こんにちは、運用者の山中です。
最近Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のブランドパネルについて聞かれることがあったため、今回は配信設定や注意点についてご紹介します。
PCブランドパネル/SPブランドパネルとは
ブランドパネルとは、Yahoo! JAPANトップページの「ブランドパネル」枠に、静止画・動画を利用した広告を掲載できる広告掲載方式です。
Yahoo! JAPANトップページのファーストビュー(インターネットユーザーがウェブページを訪問した際、ページをスクロールせずに表示される部分)に広告を掲載することで、ユーザーに自社の商品やサービスの魅力を大きくプロモーションできます。
PCブランドパネル掲載位置
SPブランドパネル掲載位置
PCブランドパネル/SPブランドパネルの仕様と設定方法
PCブランドパネル
広告仕様(静止画)
- アスペクト比 1:1
- 最小ピクセルサイズ 600×600
- ファイルサイズ 最大3MB ※ファイルサイズが150KBを超える場合、入稿時に圧縮されます
- ファイル形式 GIF 89a、JPEG、PNG
広告仕様(動画)
- アスペクト比 16:9 もしくは 1:1
- 最小ピクセルサイズ 640×360 もしくは 600×600 ※入稿時に配信用サイズに圧縮されます
- ファイルサイズ 最大200MB
- 動画フォーマット(拡張子) .mp4
設定方法
①「キャンペーン作成」からキャンペーンの目的に「コンバージョン」もしくは「サイト誘導」を選択
②「プレイスメント」で“toppage.yahoo.co.jp”を設定
③PCブランドパネル用のバナー画像or動画を入稿
SPブランドパネル
広告仕様(静止画)
- アスペクト比 16:9
- 最小ピクセルサイズ 640×360
- ファイルサイズ 最大3MB ※ファイルサイズが150KBを超える場合、入稿時に圧縮されます
- ファイル形式 GIF 89a、JPEG、PNG
広告仕様(動画)
- アスペクト比 16:9
- 最小ピクセルサイズ 640×360 ※入稿時に配信用サイズに圧縮されます
- ファイルサイズ 最大200MB
- 動画フォーマット(拡張子) .mp4
設定方法
①「キャンペーン作成」からキャンペーンの目的に「ブランド認知」を選択
②「プレイスメント」で“m.yahoo.co.jp”を設定
③SPブランドパネル用のバナー画像or動画を入稿
注意点
キャンペーンの目的は指定のものでないとNG
設定方法で記載した通り、PCブランドパネル or SPブランドパネルで配信する場合、キャンペーンの目的は指定のものを選択する必要があります。指定のもの以外のキャンペーンの目的を選択しても、広告の配信はされません。
また、キャンペーンの目的にどれを選択するかによって、自動入札、手動入札に関わらず配信が最適化されます。詳細は下記リンクよりご確認ください。
SPブランドパネルは日予算の下限がある
上述の通り、SPブランドパネルの配信ではキャンペーンの目的を「ブランド認知」に設定する必要があります。2021年1月28日より、ブランド認知キャンペーンの1日の予算下限値が下記の通り変更となりました。
(変更前)
・入札価格(1,000ビューアブルインプレッションあたり)が1~999円の場合:
入札価格×100の金額
・入札価格(1,000ビューアブルインプレッションあたり)が1000円以上の場合:
100,000円
(変更後)
入札価格に関わらず、一律50,000円
1日の予算が最低50,000円のため、単純に1ヶ月配信する場合は1,500,000円ほどの予算が必要、とうことなります。
まとめ
ブランドパネルはYahoo! JAPANトップページに配信され、認知拡大の面では魅力的な配信方法です。媒体側の仕様変更なども直近でありましたので、ブランドパネルでの配信を検討していた方にこちらの記事がお役に立てば幸いです。
以上、普段の何気ない検索はパソコンならGoogle、スマホならYahoo!JAPANと使い分けてる山中でした。