運用型広告の配信を検討されている方の中には、各媒体の支払い方法・決済方法ってどうなっているんだろう?とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
決済方法がしっかり設定できないと、広告アカウントを開設して広告を設定して配信しても、
「あれ?Googleの広告は配信できているのにFacebookの広告は配信されていない?!」
といった事が起きる可能性があるので、決済方法を理解しておくことは重要です。
今回はYahoo!広告、Google広告、Facebook広告、LINE広告、Twitter広告の支払い方法・決済方法を紹介します。
運用型広告で利用できる決済方法一覧
はじめにこれら媒体の支払い方法・決済方法を一覧化しました。配信検討中の媒体の決済方法をざっとご確認ください。
媒体 | 決済手段 | クレジットカード | 銀行振込 | コンビニエンスストア・Pay Easy | PayPal |
Yahoo!広告 | 自動入金 | ○
(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners) |
○ | ✕ | ✕ |
自動入金 (月定額一括入金) |
✕ | ✕ | ✕ | ||
手動入金 | ✕ | ✕ | ✕ | ||
Google広告 | 自動払い | ○
(VISA、Mastercard、JCB、American Express) ※Dinersは使用不可 |
○ | ✕ | ✕ |
手動支払い | ○ | ○ | ✕ | ||
毎月の請求書発行
(ご利用限度額) |
✕ | ○
電信扱い・小切手 |
✕ | ✕ | |
Facebook広告 | 自動決済 | ○
クレジット機能付きデビットカード (VISA、Mastercard、American Express、JCB) |
✕ | ✕ | ○ |
手動決済 | ✕ | ○ | ✕ | ✕ | |
LINE広告 | 自動決済 | ○
VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners)
|
✕ | ✕ | ✕ |
手動決済 | ✕ | ✕ | ✕ | ||
請求書払い | - | ✕ | ✕ | ✕ | |
Twitter広告 | 自動決済 | ○
クレジットカード・デビットカード (VISA、Mastercard、American Express、JCB、Discover、China Union Pay) ※太字部分はクレジットカードのみ利用可能です。
|
✕ | ✕ | ✕ |
請求書払い | ○
クレジットカード・デビットカード (VISA、Mastercard、American Express、JCB、Discover、China Union Pay) ※太字部分はクレジットカードのみ利用可能です。
|
✕ | ✕ | ✕ |
次からは媒体毎に細かく説明していきます。
Yahoo!広告
Yahoo!検索広告・ディスプレイ広告では、広告掲載前の前払いが基本です。
支払った金額は、自身の検索広告・YDAの口座に入金され、「前払い金」としてアカウント残高に表示されます。発生した広告費用はアカウント残高から差し引かれます。前払い金のアカウント残高がゼロになった場合は、広告の掲載を停止します。
入金方法は以下3つから選択できます。
自動入金 | 残高が減少すると、登録したクレジットカードから自動的に入金が行われます。 | |
決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners) | |
自動入金 (月定額一括入金) |
毎月1日に自身が設定した金額を入金する形式です。広告予算として毎月固定した金額を利用する場合や、広告費用の使い過ぎを防止におすすめです。 | |
決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners) | |
手動入金 | 残高をその都度確認しながら入金する形式です。クレジットカードの場合は決済後即時残高に反映、銀行振込から3営業日後の反映となります。 | |
決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners)・銀行振込 |
クレジットカードでの支払いの場合は、Yahoo!ビジネスマネージャーへの事前にクレジットカードの登録が必要です。また、一部の代理店は、「売掛取引」(後払い方式)の場合があります。
Google広告
Google広告の場合は、以下の決済方法が使用できます。
自動支払い | 運用広告掲載開始後、広告費用が発生した後にメインのお支払い方法に対して自動的に費用が請求されます。
・広告掲載後、最後の自動課金から 30 日が経過 ・あらかじめ設定した金額(限度額)に達する どちらかが先に発生した時点で自動的に課金されます。また、費用の管理上必要なときはいつでもお支払いを行うことができます。 |
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決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、American Express)・銀行振込 | |
手動支払い | 前払い限定の支払い方法で、任意の時点で広告費用を支払います。広告掲載開始後に発生した費用は、その支払い額から充当されます。差引残高が少なくなると、次の支払いを促すメールが届き、支払い残高がなくなると、広告掲載は停止されます。
※手動払いの設定できない国・地域もありますので、ご注意ください。 |
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決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、American Express)・コンビニエンス ストアまたは Pay Easy(ペイジー)
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毎月の請求書発行
(ご利用限度額)
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発生した広告費用に対して毎月請求書が届き、小切手か銀行振込での支払います。この支払方法では、Googleの設定する基本要件を満たす場合は、ご利用限度額を設定できます。 | |
決済方法 | 銀行振込(電信扱い)・小切手 |
Google広告の利用者の多くが自動支払い・手動支払いを利用しています。毎月の請求書発行の利用も可能ですが、その場合、以下の基本要件を満たす必要があります。
- 会社を登録してから1年以上が経過していること
- 有効なGoogle 広告アカウントを1年以上良好な状態で保有していること
- 過去12ヵ月のうち、お支払額が50万円以上の月が3回以上あること
この基本要件を満たしていて、毎月の請求書発行のお申し込みを希望される場合は、こちらをご確認下さい。
Facebook広告
Facebook広告の場合は、以下の決済方法が使用できます。
自動決済 | 広告費用が請求単位額(※)に達するたびに、その金額が請求されます。残りの費用は毎月の請求日に再度請求されます。 | |
決済方法 | クレジット機能付きデビットカード
(VISA、Mastercard、American Express、JCB)・PayPal |
|
手動決済 | この支払方法では、広告作成時に費用を入金する方法です。広告掲載後、最大で1日1回、残高から広告費用が差し引かれます。残高がなくなると広告掲載が停止されますので、十分な金額を入金しておく必要があります。 | |
決済方法 | 銀行振込 |
Facebook広告では、一度設定した決済方法から変更ができないという点に注意が必要です。
参考:Facebook広告の支払いのタイミング | Facebook Businessヘルプセンター
Facebook広告で利用できる支払い方法 | Facebook Businessヘルプセンター
LINE広告
LINE広告の場合は、以下つの決済方法が使用できます。
自動決済 |
利用状況に応じて自動的に引き落としが実行されます。一定期間内にLINE広告側で定めた金額に達しない場合、最後の決済から20日後に決済が実行されます。 自動決済の請求タイミング以前に決済を行いたい場合は手動で決済を行うことが可能です。 |
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決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners) | |
請求書払い |
LINE広告側が指定する条件を満たす場合、請求書払いへの変更が可能です。 (過去3ヵ月間、毎月50万円以上の出稿、または請求書払い希望開始月から1ヵ月50万円以上の出稿をお約束できる) |
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決済方法 | クレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners) |
LINE広告では支払い方法がクレジットカードのみですので、ご注意ください。
Twitter広告
Twitter広告の場合は、以下の決済方法が使用できます。
自動支払い | クレジット限度額(※)に達したタイミングで請求が発生します。
請求日を選択することはできません。Twitterが設定するルールに基づいて、自動的に請求が行われます。 |
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決済方法 | クレジットカード・デビットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Discover、China Union Pay) | |
請求書払い
(IOリクエスト)
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1ヵ月あたり50万円以上の出稿がある場合は、請求書払いを利用できる可能性があります。この場合、申し込みから広告配信開始まで5営業日ほどかかるため、注意が必要です。
※変更の申し込みには一定の条件と審査があるため、請求書払いでの対応ができない場合があります。 |
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決済方法 | クレジットカード・デビットカード(VISA、Mastercard、American Express、JCB、Discover、China Union Pay) |
※クレジット限度額…広告アカウントが費やすことができる上限予算金額です。
まとめ
決済方法はどの媒体もクレジットカードがメインとはなっていますが、媒体によって使えないクレジットカードブランドもありますので、注意が必要です。
思わぬ掲載停止で機会損失とならないよう、あらかじめ広告費用の支払い方法や決済方法を押さえおく事が大切ですね。