作成
- 関連性の高いキーワード作成
- 画像候補の表示
- サイトリンク候補の表示
このように、会話機能をうまく活用すれば必要なテキストやアセットを簡単に生成でき、検索キャンペーンの最適化を実現できます。
使用手順
Google広告における会話機能の使用手順は、下記を参考にしてください。
- Google広告の管理画面で作成ボタン「+」をクリック
- 「キャンペーン」を選択
- キャンペーンの作成プロセスに進む
- 「キーワードと広告」のステップに進む
- 会話機能を使って検索広告を作成する
使用するランディングページのURLを入力すると、GoogleのAIからキャンペーンとの関連性が高いキーワード、見出し、説明文、画像、サイトリンクの候補が自動生成されます。
その後はAIとの会話を進めていき、表示されたすべての候補を承認または修正すると、キャンペーンの運用が開始されます。
注意事項
下記はGoogleの会話機能における注意事項です。
- 新しいキャンペーンの作成のみ使用可能※1
- 日本語対応は未定※2
- 会話機能の表示はアクセス権が必要
- デリケートなカテゴリ(性的なコンテンツやギャンブル)は非対応
- リクエストは明確かつ簡潔にする
- リクエストの処理に時間がかかる場合がある
- 関連性の高い回答が生成されない場合がある
- 現在も開発中のため、いくつかの制限事項がある
※1 既存のキャンペーンに変更する機能は2024年後半にリリースされる予定です。
※2 現在の対応言語は英語ですが、今後対応言語の拡大が計画されています。
まとめ
Google広告の会話機能の仕組みや使用手順を解説しました。
会話機能をうまく活用すれば広告作成が効率的になり、以前よりも短い期間で成果を出せるようになるでしょう。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
