Yahoo!では、2022年10月5日(水)よりYahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)のコンバージョン設定において、詳細マッチングの提供が開始されました。
詳細マッチングの提供開始に伴い、コンバージョンAPIが利用できるようになっています。
本記事では、YDAの詳細マッチングとコンバージョンの詳細マッチング用タグ・コンバージョンAPIを利用する場合についての概要を紹介します。
詳細マッチングの概要
詳細マッチングとは、コンバージョンタグと広告主が持つ顧客情報を連携することで、コンバージョンを測定できる機能のことです。
これにより、コンバージョン数をより正確に把握できるようになります。
たとえば、実店舗への来店歴や購入歴といったコンバージョンを把握でき、リピート購入などの測定に活用可能です。
詳細マッチングで連携できる情報
詳細マッチングで連携できる情報は以下のとおりです。
- メールアドレス
- 電話番号
電話番号については、今度アップデート予定ですが、今のところ連携のみでコンバージョンデータの取得は不可となっています。
測定ツールについて
詳細マッチングの利用には、まずコンバージョン測定で詳細マッチングの利用を選択します。
情報の送信はいずれも暗号化が必須となっているため、以下のいずれかの方法で連携が必要です。
- 広告管理ツールを利用して、コンバージョンタグに項目を追加
- コンバージョンAPIのご利用
次の項でコンバージョンAPIを利用する場合について紹介します。
コンバージョンAPIを利用する場合
今回のアップデートでは、広告主のサーバーサイドでコンバージョンの計測が可能になる「コンバージョンAPI」の提供を開始されました。
コンバージョンAPIを利用して開発した計測ツールを広告主のサーバーに設置することで、柔軟なコンバージョン測定が可能です。
ただし、利用にはAPIを用いたアプリケーションを開発、運用できる環境が必要ですので、そういった環境がない場合は利用できないという注意点があります。
また、コンバージョンAPIを利用する場合は、以下のYahoo!JapanデベロッパーネットワークよりClient IDを取得する必要があります。 https://e.developer.yahoo.co.jp/register
まとめ
今回は、YDAのアップデート情報として、詳細マッチングの概要をご紹介しました。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。