2023年4月17日(アメリカ時間)、Googleは、2024年初頭に「検索広告 360」(SA360)の旧世代版を終了すると発表しました。
Googleは、2022年初頭に新世代版の検索広告 360を発表しており、今回、未定だった旧世代版の検索広告 360の終了時期が明言されたことになります。
旧世代版の機能のサポートが2023年中に段階的に終了するため、Googleはユーザーに対し、早めに新世代版に移行することを呼びかけています。
本記事では、新世代版「検索広告 360」の特長や、旧世代版の具体的な終了スケジュールについてご紹介します。
新世代版「検索広告 360」の特長
新世代版の特長は次の5つです。
- 新しいインターフェース
- 他の検索エンジンへのサポート
- Google 広告の3つの機能が利用可能
- パフォーマンスセンターの機能拡充
- 新しいキャンペーンビルダーテンプレート
それぞれ解説します。
新しいインターフェース
新世代版の「検索広告 360」には、Google 広告の管理画面に近いインターフェースが搭載されています。
多くのユーザーが使い慣れているインターフェースとなっているため、キャンペーンの管理などがスムーズに行えて大変便利です。
他の検索エンジンへのサポート
新世代版は、Googleだけでなく、他の検索エンジンへのサポートも強化されているのが特長です。
Yahoo!広告の動的検索連動型広告・クイックリンクオプションのスケジュール設定・Microsoft 広告のレスポンシブ検索広告・電話番号表示オプション・ローカル在庫広告・カスタマーマッチなどの機能が追加でサポートされ、使い勝手が大きく向上しています。
Google 広告の3つの機能が利用可能
新世代版では、Google 広告の下記の機能を利用することが可能です。
- オークション分析レポート
- P-MAX
- ファインド広告
パフォーマンスセンターの機能拡充
パフォーマンスセンターにおいて、検索エンジンやキャンペーン、期間を横断してシームレスな予算管理ができるようになった点も新世代版の特長です。
また、検索エンジンを横断する予測値の算出や、複数のキャンペーングループを比較しながらのプランニングといった機能拡充も進んでいます。
新しいキャンペーンビルダーテンプレート
新世代版ではキャンペーンビルダーが新しくなり、テンプレートにデータフィードを用いた広告配信の自動化機能が追加されています。
旧世代版の終了スケジュール
旧世代版を利用しているユーザーは新世代版のアップグレードの対象となり、移行推奨日が決まると旧世代版上で移行を促す通知が届きます。
移行日の設定も可能で、通知に表示される移行推奨日、または2024年1月30日以前の日付にすることができます。
旧世代版から新世代版への移行には通常6時間程度かかると予想されるため、時間に余裕を持たせておくことが重要です。
また、新世代版にアップグレードした後でも旧世代版にアクセスできますが、2024年2月から4月の間には終了の予定となっています。
まとめ
今回は、2024年初頭に終了することが発表された「検索広告 360」の旧世代版について、新世代版の特長やスケジュールを紹介しました。
ぜひ、お早めに旧世代版から新世代版に移行しておくことをおすすめします。
今後の広告運用にお役立てください。