Googleでは2022年10月22日、広告に使用される情報をユーザー自身が管理することができるマイアドセンターの提供を、世界中で開始したことを発表しました。
本記事では、Googleマイアドセンターの概要について解説します。
マイアドセンターとは?
マイアドセンターとは、ユーザー自身が広告体験をコントロールしたり、好きなブランドをフォローしたりするできる新しいプライバシーツールです。
広告表示のオン/オフは簡単です。
ユーザーがGoogleにログインすると表示された広告から直接マイアドセンターにアクセスできます。
そこからユーザーが好みの企業やサービス、気になるトピックに関する広告を多く表示させたり、興味のない広告は制限することが可能です。
Googleの発表内容について
Googleのユーザープライバシートラスト担当プロダクトマネージャーのKarin Hennessy氏によると、「Googleのサイトやアプリでの活動から得られる総合的な推定をユーザーがコントロールできるようにしていなかった」と説明しています。
今回のマイアドセンターの提供により、それらの問題が改善され、ユーザーがコントロールできるようになりました。
これは、よりユーザーエクスペリエンスを向上させるためのアップデートといえるでしょう。
表示を制限できるトピックについて
マイアドセンターでは、センシティブな広告カテゴリーを拒否する意思を示すこともできるようになっています。
たとえば、以下のトピックに関連する広告表示を制限することが可能です。
- アルコール
- 出会い系
- ダイエット
- ギャンブル
- 妊娠
- 育児
プライバシーを優先した広告管理について
Googleでは、プライバシーに関する基本原則に従い、収集する情報と収集しない情報を決定しています。
これは、マイアドセンターにおいても同様です。
プライバシーを優先した広告管理について、Googleでは以下のように発表してます。
- 個人情報を他者に販売することはしない
- Googleのアプリ(※)に保存されたコンテンツを広告のために使用しない
- センシティブな情報をパーソナライズド広告にすることはしない
※Gmail、Googleフォト、Googleドライブなど
まとめ
今回は、Googleが提供を開始したばかりのマイアドセンターについて紹介しました。 今後の広告運用に、ぜひお役立てください。