Googleは、2023年10月25日、Googleの拡張現実(AR)サービスである「ARビューティー」の機能を拡充したことを発表しました。これによりユーザーは、新しくヘアカラーをARで試したり、ファンデーションの色合いなどバーチャルに体験できるようになります。
また、ARビューティの機能拡充と併せて、新しいARビューティ広告も展開されます。
本記事では、その概要について紹介します。
GoogleのARビューティ機能拡充の概要
「ARビューティー」とは、美容製品を購入する前に仮想的に色合いなどを試すことができるGoogleアプリの機能です。 今回の発表では、リップ、アイシャドウ、ファンデーションに加え、新しくヘアカラーのカテゴリが導入されました。
例えば、フランスの化粧品メーカー・L’Oréalが展開しているさまざまなヘアカラーをあらかじめ用意されているモデルや自分で色味を試すことができるようになっています。
このほか、ファンデーションのカテゴリの機能も拡大されます。これまでもファンデーションの色合いが148人の多様なモデルにどのように映るかを見ることできましたが、これに加えて自分でバーチャルに試すこともできるようになりました。
現在、アメリカのユーザーはGoogleアプリだけでなくモバイルブラウザからでも、「ARビューティー」でヘアカラーとファンデーションを試せるようになっているとのことです。 Googleでは、近日中にアイメイクやリップのカテゴリも展開する予定としています。
ARビューティー広告とは
ARビューティ広告とは、美容製品を宣伝するためにAR(拡張現実)技術を使った広告手法です。
スマートフォンのカメラ機能で広告の商品画像をタップすることで、ユーザーは様々な AR試着を行いつつ、気に入った商品をオンラインで購入できるようになっています。
AR技術を使った試着機能を使った広告を利用するには、Merchant Centerアカウントが必要です。
まとめ
今回は、GoogleのARビューティの機能拡張とARビューティ広告の発表について紹介しました。
美容製品は使ってみないと分からないという点が購入を先延ばしにする理由にもなっていたかと思いますが、ARビューティによりユーザーは仮想現実上で一度試すことができるため、購買促進にもつながるでしょう。
Googleは、ARショッピング技術の強化を行っており、今後美容製品以外にも展開されることが予想されます。ぜひ今後の広告運用にお役立てください。