Microsoft広告では、AIによる広告配信を自動化できるキャンペーンタイプPerformance Max(以下、P-MAX)が展開されています。
既にGoogle広告でAIを活用し広告枠を横断できるキャンペーンタイプ「P-MAX」が展開されていますが、Microsoft広告のPーMAXはGoogleに続く形になります。
本記事では、Microsoft広告のP-MAXについて紹介します。
MicrosoftのP-MAXとは
P-MAXは、Microsoft広告の広告枠を横断して広告配信できるキャンペーンタイプです。
AIを活用した広告配信の自動化が可能なため、アセットの組み合わせや、自動入札、予測オーディエンスなど、ユーザーの行動履歴に基づく最適な広告配信が可能になります。
また、P-MAXは最もパフォーマンスの高い広告が見つかるまでリアルタイムで適切なクリエイティブアセットとターゲティングを組み合わせます。そのため、最適なユーザーに広告配信ができ、コンバージョンの向上にも期待できます。
P-MAXの設定について
P-MAXの設定手順は以下のとおりです。
- [すべてのキャンペーン] > [キャンペーン] > [作成]を選択
※新しいMicrosoft Advertisingナビゲーションを使用している場合は、閲覧のナビゲーション メニューから[作成]を選択 - キャンペーンの目標に[コンバージョンを促進する]または[商品を販売する]を選択
- [パフォーマンスの最大化]を選択
- [続行] を選択
その後、キャンペーン作成ウィザードの手順に従い設定していきます。
P-MAXを設定する上で押さえておきたいポイントは以下です。
- コンバージョン目標の設定:UETタグの導入が未完了の場合は、UETタグを発行する
- 入札タイプ:「コンバージョン値の最大化」および「コンバージョン数の最大化」を使用する場合はコンバージョントラッキングを設定する
- ショッピング広告の場合:Microsoft Merchant Center内でのストアの開設と、最新のデータフィードに更新しておく
クリエイティブ要件は以下の表をご参照ください。
アスペクト比 | 最小サイズ |
---|---|
1.91:1(※) | 703×368(※) |
1:1(※) | 300×300(※) |
1:2 | 470×940 |
4:1 | 608×152 |
1.5:1 | 300×200 |
1.33:1 | 100×75 |
1.78:1 | 624×350 |
P-MAXを利用する際の注意点
P-MAXは、キャンペーンの作成から通常1週間以内で広告配信が開始されますが、最大10日かかる場合もあります。 さらに、AIに配信パターンを学習させる期間が最大2週間必要なため、余裕を持ったスケジュールで準備するようにしましょう。
また、現在日本で提供されているP-MAXはβ版となりますので、利用する場合は、Microsoftアカウントチーム、またはサポートへのお問い合わせが必要です。
参考リンク:Microsoft Advertising Blog
まとめ
今回は、Microsoft広告のP-MAXについて紹介しました。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。