YouTubeトップページの最上部に掲載される「マストヘッド」は視認性に優れ、幅広いユーザーにアプローチ可能な広告です。
Googleは今回、既存の「インプレッション単価（CPM）マストヘッド」を補完するための新たな広告枠をリリースしました。
この「YouTube 時間単価（CPH）マストヘッド」によって、重要なイベントの前、または途中、後のいずれかの時間単位で100%の広告シェアが獲得可能です。
CPMマストヘッドとCPHマストヘッドを2つ同時に購入・利用すれば、お互いの機能を補完できて大変便利です。
今回の記事では、2つのマストヘッドについて紹介し、それぞれを活用するためのポイントや新しい測定機能についても解説します。
YouTubeマストヘッドについて
YouTubeの「マストヘッド」は、トップページの最上部に表示される広告のことです。
基本的に「動画広告」となり、すべてのデバイスでブランド、商品・サービスを宣伝できます。
従来、広告主はマストヘッド広告を「インプレッション単価（CPM）」で購入・利用していましたが、これからは「時間単価（CPH）」での購入・利用もできます。
インプレッション単価（CPM）マストヘッドでは、キャンペーン実施時に配信されるインプレッション数は固定されますが、次のようなケースに最適です。
- 24時間以上のプレミアムサポートを継続して受けるケース
- ターゲティング機能を使うケース
- 広告の表示回数に応じた支払いを希望するケース
- 「ディスプレイ＆ビデオ 360」において広告枠を手動で購入するケース
また、時間単価（CPH）マストヘッドでは、YouTubeマストヘッドユニットの配信対象のインプレッションにおいて、指定した時間帯に100%の広告シェアを提供します。
主に次のようなケースで最適な利用が可能です。
- 1時間以上、タイミング重視でキャンペーンを展開するケース
- 広告シェア100%を希望するケース
- 時間単位での支払いを希望するケース
- YouTubeのライブ配信をPRするケース
マストヘッド広告は、Googleの営業担当者を通じて予約購入が可能です。
インプレッション単価（CPM）マストヘッドは、ディスプレイ＆ビデオ 360（DV 360）の事前購入でも利用できます。
新しい測定機能について
今回のリリースでは、新しい測定機能もマストヘッドに導入されています。
ユーザーの市場で測定パートナーの利用が認可されている場合、「Nielsen」と「Kantar」を介して、CPMマストヘッドのリーチ測定が可能です。
また、購入したCPMマストヘッドにおいては、Googleのブランド効果測定機能を利用したパフォーマンス測定もできるようになりました。
広告がYouTubeのトップページでどのように表示されるか知りたい場合は、動画アセットをマストヘッドプレビューツールにコピーすることで確認できます。
まとめ
今回は、新しく導入された「時間単価（CPH）マストヘッド」を中心に、主にYouTubeの2つのマストヘッドについて紹介しました。
ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。
