Google広告でのリスティング広告を運用する場合、アカウント構成について把握しておくことが重要です。
今回の記事では、アカウント構成について解説し、リスティング広告に効果的なポイントや作成方法をご紹介します。
リスティング広告の運用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
アカウントの構成とは
Google広告は、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の3層構造で成り立っています。
- アカウント:ログインのメールアドレスとパスワード、支払い情報
- キャンペーン:それぞれの広告予算や広告掲載先
- 広告グループ:同じテーマの広告やキーワードをまとめたもの
また、各階層で設定可能な項目は次の通りです。
- アカウント:メールアドレス、パスワード、支払い情報など
- キャンペーン:予算、配信する地域、言語、配信先ネットワークなど
- 広告グループ:キーワード、広告など
アカウント構成の時に押さえておくべきポイント
アカウントを構成する際は、次のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- ユーザーが探している情報とマッチさせる
- 構成はシンプルにする
それぞれ解説します。
ユーザーが探している情報とマッチさせる
ユーザーが欲しいと思っている情報と無関係の広告を表示しても効果が出にくいです。
例えば、「カメラ」関連のキーワードを設定した広告グループに「掃除機」や「炊飯器」の広告を設定している場合、カメラについて調べている人に掃除機や炊飯器の広告が表示され、効果が見込めません。
そのため、広告とユーザーが探している情報が的確にマッチするアカウント構成にすることが重要です。
構成はシンプルにする
広告配信では、どんな人にどのような広告を見せれば目標を達成できるか、機械学習を行っています。
この機械学習に活用される情報は、検索ワードや使用デバイス、住んでいる地域といったユーザーに関するデータや広告の結果などさまざまです。
学習を進めるためには大量のデータが必要になりますが、アカウントの構成を複雑にしすぎると、データが散らばってしまいます。
機械学習が滞るおそれがあるため、できるだけシンプルなアカウント構成を心がけると良いでしょう。
具体的には、同じ予算で同じ地域に広告を出す場合、広告キャンペーンを統一するのがおすすめです。
また、同一のWebページに遷移する広告は、同じ広告グループにまとめることが大切です。
適切なアカウント構成にするための3ステップ
適切なアカウント構成は、次の3ステップで作成することをおすすめします。
- 検索の軸となるキーワードを決める:Google広告が提供する「キーワードプランナー」などのツールを活用する
- 広告グループを整理する:各広告グループに関連のあるキーワードを設定する
- キャンペーンを整理する:広告予算などの設定ごとに整理してキャンペーンを作成する
まとめ
今回は、アカウント構成について解説し、リスティング広告に効果的なポイントや作成方法を紹介しました。
リスティング広告は、適切なアカウント構成で運用することが大切になります。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。