Googleは、2023年5月1日、YouTube ショートで認知目的の広告配信を可能にするアップデートをリリースしました。
TikTokなどショート動画の世界的な人気を受け、Googleもショート動画に力を入れています。
YouTube 広告では、獲得目的のキャンペーンでショートに広告配信ができましたが、これからは認知目的のキャンペーンなどでの広告配信も可能です。
この記事では、アップデートされたばかりのYouTube ショートでの認知目的の広告配信についてご紹介します。
今回のアップデートについて
2022年から、獲得を目的とした広告メニューの「動画アクションキャンペーン（VAC）」や「アプリキャンペーン」において、縦型動画広告がショートに配信されるようになっています。
認知度向上を目的としたYouTube広告配信メニューの「動画リーチキャンペーン（VRC）」、および「YouTube Select」の広告配信面にショートが組み込まれるのが、今回のアップデートの大きな特徴です。
広告配信面にショートが入る動画リーチキャンペーンでは、GoogleのAIを活用して最適な広告組み合わせを生成できるため、YouTube上でのリーチの効率化が図れます。
また、動画リーチキャンペーンにはショートだけでなく、インフィード動画広告も追加することで、ユーザーとの接触の機会が増やせるでしょう。
動画リーチキャンペーンでの広告配信
動画リーチキャンペーンにおいてショートへ広告を配信する場合、60秒以下の縦型動画を他のアセットとともに入稿します。
縦長画面用に動画を自動で生成できるアセットライブラリを活用すれば、既存の横長動画の利用も可能です。
YouTube Selectでの広告配信
YouTube Selectを利用することで、人気のYouTubeコンテンツに対して、ブランドに適した形式での広告配信ができます。
今回、併せて発表された「YouTube Select Run of Shorts lineup」では、ブランドに関連性が高い人気動画の近くに広告が表示されます。
さらにYouTube Selectでは、ショートの新たな広告配信手法を試験的に導入しています。
これはユーザーがショートの視聴を開始した時に最初に表示される広告で、この新たなアプローチによって強い印象を与えることが可能です。
まとめ
今回は、アップデートによってできるようになったYouTube ショートでの認知目的の広告配信について紹介しました。
TikTokなどのショート動画の人気に伴い、YouTube広告でもショートへの配信の幅を広げています。
ぜひ、今後の広告配信にお役立てください。
