X広告やInstagram広告、TikTok広告など、SNSに広告を投稿する際に何か間違いがあると、読み手によって誤解や混乱を招き、クレームや炎上に発展するリスクがあります。
そこで今回は、SNS広告の運用担当者が気を付けるべきチェックリストを紹介します。
テキストに関するのチェックリスト
はじめに、投稿するテキスト内容を確認します。
テキストでは、以下の項目をチェックしましょう。
- 誤字脱字
- トンマナ
- 文字の閉じ・開き
- 環境依存文字
- 半角・全角文字の統一
- 不要なスペース
- スペル
それぞれ解説します。
誤字脱字
投稿の基本は、誤字脱字のチェックです。
SNS運用に慣れてくると、誤字脱字のチェックがおろそかになってしまうことがあります。
また、衍字(えんじ:不要な文字の入力)もないかあわせて確認しましょう。
トンマナ
SNSアカウントにはトンマナがあります。
トンマナとは「トーンとマナー」を合わせた言葉で、デザインやスタイル、文言などに一貫性を持たせるルールを指します。
テキストにおいては、「~です・ます」や「~だ・である」といった文末は統一させるようにしましょう。
文字の閉じ・開き
「文字の閉じ・開き」とは、文章を書く際に漢字やひらがなを使いわけることを指します。
- 閉じ:漢字表記
- 開き:ひらがな表記
投稿ごとに閉じ・開きがバラバラにならないよう、「どの文字は閉じて、どの文字は開くのか」を決めておきましょう。
環境依存文字
環境依存文字とは、パソコンやスマホ、環境(OS)によって、文字化けや機器の誤作動を引き起こす可能性のある文字を指します。
下記は環境依存文字の代表的な例なので、利用はできるだけ控えるようにしましょう。

半角・全角文字の統一
投稿の中で半角と全角を混在させると、読み手に不快感を与えたり、内容が伝わりにくくなる可能性があります。
そのため、半角文字と全角文字は統一させましょう。
下記は半角文字と全角文字の統一が必要な例です。
- 「Now on SALE」
- 「12時からセール開始!3,000円ごとにくじを1回ひけます!」
上記のように、文字に統一性がないと非常に読みづらい文章になるので、英語や数字の表記には特に注意しましょう。
不要なスペース
文章を打っている途中で不要なスペースが入ってしまうことがあります。
また、文章をコピペしたときに入ってしまうこともよくあるので気を付けましょう。
スペル
英語を書くときには、スペルチェックを必ず行いましょう。
検索などにかけて正しいスペルを確認する習慣をつけておくことをおすすめします。
内容に関するチェックリスト
続いて、内容に関するチェックに移ります。
- 情報の信憑性
- 固有名詞
- 画像
- URLの遷移
それぞれの詳細を見ていきましょう。
情報の信憑性
投稿内容に誤情報がないか確認しましょう。
日時や場所、締め切りなど間違っていると、ユーザーの混乱を招いてしまいます。
固有名詞
商品名や人名など、固有名詞は再度チェックしましょう。
固有名詞を間違えると、信頼を大きく損失してしまう可能性があります。
画像
投稿に画像を入れるときは、その画像が正しいか確認しましょう。
誤って関係ない画像をアップロードしてしまうと、ユーザーに混乱を与えてしまいます。
また、仮画像を誤って投稿しないよう注意しましょう。
URLの遷移
ホームページ(HP)やランディングページ(LP)などに誘導する際、URLが正しいか確認しましょう。
SNS投稿ツールの中には、URLのチェック機能が搭載されているものもあるので、積極的に活用してください。
その他のチェックリスト
最後に、下記内容もチェックします。
- アカウント
- 投稿日時
- 炎上のリスク
それぞれ解説します。
アカウント
複数のアカウントを運用する場合は投稿ボタンを押す前に、どのアカウントでログインしているか、アカウント名を必ず確認してください。
公開してはいけない情報を誤って別のアカウントで公開してしまうケースもあるため、よく注意しましょう。
投稿日時
投稿を前もって作っている場合は、適切なタイミングで投稿できているか確認しましょう。
例えば、キャンペーン開始前の下書き保存状態のものが誤って投稿されてしまうと、企業やブランドの信用をなくしてしまう可能性があります。
炎上のリスク
SNSは多くのユーザーに情報を届けられる一方、炎上につながりやすい側面を持っています。
誤った情報や不確かな情報、不適切な表現などがないかチェックするようにしましょう。
まとめ
SNS広告の運用担当者が気を付けるべきチェックリストを紹介しました。
SNS広告運用では、些細なミスが大きな問題を引き起こすことがあります。
ユーザーからの信頼を得られるよう、一つひとつしっかり確認してから投稿しましょう。