Yahoo!JAPANはYahoo!検索広告において、2023年8月23日に「自動入札のスポット調整」を提供することを発表しました。
本記事では、自動入札の新たな機能「スポット調整」の概要と注意点を解説します。
スポット調整について
自動入札のスポット調整とは、セールや新商品の発売、テレビ放送など、短期間で大幅なコンバージョン率の変動が見込まれる時に、コンバージョン率の引き上げや引き下げの設定調節ができる機能です。
上記のように9月6日〜8日の間にセールがある場合は、セール期間のコンバージョン率を上げることでコンバージョンの獲得を最大化できる可能性があります。
スポット調整の設定方法
自動入札のスポット調整の設定方法は、下記を参考にしてください。
- 新しい広告管理画面から、ツール>自動入札のスポット調整を選択
- 設定項目を入力
設定項目には下記があります。
- スポット調整名:任意の名称
- 適用期間:14日以内で期間を設定
- 対象のキャンペーン:調整するキャンペーンを設定
- デバイス:PC、タブレット、スマートフォンから選択
- コンバージョン率の調整:-90%から+900%で調整率を設定
スポット調整を利用する際の注意点
自動入札のスポット調整を利用する際は、下記に注意しましょう。
- 適用期間
- 対象キャンペーン
- デバイス
- 予算設定
- 広告管理ツール
- キャンペーンエディター
適用期間
長めの期間設定だと、期待した効果を得られない可能性があるため、7日以内での利用を推奨します。
対象キャンペーン
対象は「コンバージョン単価の目標値」と「広告費用対効果の目標値」を設定しているキャンペーンのみとなります。
デバイス
キャンペーンのデバイス調整率を設定している場合、重複して調整されます。
予算設定
スポット調整で引き上げ設定をした場合、ご利用金額が通常よりも増える可能性があります。
広告管理ツール
自動入札のスポット調整は、従来の広告管理ツールでは設定できないので、新しい広告管理ツールからご利用ください。
キャンペーンエディター
スポット調整をキャンペーンエディターで利用したい場合は、全キャンペーンをダウンロードしてください。
全キャンペーンをダウンロードしないと、 自動入札のスポット調整機能の作成や編集、閲覧、削除ができません。
まとめ
Yahoo!検索広告の新たな機能、自動入札のスポット調整を解説しました。
イベントなどによるコンバージョン率の変動を把握していれば、スポット調整を利用することでより大きな成果が期待できるので、ぜひ今後の広告運用にお役立てください。