リスティング広告を配信する上で、「もっとユーザーにアピールできる広告を発信したい!」とお考えの方も多いのではないでしょうか?
ユーザーにアピールをするためには、メインとなる広告文の設定も大切ですが、加えて広告表示オプションを設定することも大切です。
Google広告の場合、「サイトリンク表示オプション」はメリットの多い広告表示オプションの1つです。設定していないのであれば必ず設定することをおすすめします!
今回はこのサイトリンク表示オプションについて解説します。
サイトリンク表示オプションとは
サイトリンク表示オプションとは、特定のページにユーザーを直接誘導できるオプション機能のことです。画像のように、一番上に広告見出しと説明文、その下に複数のサイトリンクが表示されます。
ターゲットユーザーの多様な目的に対し、複数のリンク先を提示できるため、ユーザーの意図に沿ったサイト誘導が可能です。
サイトリンク表示オプションは、Google検索結果の上・下に表示され、端末の種類や表示場所、キャンペーンタイプなどによって表示数が異なり、パソコンでは2~6個、スマホでは最大8個表示されます。
Yahoo!広告では「クイックリンクオプション」と呼ばれ、基本的な概要はGoogle広告のサイトリンク表示オプションと同様です。
サイトリンク表示オプションを設定する3つのメリット
サイトリンク表示オプションを導入するメリットをご紹介します。
視認性が高くなることにより、クリックされやすくなる
サイトリンク表示オプションを設定することで、競合他社よりも視認性が高くなりクリックされやすくなります。これが最も大きなメリットといえるでしょう。
また、様々なサイトリンクを表示させられるので1つの広告においての情報量が多く、ターゲットユーザーに幅広い側面からアピールできるようになります。よってクリック率の改善が期待できるでしょう。
広告ランクの向上に繋がる
サイトリンク表示オプションを始めとした広告表示オプションを設定することで、広告ランクを向上に繋がります。クリック率の改善だけでなくクリック単価の抑制にも貢献します。
時期に合わせた内容にすぐ変更してアプローチできる
リンクテキストやURLは好きなときに変更ができ、セールやキャンペーンに合わせた表現が可能です。
サイトリンク表示オプションの入稿規定
サイトリンク表示オプションの入稿規定は以下の通りです。どんな内容でも入稿できるわけではないので注意が必要です。
文字数と表示要件
文字数 | リンクテキスト:半角25文字以内 説明文:半角35文字以内(リンクテキストひとつにつき2個まで設定が可能) |
最低限必要数 | リンクテキスト:2個 |
表示数 | パソコン:最大6個 モバイル・タブレット:最大8個 |
設定上限数 | 20個 |
Yahooのクイックリンクオプションも文字数・表示要件は同じです。
広告ポリシー要件
サイトリンク表示オプションの表示にあたり、以下の要件を満たさなければなりません。
- 複数のサイトリンクに同じリンクテキストは使用しない。
- 1つのキャンペーン・広告グループにおいて、複数のサイトリンクをリンク先として、同じランディングページやコンテンツ(同ページの別タブへのリンク等)を割り当てしない。
- 広告の最終ページURLのドメインと一致するサイトリンクURLを設定する。第三者のURLの使用は禁止。
- ユーザーの目を引くことだけを目的とした、不必要な句読点や記号を使用しない。
サイトリンク表示オプションの広告ポリシー要件の詳細は下記リンクをご覧ください。
サイトリンク表示オプションの要件 – Google 広告 ヘルプ
Yahoo!のクイックリンクオプションについては、下記リンクをご覧ください。
サイトリンク表示オプションを設定する上での3つのポイント
サイトリンク表示オプションを設定する上でのポイントを3つご紹介します。
リンクテキストはできるだけ短くわかりやすい表現にする
リンクテキストの文言は、全角5~7字を目安に文字数はできるだけ短く、ターゲットユーザーにわかりやすい表現で設定しましょう。
サイトリンク表示オプションは、リンクテキストの文字数が短いほどサイトリンクが多く表示されるのでので、長くても半角16文字(全角8文字)までがオススメです。
説明文を設定する
サイトリンク表示オプションでは、説明文を設定することで画面占有率が上がります。
説明文を設定しなくても配信はされますが、設定することで広告の専有面積を高められます。配信するのであれば必ず設定しましょう。
サイトリンクは最低8つ設定する
サイトリンク表示オプションは最も効果の高いサイトリンクの表示回数を増やすシステムになっています。そのため最大限配信できる数である8つを設定することをおすすめします。多くのサイトリンクを設定することで、クリックに繋がるものを選定できます。
ただしリンク先のコンテンツが類似していると、同一コンテンツとみなされて審査落ちする場合もありますので、闇雲に数を増やせばよいわけではないので注意が必要です。
まとめ
サイトリンク表示オプションはクリック率、広告ランクの向上が見込めるメリットが高いオプションです。
設定して損になることをは基本ありませんので、配信するのであればぜひ設定しておきましょう。