LINEヤフーは7月8日より、LINE広告とYahoo!広告(ディスプレイ広告)内で生成AIを利用した「テキスト生成AI機能」のβ版をリリースしたことを発表しました。
今回はこの生成機能を使ったLINE広告作成はどのように行えばいいのか、注意しなくてはいけない点などをまとめて解説します。
AIって難しいかも?と思っている方こそ、ぜひ最後までご一読ください。
テキスト生成AI機能(β版)とは
今回実装されたテキスト生成AI機能とは、広告作成画面内で生成AIを利用して、その広告のタイトルや要約文(ディスクリプション)を自動で作成するものです。広告主であれば無料で使用できます。
たとえば
- 業界
- 商品・サービス名
- ランディングページ
- キーワード
- アピールポイント
といった必要事項を入力すれば、瞬時にタイトルやディスクリプションを提案してくれます。
テキスト生成AI機能はこんな方におすすめ
テキスト生成AI機能では、キーワードから最適な説明を導き出して言語化してくれるので
- サービス内容は説明できるが、どのように押し出したらいいか思い浮かばない
- 一からテキストを作成するのに時間がかかってしまう
と言った方にはうってつけのサービスと言えます。
テキスト生成AI機能の使い方
テキストの生成手順は以下の通りです。
- 広告マネージャーから、[広告]タブ > [広告を作成]をクリック
- 「キャンペーン」と「広告グループ」を選択
- テキストタイプの入力欄の右上に出る「生成AIを使って作成する」ボタンを押す
- 必要事項を入力する
- 「生成する」 ボタンを押して、テキスト生成を開始!
その後は生成されたテキストを「適用」すれば、管理画面の入力欄にできた文章が入ります。
後で手動で編集することも可能ですし、生成したテキストが気に入らなければ「リセット」でやり直すこともできます。そのため、納得が行くまでテキスト生成が可能です。
入力されたテキストは、広告作成画面でプレビューを確認できます。
利用できるキャンペーン目的
今回のテキスト生成AI機能は、
- ウェブサイトのアクセス
- ウェブサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
- 動画の再生リーチ
- 友だち追加
へのキャンペーン目的で使用が可能となっています。
対象となるフォーマット
フォーマットは
- 静止画(Card/Square)
- 画像(小)
- 画像(アニメーション)
- 動画(Card/Square)
- 動画(小)
が対象です。
テキスト生成AI機能の注意点
広告文作成の時短につながる今回のテキスト生成AI機能ですが、注意点がいくつかあります。
- 生成ができるのは1アカウントにつき1カ月最大30回までで、使い切ってしまうと翌月月初まで待たなければならない
- 生成されたタイトル・ディスクリプションは広告審査の承認を保証するものではないので、必要に応じて修正が必要
- まだβ版で本実装ではないため、予告なく仕様の変更や機能が停止する可能性がある
以上の点に気をつけながら広告作成を行いましょう。
まとめ
広告作成の場面においても、AIの波はどんどん押し寄せてきています。
今回リリースされたテキスト生成AI機能をうまく活用すれば、広告主は少し調整を行えば簡単にLINE広告やYahooディスプレイ広告が量産できるので、リソースの大幅な削減につながるでしょう。
本機能をうまく取り入れて、時代やニーズに合った広告作成をしていきたいですね!