2025年1月、LINE広告のクロスデータターゲティングの新規受付が停止しました。また、2025年3月には機能の提供終了が予定されています。
そこで代わりに活用できるのが、LINEのビジネスマネージャーです。
今回は、クロスターゲティングの機能を改めて解説し、どのようにビジネスマネージャーで活用すべきかを解説します。
LINE広告のクロスターゲティングとは
クロスターゲティングとは、LINE公式アカウントやLINE広告において、プロダクトを横断しながらユーザーにLINE Tagを配信できる機能です。
LINE公式アカウントやLINE広告アカウントがあれば、通常の広告費用のみで利用できます。
クロスターゲティングを利用することで、以下のようなサイクルを生み出すことが可能です。
- LINE広告の「友だち追加広告」を使う
- LINE公式アカウントの友だちが増える
- 増えた友達にメッセージを送信する
- 反応のよいユーザーと似ているオーディエンスを作る
- オーディエンスに友達追加広告を配信する
- 友達がさらに増える
また、クロスターゲティングのLINE Tagでは、ユーザーがどのようなアクションをしたか調べ、効果計測ができます。
LINE公式アカウントのメッセージ配信やLINE広告でどのような効果があったかを分析することで、施策の最適化ができるようになります。
このようなメリットから人気機能の一つであったクロスターゲティング広告ですが、2025年1月に新規受付が終了。2025年3月には、機能の提供終了が予定されています。
代わりに、ビジネスマネージャーを利用することになりました。
ビジネスマネージャーで出来ることとは
クロスターゲティングからビジネスマネージャーに変わったことにより、以下のことができるようになりました。
- LINE公式アカウント間でオーディエンス共有
- LINE広告アカウント間でオーディエンス共有
- 他のLINE公式アカウントが紐づけられたLINE広告アカウントへのオーディエンス共有
- Talk Head View、Talk Head View Customの取得データの共有
- LINE NEWS TOP ADの取得データの共有
- 複数のアカウント間でLINE Tagの共有
- ビジネスマネージャー上でLINE Tagの作成
- メールアドレス・電話番号オーディエンスをLINE公式アカウントで利用
これらの機能により、今後はより多くのアカウントで、多様なデータを活用できるようになります。
LINE公式アカウントに縛られずデータを活用でき、LINE公式アカウントで電話番号やメールアドレスを使った配信ができるようになるため、運用者の可能性が広がるでしょう。
まとめ
LINE広告のクロスターゲティングは、2025年1月に新規受付が終了し、3月末には完全に機能提供が終了となります。
しかし、各種機能はLINEを使ったマーケティングにおいて非常に役立つものばかりです。
しっかりとビジネスマネージャーに移行し、効果的なLINE広告の実施を進めましょう。
