Facebookのページを最適化して効率的に運用するには、アクセス解析が不可欠です。
アクセス解析にはさまざまな方法がありますが、「Facebookインサイト」という公式の分析ツールを活用するとスムーズです。
今回は、Facebookインサイトについて、その概要や使い方、注意点をご紹介します。
Facebook広告を運用している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Facebookインサイトについて
Facebookインサイトは、ページのフォロワー数の変化や投稿への「いいね!」などの反応、フォロワーの特性などの確認ができるアクセス解析ツールです。
ページ分析ツールを使用してアクセス解析を行う方法もありますが、Facebookインサイトを使う方が一般的で簡単と言えます。
また、Facebookインサイトを使って分析する場合は、ユーザーがどこから来たか(流入経路)、人気の投稿記事、ユーザーの特性といった要素を押さえておくのがおすすめです。
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Facebookインサイトの使い方
Facebookページのメニューバーにある「インサイト」をクリックすると、次の項目を確認することができます。
- フォロワー
- いいね!
- リーチ
- ページへの反応
- 投稿・ストーリーズへの反応
それぞれ解説します。
フォロワー
「フォロワー」とは、ページの投稿が自分のフィード(タイムライン)に表示されるすべてのユーザーのことです。
ページをフォローしている人や「いいね!」を押した人も含まれ、その数によって人気度が確認できます。
フォロワー数の変化は、「1週間」、「1ヶ月」、「四半期」という3つの期間で確認でき、日々の増減を見ることが可能です。
また、ページの下部にある「ページフォロワーが発生した場所」セクションからは、広告の影響も分析できます。
いいね!
最初に出てくるダッシュボードから、ページの「いいね!」数の確認ができます。
さらに、左側にある「いいね!」ボタンをクリックすることで、「いいね!」数の変動を折れ線グラフで視覚的に確認可能です。
「いいね!」は、多くの場合、フォロワーにつながるため、投稿内容が適切かどうかを知るためには確認することが重要です。
リーチ
「リーチ」は、投稿がどれだけのユーザーに見られたかを示す数値です。
これには単に投稿が閲覧された回数だけでなく、コメントや「いいね!」、シェアの数も含まれます。
また、投稿を非表示に設定しているユーザーや広告を通じて到達したユーザーの数も把握できるため、非常に綿密な分析が行えます。
投稿がどのように受け入れられているかを細かく知りたい場合は、リーチのデータを確認することが効果的です。
ページへの反応
フェイスブックページを訪れたユーザーの総数や登録しているWebサイトへのリンク、アクションボタンをクリックしたユーザー数を知ることができます。
ユーザーがデスクトップパソコンやモバイルデバイスのどちらを使用してページを閲覧しているか、さらには性別分析も可能です。
このデータを活用することで、ただページが閲覧されるだけでなく、どれだけ具体的な行動(コンバージョン)に結びついたかを把握することができます。
投稿・ストーリーズへの反応
Facebookインサイトでは、ページ全体だけでなく、個々の投稿やストーリーズに対するユーザーの反応もチェックできるのが特徴です。
各投稿やストーリーズのリーチ(到達度)とエンゲージメント(ユーザーの関与度)を詳細に分析することで、どのコンテンツがユーザーからの需要や反応を得ているかが明らかになります。
また、反響の良かった投稿を広告として利用しても良いでしょう。
Facebookインサイトの注意点
Facebookインサイトを利用する際の注意点として、「いいね!」の数が30未満ではアクセス解析を行うことができないことが挙げられます。
まずは、ページそのものに対して「いいね!」が30以上集める必要があります。
重要なのは、投稿ではなくページ自体への「いいね!」の数です。
ページの魅力を高め、より多くの「いいね!」を獲得することを目指しましょう。
まとめ
今回は、Facebookインサイトについて、その概要や使い方、注意点を紹介しました。
Facebook広告運用を行っている方は、アクセス解析の際にぜひお役立てください。