ペンギンアップデートとは、不自然なリンクで検索順位を上げようとするサイトへの対策として、Googleが導入した検索アルゴリズムの更新のことです。
いまはコアの仕組みに組み込まれ、スパムのリンクは評価に使われないのが基本です。本記事では、歴史とパンダアップデートとの違い、今の被リンク対策への生かし方を解説します。

この記事でわかること
- ペンギンアップデートの意味と、名前についての公式の説明
- 2012年の発表から2016年のコアへの組み込みまでの歴史
- パンダアップデートとの違いと、順位が落ちたときの切り分け方
- 2016年の変更(ペンギン4.0)で変わったこと
- いまの被リンク対策と、リンクの否認ツールの位置づけ
- 過去にリンクを買っていたサイトの立て直し方
なお、過去の被リンク施策の影響や、今のリンクの状態に不安がある方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
これまでの施策とSearch Consoleの状況を伺い、検索広告とあわせた立て直しの進め方を一緒に整理します。

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ペンギンアップデートとは?リンクスパムを見分けるGoogleの仕組み

この章でわかること
- 定義①|不自然なリンクで順位を上げるサイトへの対策
- 定義②|いまは「Penguin システム」としてコアの一部
- 定義③|名前の由来に、公式の説明は見当たらない

ペンギンアップデートは、Googleが2012年に発表した、ウェブスパムを狙ったアルゴリズムの変更につけられた呼び名です。
なかでも、検索順位を上げるために不自然なリンクを集めるサイトへの対策として知られています。
定義①|不自然なリンクで順位を上げるサイトへの対策
Googleは、ページどうしのリンクを、ページの内容や評価を知る手がかりの一つにしています。ランキング システムの解説でも、リンク分析の仕組みとしてPageRankが紹介されています。
リンクが評価の手がかりになる以上、それを人の手で増やそうとする動きが出てきます。お金でリンクを買う、リンクのためだけのサイトを作る、といった手法です。
Googleは、こうした行為をリンクスパムと呼びます。スパムに関するポリシーでは「検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為」と定義されています。
ペンギンアップデートは、リンクの数を数える仕組みではなく、不正なリンクを見分ける仕組みだと押さえましょう。
定義②|いまは「Penguin システム」としてコアの一部
Googleの「Google 検索ランキング システムのご紹介」では、Penguinは「廃止されたシステム」の欄に、記録として載っています。
廃止といっても、働きがなくなったわけではありません。後継のシステムやコア ランキング システムの一部として組み込まれた、という意味です。
これは、リンクスパム対策のために設計されたシステムです。2012 年に発表されたこのシステムには「Penguin Update」というニックネームが付けられ、2016 年に Google のコア ランキング システムに組み込まれました。
引用元:Google 検索セントラル「Google 検索ランキング システムのご紹介」
つまり今は、「ペンギンアップデート」という単独の更新が来るのを待つものではありません。ふだんの検索の評価の中に、溶け込んでいると考えるのが自然です。
いまのペンギンは、毎日の検索の評価の中で働く仕組みとして理解しましょう。
定義③|名前の由来に、公式の説明は見当たらない
「ペンギンアップデート 由来」という言葉も検索されています。名前がなぜペンギンなのか、気になる方もいるようです。
Googleの公式ドキュメントでは、このシステムに「Penguin Update」というニックネームが付けられた、とだけ書かれています。なぜペンギンという名前にしたのかを説明した公式の文書は、見当たりませんでした。
前年のパンダも同じくニックネームで、動物の名前がついた二つの更新として並べて語られてきました。実務では、名前の由来よりも、何を対象にした仕組みかを押さえるほうが役に立ちます。
名前の由来は深追いせず、「リンクスパムへの対策」という中身で覚えておきましょう。
ペンギンアップデートの歴史|発表からコアへの組み込みまで

この章でわかること
- 歴史①|2012年4月、ウェブスパムを狙った変更として発表
- 歴史②|2016年までは、まとめて定期的に更新
- 歴史③|2016年9月、コアの一部になりリアルタイム化
- 歴史④|その後はリンクスパム アップデートとSpamBrainへ

「ペンギンアップデート いつ」と調べる方に向けて、公式の発表で確かめられる節目を順に整理します。
SEOの業界では、途中の更新に番号を付けて呼び分けることもあります。本記事では、Googleの公式ブログとランキング システムの解説で確かめられる出来事だけを取り上げます。
歴史①|2012年4月、ウェブスパムを狙った変更として発表
ペンギンが発表されたのは2012年4月です。Googleのブログ(現在のGoogle 検索セントラル ブログ)には、日本語版の記事も掲載されました。
そこで今回 Google は、ウェブスパムをターゲットにした重要な変更を検索アルゴリズムに施しました。
これまでも良質なサイトを適切に評価するために様々なアルゴリズムの変更を実施してきましたが、今回の変更では、Google の品質に関するガイドラインに違反しているサイトについて、その掲載順位を下げるような対策を実施します。
引用元:Google 検索セントラル ブログ「良質なサイトをより高く評価するために」(2012年4月25日)
記事では、影響の大きさにも触れています。英語の検索では全体の約3.1%に、日常的に検索するユーザーが気づくかもしれない程度の変化がある、とされました。
英語版の記事で例に挙げられたのは、キーワードの詰め込みや、本文と関係のない外部リンクを並べたページです。深く分析しないとスパムだと見分けにくいサイトも対象になる、と説明されています。
ペンギンは、ガイドラインに反する手法で順位を上げたサイトの掲載順位を下げる変更として始まった、と覚えましょう。
歴史②|2016年までは、まとめて定期的に更新
初期のペンギンは、影響を受けるサイトのリストを、定期的に同じタイミングで更新する仕組みでした。
そのため、サイトを直しても、次の更新が来るまで評価が変わらないことがありました。2016年の公式ブログでも、ほかの多くのアルゴリズムは改善をすぐに考慮する一方、Penguinなどは更新作業が必要だったと説明されています。
更新のタイミングが、そのまま回復のタイミングになっていたわけです。
2016年までのペンギンは、直しても次の更新まで待つ仕組みだったと押さえましょう。
歴史③|2016年9月、コアの一部になりリアルタイム化
2016年9月23日、Googleは、Penguinがコア アルゴリズムの一部になったと発表しました。一般に「ペンギン4.0」と呼ばれる更新です。
主な変更は、リアルタイムでの反映と、よりきめ細かな対応の二つです。くわしくは、このあとの「ペンギン4.0で何が変わった?」の章で解説します。
この発表では、今後の更新についてGoogleがコメントしないことも示されました。ペンギン単独の更新を待つ時代には、ここで区切りがついたといえます。
2016年を境に、ペンギンは常に動いている仕組みになったと考えましょう。
歴史④|その後はリンクスパム アップデートとSpamBrainへ
ペンギンがコアに入ったあとも、Googleのリンクスパム対策は続いています。2021年7月には、「リンクスパム アップデート」が発表されました。
この更新は、リンクスパムを複数の言語で、より広く効果的に見つけて無効化するものと説明されています。
2022年12月には、AIをベースにしたスパム防止システムであるSpamBrainを使った、リンクスパム対策も発表されました。リンクを買うサイトと、リンクを渡す目的で使われるサイトの両方を検出できるようになった、とされています。
ペンギンの役目は、いまはリンクスパム全体への対策として引き継がれていると押さえましょう。

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パンダアップデートとの違い|見ているのは中身かリンクか

この章でわかること
- 違い①|パンダはページの中身、ペンギンはリンクの不正
- 違い②|どちらもニックネームで、今はコアの仕組みの一部
- 違い③|順位が落ちたら、中身とリンクを分けて調べる

ペンギンとあわせて「ペンギンアップデート パンダアップデート」と調べる方も多く、二つの違いは気になる点の一つです。
どちらも2011年から2012年にかけて始まった、検索結果の質を高めるための仕組みですが、見ている場所が違います。
違い①|パンダはページの中身、ペンギンはリンクの不正
パンダアップデートは、高品質で独自性の高いコンテンツを検索結果に表示するために設計されたシステムです。2011年に発表され、「Panda」というニックネームが付けられました。
一方のペンギンは、リンクスパム対策のために設計されたシステムです。パンダがページの中身を見ているのに対して、ペンギンはサイトへのリンクの不正を見ています。
ペンギンを発表した2012年の英語版のブログでも、パンダの変更は、質の高いサイトを検索結果に戻した取り組みとして紹介されています。そのうえで、ウェブスパムに向けた別の変更としてペンギンが位置づけられていました。
パンダは「ページの中身の質」、ペンギンは「リンクの不正」と分けて覚えましょう。
違い②|どちらもニックネームで、今はコアの仕組みの一部
パンダは2015年に、ペンギンは2016年に、それぞれGoogleのコア ランキング システムの一部になりました。
どちらも今は、単独のアップデートとして発表されるものではありません。コンテンツの質については、2022年に「ヘルプフル コンテンツ システム」も発表され、2024年3月にコアの一部になっています。
コンテンツの質の考え方は、ヘルプフルコンテンツアップデートの記事でくわしく解説しています。
名前の付いた更新を追うより、いまの評価の考え方に合わせることを優先しましょう。
違い③|順位が落ちたら、中身とリンクを分けて調べる
順位が大きく下がったとき、原因をいきなりリンクと決めつけるのはおすすめしません。中身の問題とリンクの問題では、直す場所がまったく違うためです。
中身の問題なら、ページの内容や構成、似たページの重なりなど、自分のサイトの中を見直します。リンクの問題なら、どこからどんなリンクが張られているかという、サイトの外を調べることになります。
切り分けで最初に見るところ
- Search Consoleの[手動による対策]に、通知が出ていないか
- 落ちたのはサイト全体か、一部のページや検索語句だけか
- 落ちた時期に、Googleから検索のアップデートが発表されていないか
- 過去に、リンクの購入や相互リンクの依頼をしたことがあるか
Search Consoleの基本は、Google Search Consoleについてで解説しています。
原因を切り分けてから手を打つことが、遠回りに見えていちばんの近道です。
ペンギン4.0で何が変わった?リアルタイム化と評価の調整

この章でわかること
- 変化①|まとめての更新から、再クロールのたびの反映へ
- 変化②|サイト全体ではなく、スパムのシグナルに応じた調整へ
- 変化③|スパムのリンクは「評価に使わない」扱いが中心に

2016年9月の変更は、一般に「ペンギン4.0」と呼ばれます。Googleの公式ブログでは番号は使われず、Penguin アルゴリズムのアップデートとして発表されました。
変更点は、ウェブマスターから多くの要望が寄せられていたものでもあると説明されています。
変化①|まとめての更新から、再クロールのたびの反映へ
1つ目の変化は、リアルタイム化です。Penguinのデータがリアルタイムで更新されるようになり、変更が従来よりはるかに早く反映されるようになりました。
反映の目安は、Googleがページを再クロールして、インデックスに再登録したあととされています。サイトを直したのに、次のまとめての更新まで待つという状態はなくなりました。
リンクを整理したら、その結果はクロールのたびに反映されていくと考えましょう。
変化②|サイト全体ではなく、スパムのシグナルに応じた調整へ
2つ目の変化は、対応がきめ細かくなったことです。公式ブログでは、次のように説明されています。
Penguin でさらにきめ細かい対応が可能になりました。Penguin では、スパム行為に対して評価を下げる手段として、サイト全体のランキングを下げるのではなく、スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するようになりました。
引用元:Google 検索セントラル ブログ「Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました」(2016年9月23日)
以前のようにサイト全体のランキングをまとめて下げるのではなく、スパムのシグナルに応じて調整する形になった、ということです。
いまのペンギンは、サイトごと罰するより、問題のある部分を調整する仕組みだと押さえましょう。
変化③|スパムのリンクは「評価に使わない」扱いが中心に
2016年の英語版の記事では、この変化を「devalues spam」と表現しています。スパムを罰するというより、スパムの価値を下げて評価に効かなくするという考え方です。
この流れは、その後のリンクスパム対策にも続いています。2022年12月の発表では、Googleのアルゴリズムと手動による対策について、次のように説明されています。
Google が常に強調してきたように、主に検索ランキングを人為的に操作するために取得されたリンクは、リンクスパムです。
Google のアルゴリズムと手動による対策は、このような不自然なリンクを大量に無効化することを目的としており、今後も対象範囲を見直していきます。
引用元:Google 検索セントラル ブログ「2022 年 12 月のリンクスパム対策アップデートのリリース(Google 検索)」
同じ記事では、スパムリンクが無効化されて、不自然なリンクで得たクレジットが失われると、ランキングが変わる可能性があるとも書かれています。
買ったリンクで上がった順位は、そのリンクが無効化されれば失われるものだと考えましょう。

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いまの被リンク対策への示唆|ペンギン後のリンクとの付き合い方

この章でわかること
- 示唆①|スパムのリンクは、買っても効かないのが前提
- 示唆②|それでも手動による対策は残っている
- 示唆③|リンクの否認は、手動による対策に関わるときの道具
- 示唆④|身に覚えのないリンクで、慌てて否認しない
- 示唆⑤|検索広告のデータで、紹介されやすい情報を選ぶ

ペンギンの歴史をたどると、Googleのリンクへの向き合い方は、サイトの順位を下げることから、リンクを評価に使わないことへと重心が移ってきたことがわかります。
この流れをふまえて、いまの被リンク対策で押さえたい考え方を整理します。
示唆①|スパムのリンクは、買っても効かないのが前提
リンクを買ったり、リンクのためだけのサイトを作ったりしても、無効化されれば評価にはつながりません。費用をかけても、効果が残らないおそれが大きい手法です。
広告やスポンサーとしてのリンクそのものは、Googleも通常の経済活動の一環と認めています。その場合は、リンクに rel=”sponsored” や rel=”nofollow” を付けることが求められます。
順位を上げる目的でリンクにお金を払うことは、いまは割に合わないと考えましょう。
示唆②|それでも手動による対策は残っている
アルゴリズムで無効化されるからといって、何をしても問題がないわけではありません。
手動による対策とは、Googleの担当者がサイトのページを目視で審査し、スパムに関するポリシーに準拠していないと判断した場合に行う措置のことです。
リンクに関する手動による対策には、「サイトへの不自然なリンク」と「サイトからの不自然なリンク」があります。前者は、サイトの一部またはすべてに対して実施される場合があるとされています。
手動による対策を受けると、Search Consoleの[手動による対策]レポートに表示されます。リンクの問題を疑ったときは、ここを確かめるのが出発点です。
リンクの問題を疑ったら、最初に[手動による対策]レポートを開きましょう。
示唆③|リンクの否認は、手動による対策に関わるときの道具
Search Consoleには、特定のリンクを評価に使わないよう伝える「リンクの否認ツール」があります。ただ、Googleはこのツールを、ほとんどのサイトには必要ないものとしています。
ほとんどの場合、Google は詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することができます。そのため、ほとんどのサイトではこのツールを使う必要はありません。
引用元:Search Console ヘルプ「サイトへのリンクを否認する」
否認が必要になるのは、スパムや人為的なリンクが数多くあり、それが手動による対策の原因になっているか、なりそうな場合だけとされています。
ツールの使い方は、リンク否認ツールの記事でも解説しています。
否認ツールは、手動による対策に関わるときに使う道具だと位置づけましょう。
示唆④|身に覚えのないリンクで、慌てて否認しない
リンクのレポートを見ると、知らないサイトからのリンクが見つかることがあります。そのたびに否認する必要はありません。
Search Console ヘルプでも、第三者サイトでの行為がウェブサイトに悪影響を及ぼすことがないよう、Googleができる限りの取り組みを行っていると説明されています。
むやみに否認すると、本来は評価されていた自然なリンクまで外してしまうおそれがあります。手動による対策の通知がないなら、まずは様子を見るのが基本です。
知らないリンクを見つけても、通知がなければ慌てずに様子を見ましょう。
示唆⑤|検索広告のデータで、紹介されやすい情報を選ぶ
リンクに頼らない評価づくりでは、ほかのサイトが紹介したくなる情報を持つことが大切です。弊社は広告運用の会社として、その手がかりに検索広告のデータを使います。
検索語句のレポートには、ユーザーが実際に打ち込んだ言葉が並びます。問い合わせにつながった語句からは、比較の基準や料金の考え方など、くわしく答えるほど参照されやすい話題を拾えます。
こうして作ったページは、検索から読まれるだけでなく、ほかのサイトに紹介されるきっかけにもなります。
リンクを集めるより先に、紹介したくなる一次情報を用意しましょう。
過去にリンクを買っていたサイトの立て直し方

この章でわかること
- 手順①|リンクの購入や依頼を止める
- 手順②|Search Consoleでリンクを洗い出す
- 手順③|削除を依頼し、外せない分だけ否認する
- 手順④|手動による対策があれば、再審査をリクエスト
- 手順⑤|立て直しの間は、検索広告で入口を保つ

以前の業者の施策で、買ったリンクが付いたままになっているサイトもあります。気づいた時点で、早めに片付けておくのが無難です。
ここでは、手動による対策がある場合とない場合の両方を想定して、立て直しの進め方を順に整理します。
手順①|リンクの購入や依頼を止める
最初にやることは、新しいリンクを増やさないことです。リンクの本数で料金が決まる契約や、毎月リンクを付ける契約があれば、止めましょう。
契約を止める前に、これまでどのサイトにリンクを付けてもらったかの一覧を、業者から受け取っておくと後の作業が楽になります。
片付けを始める前に、まず新しいリンクの流れを止めましょう。
手順②|Search Consoleでリンクを洗い出す
次に、Search Consoleのリンクのレポートから、サイトへのリンクを書き出します。ヘルプでは、上位のリンク元サイトか、最新のリンクの順でエクスポートできると説明されています。
リストが大きいときは、リンク数の多いリンク元サイトや、最近作られたリンクから確かめるとよいとされています。業者から受け取った一覧と突き合わせると、買ったリンクを見つけやすくなります。
買ったリンクは、業者の一覧とSearch Consoleのリンクのレポートを突き合わせて洗い出しましょう。
手順③|削除を依頼し、外せない分だけ否認する
見つけたリンクは、まずリンク元のサイトの所有者に削除を依頼します。削除が難しければ、rel=”nofollow” などを付けて、PageRankが渡らないようにしてもらう方法もあります。
それでも外せないリンクだけを、否認ツールで否認します。すべてをいきなり否認するやり方は、ヘルプでも勧められていません。
バックリンクを取り除くことができる場合は、まずそのバックリンクを削除することに最善を尽くします。すべてのバックリンクをやみくもに否認ファイルに追加しても最善を尽くしたとは見なされず、再審査リクエストの承認を得るのに十分ではありません。
引用元:Search Console ヘルプ「[手動による対策] レポート」
同じドメインから多くのリンクがある場合は、否認ファイルで「domain:」を使って、ドメインごと指定できます。ファイルはテキスト形式で、1行に1つずつURLかドメインを書きます。
否認は最後の手段として、外す努力をしたリンクにだけ使いましょう。
手順④|手動による対策があれば、再審査をリクエスト
手動による対策を受けている場合は、リンクを整理したあと、レポートから[審査をリクエスト]を選びます。削除したリンクと、削除できなかったリンクの説明を添えると、処理の参考になるとされています。
再審査は、ほとんどが数日から数週間かかります。リンク関連の再審査は、通常より時間がかかる場合もあると説明されています。
決定が通知されるまでは、リクエストを再送信しないようにしましょう。手動による対策を受けていない場合は、再審査のリクエストは必要ありません。
再審査は、手動による対策を受けているときだけ、整理を終えてから出しましょう。
手順⑤|立て直しの間は、検索広告で入口を保つ
リンクを整理しても、順位がすぐに戻るとは限りません。無効化されたリンクに支えられていた分は、そのまま戻らないこともあります。
そのあいだ、問い合わせの多い語句で検索広告を出しておくと、検索からの入口を保てます。広告で得た検索語句やコンバージョンのデータは、次に作るページのテーマ選びにも使えます。
SEOと広告の組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでくわしく紹介しています。
自社だけでリンクの洗い出しや立て直しの計画を進めるのが難しい場合は、カルテットのSEOコンサルティングにご相談ください。検索広告の運用とあわせて、入口を保ちながら進める計画を一緒に作ります。
順位が戻るまでの期間を、広告とコンテンツづくりで埋める計画を立てましょう。

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ペンギンアップデートに関するよくある質問

この章でわかること
- 質問①|ペンギンアップデートは今も起きている?
- 質問②|他社に悪いリンクを付けられたら、順位は下がる?
- 質問③|相互リンクは、すべてやめるべき?
- 質問④|否認すれば、順位は上がる?
質問①|ペンギンアップデートは今も起きている?
2016年の発表で、Penguinはコアの一部になり、今後の更新についてGoogleはコメントしないとされました。「ペンギンアップデートが来た」と公式に知らされることは、基本的に想定しなくてよいでしょう。
ただし、ペンギンが担っていたリンクスパム対策は、コアの仕組みの中で今も続いています。リンクスパムを対象にした更新も、2021年と2022年に発表されています。
「ペンギン」という名前ではなく、リンクスパム対策として今も動いていると考えましょう。
質問②|他社に悪いリンクを付けられたら、順位は下がる?
Search Console ヘルプでは、第三者の行為が悪影響を及ぼさないよう取り組んでいるとしたうえで、場合によっては他サイトからのリンクが評価に影響することもある、と説明しています。
ヘルプが例に挙げているのは、自分や利用するSEO業者が、有料リンクなどのリンク プログラムを使った場合です。身に覚えのないリンクだけで心配しすぎる必要はありませんが、手動による対策の通知が来たら内容を確かめましょう。
他社からのリンクより、自社や業者が作ったリンクを先に点検しましょう。
質問③|相互リンクは、すべてやめるべき?
取引先や関連団体と、紹介し合う意味でリンクを張ること自体は、ふつうのことです。スパムに関するポリシーが挙げているのは、「過剰な相互リンク」や、相互リンクのみを目的としたパートナー ページの作成です。
読者にとって行き先が役に立つかを基準にすれば、判断に迷うことは少なくなります。リンクを張る見返りにリンクを求める依頼は、断るのが無難です。
相互リンクは、読者のためになる紹介かどうかで判断しましょう。
質問④|否認すれば、順位は上がる?
否認は、リンクを評価に使わないよう伝えるものです。リンクを外したり否認したりしても、それで順位が上がるとは限りません。
また、否認リストがインデックスに反映されるまでには、数週間かかることがあります。否認は、問題のあるリンクを片付けるための手段です。
否認の効果に期待しすぎず、評価される中身づくりを並行して進めましょう。
まとめ|ペンギンの教訓は「リンクは作るものではなく集まるもの」

この記事の要点
- ペンギンアップデートは、リンクスパムへの対策として2012年に発表された
- 2016年にコアの一部になり、リアルタイムで、スパムのシグナルに応じて調整する形になった
- パンダはページの中身、ペンギンはリンクの不正を見ている
- いまはスパムのリンクは無効化が基本だが、手動による対策は残っている
- 否認ツールは、手動による対策に関わるときに使う
- リンクを買っていたら、止める・洗い出す・外す・否認・再審査の順で進める
ペンギンアップデートの歴史は、Googleがリンクの不正にどう向き合ってきたかの歴史です。いまは、買ったリンクは効かず、残しておけば手動による対策のおそれだけが残ります。
これからの被リンクは、紹介や引用によって自然に集まるものだけを目指しましょう。そのための近道は、読者やほかのサイトが参照したくなる一次情報を、自社のサイトに積み上げることです。
リンクの状態の点検や、立て直しの計画づくりに迷ったら、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談をご利用ください。検索広告の運用で培ったデータの見方を生かし、集客全体の中でSEOの進め方を一緒に考えます。

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