今回は、Google広告にて新しく提供開始された「画像表示オプション」についてご紹介します。
「検索広告=テキストのみの訴求しか出来ない」という今までの概念が覆るビッグニュース。簡単に設定できてメリットはたくさんあります。既に日本語に対応しているようですので、提供されているアカウントはぜひ取り入れたい機能です!
画像表示オプションとは
広告表示オプションの新しい機能で、検索広告に画像を表示することが出来ます。※2020年8月25日現在、一部のアカウントにβ版として提供されています。
2019年夏に、画像付きの広告フォーマット「ギャラリー広告」β版がローンチされましたが、2020年8月に廃止されることが発表されたため、画像表示オプションが唯一の画像訴求出来る機能となります。
なお、課金方式はクリック課金型です。画像をクリックされたら広告文へのクリックと同じクリック単価が請求されます。
見え方としては、モバイルのGoogle検索結果に表示される画像のようなイメージですね。(下図)
ちなみに画像表示オプションもPCには表示されず、モバイルのみの表示となります。そのため、画像内テキストがあると小さくて読みづらいのではと思います。(あくまで個人的な感想ですがシンプルな画像のほうが見栄えは良さそうです。)
ヘルプページ:画像表示オプションについて
画像要件
必要な画像要件は以下のとおりです。
- アスペクト比:1:1(画像がこれより大きい場合はトリミングできます)
- 最低解像度:300×300(推奨サイズは 1200×1200)
- ファイル形式:PNG、JPG、静止 GIF
- 最大ファイルサイズ:5120KB
- 推奨される画像のセーフエリア:重要なコンテンツを画像の中央 80% に配置する
- 設定可能画像数:1~20枚
ヘルプページには正方形サイズの要件しか記載されていませんが、実際に画像をアップロードしてみると横長画像も設定することが出来るようになっています。サポート窓口へ確認してみると、「正方形画像は必須、オプションで設定できる横長画像(1:1.91)も設定することを推奨」とのことでした。
また、もちろん画像表示オプションにも審査がありますので「画質の要件」を満たしていなければ不承認となります。ヘルプページには、配信が可能になるまで5営業日ほどかかると記載されているため、余裕を持って設定しましょう。
メリット
画像表示オプションのメリットを考えてみました。
①ユーザーの目に入りやすい
まず、なんと言っても目に付きやすいことではないでしょうか。専有面積もかなり増えそうです。テキストだらけの検索結果に画像があるとやはり目立ちますし、自然検索結果に画像が表示されていても引けをとりません。
また、ショッピング広告は難しそうで手が出せない‥というECサイトの広告主様も、商品画像を見てもらえるため嬉しい機能ですね!
②導入しやすい
画像表示オプションはレスポンシブディスプレイ広告の画像サイズと同じであるため、「300×300」・「1200×628」サイズの画像があれば設定できます。また、ウェブサイトから使用可能サイズの画像を拾い上げて設定することも出来ます。設定するにあたり、画像を用意することがネックになっている方はこちらの方法をまずは試してみてはいかがでしょうか。
③画像ごとの数値データが分かる
画像ごとに表示回数やクリック数などの数値を確認することが出来るため、PDCAを回す際に役立ちそうです。
設定方法
設定方法はとても簡単です。テキストは全く必要なく、画像を設定するだけです。
広告表示オプションから「画像表示オプション」を選択
設定したいキャンペーン(または広告グループ)を選択し、下図赤枠内から画像を選択
まとめ
今回は画像表示オプションについてご紹介しました。
Googleによると、オンラインで買い物をする人の85%は、ブランドや小売店を決める際に製品情報と画像を重要視しているようです。同時期にレスポンシブディスプレイ広告に新デザインが追加されたりと、視覚的訴求の強化が行われているようですね。新しい機能やアップデートにはいつもワクワクします。