Google広告では、ホテルキャンペーンのアップデートを行いました。(2024年2月6日発表)
アップデートの背景は以下の2つが挙げられます。
- 旅行業界がパンデミック前の88%まで回復したため(世界観光機構調べ)
- サードパーティCookieの段階的な廃止といった今後の変化に応じたビジネスの成長を支援するため
参考:Google広告ヘルプ|ホテル キャンペーン向けに持続性と効果の高い入札戦略を策定する
また一方で、2024年10月には、ホテルキャンペーンのコミッション入札戦略(宿泊課金型、コンバージョン課金型)が廃止されます。
本記事では、ホテルキャンペーンのアップデートの概要とコミッション入札戦略の廃止に伴う移行スケジュールについて紹介します。
アップデートの概要
ホテルキャンペーンとは、Googleトラベルやホテル関連クエリの検索結果、Googleマップなどにホテルの空き状況と料金を表示することができる広告サービスです。
2023年には、ホテル予約促進向けのP-MAXキャンペーンをリリースし、ホテルへのリーチを増加させることでGoogleが提供するサービス全体で直接予約の増加を目指せるようになっています。
今回のアップデートでは、P-MAXを拡張し、すべてのP-MAXの広告枠に目標広告費用対効果(tROAS)を使用するホテルキャンペーンを配信可能にしました。
これにより、パフォーマンス目標に対する入札精度の向上に期待できるとのことです。
コミッション入札戦略の廃止に伴う移行スケジュールについて
2024年10月に廃止予定のコミッション(宿泊課金型)入札戦略とコミッション(コンバージョン課金型)入札戦略は、今後、段階的に移行されます。
スケジュールは以下のとおりです。
スケジュール | 概要 |
---|---|
2024年2月~ | コミッション(宿泊課金型)への許可リスト登録に対する新たなリクエストは受け付けられなくなる |
2024年4月30日~ | コミッション(宿泊課金型)とコミッション(コンバージョン課金型)は Google広告で入札戦略として選択できなくなる |
コミッション入札戦略が有効なキャンペーンは、廃止日まで引き続き配信されますが、2024年10月31日以降は利用できなくなります。
ただし、該当するキャンペーンの過去のレポートデータについては今後も確認できますので、廃止日までに入札戦略を移行しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、Google広告ホテルキャンペーンのアップデート情報をお伝えしました。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。