GoogleはAIを活用した新しい広告ソリューションへの取り組みの一環として、2023年10月16日、YouTubeにおいて「スポットライト・モーメント(Spotlight Moments)」という新しい広告パッケージを発表しました。
本記事ではその概要について紹介します。
スポットライト・モーメントとは
スポットライト・モーメントはYouTubeの AI主導の新しい広告パッケージです。 AIの活用により、ユーザーが関心を寄せる季節の主要なイベントに関連ある動画が自動的に識別されるようになります。
たとえば、ハロウィンやクリスマスといったイベントに合わせてスポットライト・モーメントを利用すると、それらのイベント関連コンテンツに広告配信でき、YouTubeカルチャー・ハブ上で動的に更新されるプレイリストにもキュレーションされます。
このYouTubeカルチャー・ハブには広告主のロゴが入るとのことです。
また、ファーストポジションやYouTubeマストヘッド、Google TVマストヘッド、インフィードディスプレイなどを追加することで、さらなるリーチ拡大も可能になるとしています。
半数以上はクリエイターが主要なイベントを解説するのを見たいと回答
2023年に実施された調査「 YouTubeカルチャー&トレンドレポート」において、半数以上が、「イベント自体 (オスカーやグラミー賞など) を見るよりも、クリエイターが主要なイベントを解説するのを見たい」と回答したとのことです。
YouTubeカルチャー&トレンドレポートは、米国、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、メキシコ、インド、インド、韓国、カナダ、日本、ブラジル、サウジアラビア、エジプトの18歳~44歳を対象に行われました。
この調査から季節の主要なイベントに関連したコンテンツに広告配信できる「スポットライト・モーメント」の活用メリットはあるといえるでしょう。
まとめ
今回は、YouTubeの新しい広告パッケージ「スポットライト・モーメント」について紹介しました。
ハロウィンやクリスマスといった季節のトレンドに合わせた広告配信ができるため、リーチ拡大に期待できそうです。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。