ドメインオーソリティとは?ドメインレーティングとの違いと調べ方を解説

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ドメインオーソリティとは?ドメインレーティングとの違いと調べ方を解説

ドメインオーソリティ(DA)とは、SEOツールのMozが提供する、サイトが検索結果の上位に表示されやすいかを被リンクのデータから予測した指標です。

Ahrefsのドメインレーティング(DR)と同じく、Googleの評価そのものではなく、競合と比べるための物差しです。本記事では、両者の違いと調べ方、目安の見方、数値の上げ方を解説します。

ドメインオーソリティとドメインレーティングの結論|DA・DRはGoogleの点数ではなく、比べる物差し。指標は2つで、DAはMoz、DRはAhrefsの指標。どちらも被リンクのデータから計算され、Googleは順位に使っていない。見るときは3つをそろえる。相対値なので、同じツール・同じ指標で、狙う言葉の検索結果の上位のサイトと比べる。上げ方の正攻法は1つで、数値ではなく紹介を増やす。リンクの購入はスパムに当たり、一次情報で紹介を得る。まずは、自社と競合を同じツールで測り、差の大きさを確かめる

この記事でわかること

  • ドメインオーソリティとドメインレーティングの違い
  • DAとDRが計算される仕組み
  • 無料でできるDA・DRの調べ方
  • 「いくつなら良いか」の目安の考え方と比べ方
  • 数値の上げ方と、やってはいけないこと、SEOの判断への生かし方

なお、自社サイトの評価の見方や、被リンクの増やし方に迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

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ドメインオーソリティとは?ドメインレーティングとの違い

大きな定規を持って、自社と競合のサイトの強さを見比べている担当者のイラスト

この章でわかること

  • 定義①|ドメインオーソリティはMozの指標
  • 定義②|ドメインレーティングはAhrefsの指標
  • 定義③|どちらもGoogleの評価そのものではない
  • 定義④|「ドメインパワー」はこうした指標の呼び名
ドメインオーソリティ・ドメインレーティングとGoogleの評価の関係図|DAやDRは、Googleと同じ「ウェブ上のリンク」を各社が別々に集めて計算した、外からの推定値。Googleの検索順位は多くのシステムで決まり、リンクはページの関連性を判断するシグナルの一つ。ウェブ上のリンクは、各社がそれぞれクローラーで集める。ドメインオーソリティ(DA|Moz、範囲:1〜100)は、被リンクのデータを機械学習で計算、上位に出やすさを予測する。ドメインレーティング(DR|Ahrefs、範囲:0〜100)は、リンク元の数と強さで計算、被リンクの強さを表す。オーソリティスコア(AS|Semrush、範囲:被リンク+流入)は、被リンク・推定の流入を使う、スパムの兆候も加味する。ツールの数値はGoogleが順位に使う点数ではなく、同じリンクを外から集めて計算した推定の物差しで、日本ではまとめて「ドメインパワー」とも呼ばれる

「ドメインオーソリティ」と調べる人の多くは、自社サイトの強さを数字で知りたい、競合と比べたいと考えています。

まずは、よく似た「ドメインレーティング」との違いと、Googleとの関係を押さえておきましょう。

定義①|ドメインオーソリティはMozの指標

ドメインオーソリティ(Domain Authority、略してDA)は、SEOツールを提供するMozが開発した指標です。

Mozは、DAを次のように説明しています。

Domain Authority® (DA) is a search engine ranking score developed by Moz. It predicts how likely a website is to rank on search engine results pages (SERPs) compared to competitors.
(和訳:ドメインオーソリティ(DA)は、Mozが開発した検索エンジンのランキングスコアで、競合と比べてそのサイトが検索結果の上位に表示される可能性を予測するものです。)

引用元:Moz「Domain Authority: What is it and how is it calculated」

スコアは1から100までで、高いほど上位に表示されやすいと予測されていることを示します。

計算の多くは被リンクのデータにもとづいており、Mozが独自に集めたリンクの情報が元になっています。

DAは、Mozが被リンクのデータから「上位への出やすさ」を予測した点数です。

定義②|ドメインレーティングはAhrefsの指標

ドメインレーティング(Domain Rating、略してDR)とは、SEOツールのAhrefsが提供する、サイト全体の被リンクの強さを表す指標です。

Ahrefsのヘルプセンターでは、次のように説明されています。

ドメイン評価 (DR) は、当社データベースの他のサイトと比較して、ウェブサイトのバックリンクプロファイルの強度を100ポイントで示しています。

引用元:Ahrefs ヘルプセンター「ドメイン評価(DR)とは何ですか?」

DRは0から100の範囲で表され、Ahrefsが集めたリンクのデータの中で、ほかのサイトと比べた位置を示します。

DAが「上位への出やすさの予測」なのに対し、DRは「被リンクの強さそのもの」を表す点が、考え方の違いです。

DAとDRは似た数値ですが、作った会社も計算の考え方も別の指標です。

定義③|どちらもGoogleの評価そのものではない

DAもDRも、Googleが公開している数値ではなく、ツールの会社が独自に集めたデータから計算したものです。

Mozも、DAについて次のように明記しています。

Domain Authority is not a Google ranking factor and has no effect on the SERPs.
(和訳:ドメインオーソリティはGoogleのランキング要因ではなく、検索結果には影響しません。)

引用元:Moz「Domain Authority: What is it and how is it calculated」

Ahrefsのヘルプセンターでも、検索エンジンがDRやDAのようなスコアを使っている根拠はないと説明されています。

一方でGoogleは、リンクを評価の手がかりの一つとして使っていることを公表しています。

Google は、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使用します。

引用元:Google検索セントラル「Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス」

DA・DRは、Googleも見ているリンクを、外から推し量った物差しだと考えましょう。

定義④|「ドメインパワー」はこうした指標の呼び名

ドメインパワーとは、サイト全体が検索エンジンからどのくらい評価されているかを表す通称で、決まった計算式のある指標ではありません。

その目安として、DAやDR、SEOツールのSemrushが提供するオーソリティスコアなどの数値が使われます。

ドメインパワーの考え方そのものは、ドメインパワーとはで解説しています。

「ドメインパワー」は考え方の呼び名で、DAやDRはそれを測る道具の一つです。

DA・DRはどう計算される?数値の仕組み

大きな円と小さな円が線でつながった図を前に、リンクの数と強さを数えている人のイラスト

この章でわかること

  • 仕組み①|元になるのは各社が集めた被リンクのデータ
  • 仕組み②|DRはリンク元の数・強さ・リンク先の数で決まる
  • 仕組み③|DAは複数の要素から「上位への出やすさ」を予測する
  • 仕組み④|上に行くほど上がりにくい
ドメインレーティング(DR)の計算の考え方(ネットワーク図)|リンク元のサイトは、自分の評価をリンク先で等しく分ける。リンク先が少ないサイトからの1本ほど影響が大きい。左:DR10のサイトが3つのドメインにだけリンクしている場合、評価を3つで分けるため1本あたりの影響が大きい。右:DR80のサイトが100万のドメインにリンクしている場合、評価を100万で分けるため1本あたりの影響は小さい。DRの計算で見ているものは、リンク元のドメインの数(何サイトから紹介されているか)、リンク元のドメインのDR(紹介してくれるサイトの強さ)、リンク元のリンク先の数(そのサイトがほかに何サイトへリンクしているか)

数値の意味を取り違えないために、DAとDRがどのように計算されているかを押さえておきます。

ここでは、MozとAhrefsが公式に説明している範囲で整理します。

仕組み①|元になるのは各社が集めた被リンクのデータ

DAもDRも、各社のクローラーがウェブを巡回して集めたリンクのデータから計算されます。

同じサイトでも、ツールごとに見つけているリンクが違うため、DAとDRの数値は一致しません。

また、Googleが把握しているリンクとも同じではなく、ツールに出ないリンクや、Googleが評価していないリンクが数えられていることもあります。

自社サイトの被リンクをGoogleがどう見ているかは、Search Consoleで確かめられ、使い方はGoogle Search Consoleについてで紹介しています。

ツールの数値の違いは、集めたリンクのデータの違いから生まれます。

仕組み②|DRはリンク元の数・強さ・リンク先の数で決まる

参照ドメインとは、自社のサイトにリンクしているサイトを、ドメイン単位で数えたものです。

Ahrefsは、DRの計算で、参照ドメインの数と、そのドメインのDR、それぞれのドメインがほかにいくつのドメインへリンクしているかを見ていると説明しています。

リンク元のサイトの評価は、そのサイトがリンクしているドメインの間で等しく分けられるため、リンク先が少ないサイトからのリンクほど影響が大きくなります。

ヘルプでは、3つのドメインにリンクするDR10のドメインのほうが、100万のドメインにリンクするDR80のドメインより影響が大きい場合がある、という例が挙げられています。

なお、AhrefsのWebsite Authority Checkerのページでは、DRはリンクスパムや流入、ドメインの年数などは計算に入れていないとされています。

DRは、多くの強いサイトから、しかもリンクをばらまいていないサイトから紹介されているかで決まります。

仕組み③|DAは複数の要素から「上位への出やすさ」を予測する

Mozによると、DAは機械学習のアルゴリズムで計算され、主に被リンクのデータを使っています。

要素には、リンクしているルートドメインの数やリンクの質などが含まれ、多くの検索結果での順位との関係から計算されています。

DRが被リンクの強さそのものを表すのに対し、DAは順位との関係から組み立てた予測の数値だという点が違います。

MozはDAとあわせて、ページ単位のページオーソリティ(PA)や、スパムの兆候を表すスパムスコアも提供しています。

DAは「被リンクの強さ」ではなく「上位への出やすさの予測」として読みます。

仕組み④|上に行くほど上がりにくい

DAもDRも、ほかのサイトと比べた相対的な位置を表す数値です。

Mozは、DAを20から30に上げるほうが、70から80に上げるよりやさしいと説明しています。

上位のサイトがリンクを大きく増やすと、ほかのサイトの数値が押し下げられることもあり、自社のリンクが減っていなくてもDRが下がる場合があるとAhrefsは説明しています。

数値の上下だけを見て一喜一憂すると、判断を誤りやすくなります。

数値が下がっても、自社の被リンクが減ったとは限らないことを覚えておきましょう。

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ドメインオーソリティ・ドメインレーティングの調べ方

ノートパソコンでツールにドメイン名を入れて、表示された数値をメモに書き写している人のイラスト

この章でわかること

  • 調べ方①|DAはMozのLink Explorerで調べる
  • 調べ方②|閲覧中のサイトはMozBarで見る
  • 調べ方③|DRはAhrefsのWebsite Authority Checkerで調べる
  • 調べ方④|自社サイトはAhrefsの無料版とSearch Consoleで見る
ドメインオーソリティ・ドメインレーティングを調べるツールの早見表|DAはMoz、DRはAhrefsのツールで調べ、自社サイトはSearch Consoleのリンクレポートとあわせて見る。Mozのツール:Link Explorer(Mozの被リンク調査)は、見られる数値がDA・PA・スパムスコア、使う条件は無料アカウントで月10回、向いている使い方は競合を数社ずつ調べる、MozBar(ブラウザの拡張機能)は、見られる数値がDA・被リンク数、使う条件は無料(Chrome・Firefox)、向いている使い方は検索結果の上位を見比べる。Ahrefsのツール:Website Authority Checker(Ahrefsの無料ツール)は、見られる数値がDR、使う条件は無料、向いている使い方はDRを手早く1件ずつ調べる、Ahrefs SEO Toolbar(ブラウザの拡張機能)は、見られる数値がDR・UR、使う条件は無料アカウント、向いている使い方はページ単位の強さも見る、Ahrefs Free(旧 Ahrefs Webmaster Tools)は、見られる数値が被リンク元、使う条件は自社サイトの所有確認、向いている使い方は自社のリンク元を見る。Googleのツール:Search Console(リンクレポート)は、見られる数値がリンク元・リンク先のページ、使う条件は自社サイトの所有確認、向いている使い方はGoogleが知るリンクを見る。DAとDRは別のツールの数値なので、調べたらツール名と日付を一緒に記録する

DAとDRは、どちらも無料で調べる方法が用意されています。

ここでは、2026年11月時点で各社の公式サイトに載っている方法を紹介します。

調べ方①|DAはMozのLink Explorerで調べる

MozのLink Explorerにドメインを入れると、DAのほか、ページオーソリティ、スパムスコア、リンクしているドメインの数などが表示されます。

無料のMoz Communityのアカウントを作れば、月に10回まで調べられます。

Mozは、DAを無料で調べられるDomain Analysisというページも用意しています。

競合を何社も続けて調べると回数が足りなくなるため、比べたいサイトを先に決めてから調べましょう。

DAを調べるなら、まずはMozの無料アカウントでLink Explorerを使います。

調べ方②|閲覧中のサイトはMozBarで見る

MozBarは、ブラウザに入れて使うMozの無料の拡張機能で、ChromeとFirefoxに対応しています。

Mozによると、MozBarでは閲覧しているサイトのDAや被リンクの数などを、ページを開いたまま確かめられます。

検索結果に並ぶサイトを順に見ていくときに便利ですが、一部の機能は有料のMoz Proが必要です。

検索結果の上位を一通り見比べるときは、MozBarが手早く使えます。

調べ方③|DRはAhrefsのWebsite Authority Checkerで調べる

DRは、Ahrefsの無料ツールであるWebsite Authority Checkerに、ドメインを入れて調べられます。

ブラウザの拡張機能のAhrefs SEO Toolbarでも、無料のAhrefsのアカウントがあれば、DRとページ単位のURL評価(UR)を見られます。

Ahrefsは、DRとURは被リンクにもとづく点は同じで、DRはドメイン全体、URは個々のページを対象にした指標だと説明しています。

DRはWebsite Authority Checkerで、ページ単位の強さはURで見ます。

調べ方④|自社サイトはAhrefsの無料版とSearch Consoleで見る

自社サイトなら、所有を確認したサイト向けの無料版(旧称Ahrefs Webmaster Tools、現在の名称はAhrefs Free)で、どのサイトからリンクされているかを確かめられます。

詳しくは、Ahrefsの公式ページで案内されています。

あわせて、GoogleのSearch Console のリンクレポートでも、自社サイトへのリンク元や、リンクされているページを見られます。

ツールの数値は外からの推定、リンクレポートはGoogleが把握しているリンクの情報なので、両方を見比べると全体像がつかみやすくなります。

自社サイトは、ツールの数値とSearch Consoleのリンクレポートを並べて見ます。

ドメインオーソリティの目安は?数値の見方と比べ方

自社と競合のサイトの数値を並べた表を、定規と虫眼鏡で一つずつ見比べている人のイラスト

この章でわかること

  • 目安①|「いくつなら良い」という合格点はない
  • 目安②|比べる相手は、狙う言葉の検索結果の上位
  • 目安③|DAとDRを混ぜて比べない
  • 目安④|ページ単位の強さと中身もあわせて見る
ドメインオーソリティ・ドメインレーティングの数値の見方(3枚組)|「いくつなら良い」という合格点はない。上がり方のくせを知り、同じ物差しで上位と比べる。1.上に行くほど上がりにくい:階段の1段は上ほど高く、20から30より70から80のほうが上げにくい(Mozの説明)。2.比べる相手は上位のサイト:検索結果の1位・2位・3位のサイトと自社の数値を棒で並べ、狙う言葉で上位に並ぶサイトとの差の大きさを見る(棒の長さは模式)。3.同じ物差しで比べる:自社のDAと競合のDRのように違う物差しどうしは比べられない。自社のDRと競合のDRのように同じツール・同じ指標で、同じ月の同じ日に記録する。DAとDRは混ぜず、ツール・指標・時期をそろえる

DAやDRを調べたあとに迷うのが、「この数値は高いのか、低いのか」という点です。

MozとAhrefsの説明をもとに、数値の読み方を整理します。

目安①|「いくつなら良い」という合格点はない

「DAはいくつあれば良いか」はよくある疑問ですが、Mozは次のように答えています。

There’s no universal “good” or “average” Domain Authority score because it’s a relative metric.
(和訳:DAは相対的な指標なので、誰にでも当てはまる「良い」「平均的な」スコアはありません。)

引用元:Moz「Domain Authority: What is it and how is it calculated」

Ahrefsも、DRが30なら良い、50なら良いとは言えず、似たサイトと同じくらいか、それより高ければ良いと考えるのが目安だとしています。

業界によって、検索結果の上位に並ぶサイトの数値は大きく違います。

DAやDRは、決まった合格点ではなく、比べる相手との差で読みます。

目安②|比べる相手は、狙う言葉の検索結果の上位

比べる相手は、業界で有名な会社ではなく、自社が狙う言葉で検索したときに上位に並ぶサイトです。

上位のサイトの数値が自社と近ければ、ページの中身の工夫で勝負できる見込みがあります。

上位がすべて自社より大きく上の数値なら、その言葉は後回しにして、もっと具体的な言葉から狙う判断もできます。

比べる相手は、狙う言葉の検索結果に実際に並んでいるサイトです。

目安③|DAとDRを混ぜて比べない

自社はDA、競合はDRというように、違う指標どうしを比べても意味がありません。

同じツールの同じ指標で、できるだけ同じ時期に測った数値を並べましょう。

数値の推移を見るときも、毎月同じ日にちに同じツールで記録しておくと、変化を追いやすくなります。

比べるときは、同じツール・同じ指標・同じ時期の三つをそろえます。

目安④|ページ単位の強さと中身もあわせて見る

検索結果に出るのはサイトではなくページなので、ドメイン全体の数値だけでは勝ち負けは決まりません。

Ahrefsも、Googleの順位との相関はDRよりURのほうが高いと説明しています。

数値が低いサイトでも、検索した人の疑問に的確に答えるページが上位に出ていることは珍しくありません。

ドメインの数値は入り口にとどめ、ページの強さと中身で判断します。

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DA・DRを上げる方法と、やってはいけないこと

調査の資料を机に並べ、取引先に紹介をお願いするメールを書いている人のイラスト

この章でわかること

  • 方法①|紹介したくなる一次情報を作る
  • 方法②|取引先や団体の紹介ページに載せてもらう
  • 方法③|数値を上げることを目的にしない
  • NG①|リンクの売買や相互リンク集で数を増やさない
ドメインオーソリティ・ドメインレーティングの上げ方(NG→OK)|数値を目的にリンクを集めるとスパムに触れるおそれがあり、紹介される理由を作ると結果として数値も上がる。リンクの売買:NG「DAを上げるために、リンクを買う」→OK「引用したくなる調査や資料を公開する」。相互リンク:NG「相互リンク集で、リンク元の数を増やす」→OK「取引先・団体の紹介ページに載せてもらう」。関連の薄い相手:NG「数値が高いだけの無関係なサイトに頼む」→OK「テーマの近いサイトに、役立つ資料を知らせる」。数値の上下:NG「数値が下がったら、急いでリンクを増やす」→OK「競合との差と、検索からの流入で判断する」

DAもDRも、ほかのサイトからリンクされることで上がっていく数値です。

ただし、数値だけを追ってリンクを集めると、Googleのスパムポリシーに触れるおそれがあります。

方法①|紹介したくなる一次情報を作る

リンクを得やすいのは、ほかのサイトが引用したくなる情報です。

自社で行った調査の結果や、現場の知識をまとめた解説、事例、そのまま使える資料などがこれに当たります。

Mozも、独自の調査や専門家による解説など、リンクされる価値のあるコンテンツを作ることを勧めています。

公開したら、関係する業界メディアや取引先に知らせると、紹介される機会が増えます。

数値を上げる近道は、紹介される理由のある情報を作ることです。

方法②|取引先や団体の紹介ページに載せてもらう

取引先や加盟している業界団体、地域の商工会などには、会員や取引先を紹介するページがあることがあります。

社名だけが載っていてリンクがない場合は、リンクを付けてもらえないか相談してみましょう。

実際の関係がある相手からの紹介は、読む人にとっても自然なリンクです。

すでにある関係の中に、自然な紹介の機会が眠っていないかを探します。

方法③|数値を上げることを目的にしない

Ahrefsも、サイトの数値を上げること自体を一番の目的にすべきではないとしています。

本来の目的は、狙う言葉で上位に出て、問い合わせや売上につなげることです。

上位に出したいページそのものに紹介が集まるよう、ページの中身を磨くほうが成果に近づきます。

DA・DRは結果として上がるもので、追いかける目標ではありません。

NG①|リンクの売買や相互リンク集で数を増やさない

Googleは、リンクスパムを次のように定義しています。

リンクスパムとは、検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為です。

引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

スパムポリシーでは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買や、過剰な相互リンク、質の低いディレクトリのリンクが例に挙がっています。

「DAを上げます」とうたうリンクの販売は、ツールの数値は上がっても、Googleの評価を下げるおそれがあります。

身に覚えのない不自然なリンクが増えたときの考え方は、リンク否認ツールの記事で解説しています。

数値を買うようなリンクは、ツールの点数と引き換えにGoogleの評価を失う取引です。

DA・DRをSEOの判断に生かす場面

4つのマスに分かれたボードに付箋を貼りながら、リンクをお願いする相手を選んでいる人のイラスト

この章でわかること

  • 場面①|競合との差から、狙う言葉の順番を決める
  • 場面②|リンクをお願いする相手を選ぶ
  • 場面③|業者や中古ドメインの売り文句を見極める
  • 場面④|差が大きい言葉は検索広告で先に取る
リンクをお願いする相手の選び方(2×2の図)|数値の高さだけで選ばず、テーマの近さと組み合わせて、紹介をお願いする順番を決める。縦軸はDA・DR(高い・低い)、横軸は自社とのテーマの近さ(遠い・近い)。数値が高くテーマが近い相手は「紹介をお願いしたい相手」で最優先。役立つ資料を添えて知らせる。数値は低いがテーマが近い相手は「地域・業界の紹介として価値がある」で大切にする。取引先・団体・地域のサイトなど。数値は高いがテーマが遠い相手は「無理に頼むと不自然」で慎重に。紹介する理由がなく、売買を疑われやすい。数値も低くテーマも遠い相手は「追いかけない」。読む人にとっても意味が薄い

DAやDRは、順位を上げる道具ではなく、判断の材料として使うと役に立ちます。

弊社が実務で使う場面を、四つに分けて紹介します。

場面①|競合との差から、狙う言葉の順番を決める

狙いたい言葉ごとに、検索結果の上位に並ぶサイトのDAやDRを調べると、自社との差が分かります。

差が小さい言葉から記事を作り、評価が積み上がってから差の大きい言葉に挑むと、無理のない順番になります。

同じ言葉でも、上位にどんなページが並んでいるかで勝ち目は変わるため、数値とあわせてページの中身も確かめましょう。

数値の差は、勝てる言葉から順に狙うための並べ替えに使います。

場面②|リンクをお願いする相手を選ぶ

Ahrefsは、DRをリンクをお願いする相手を選ぶ目安として勧める一方で、サイト全体の数値だけで質を判断しないよう注意しています。

あわせて見るべきなのは、テーマの近さ、質の高い記事を出しているか、むやみに多くのサイトへリンクを出していないかなどです。

数値が低くても、同じ地域や業界の信頼できるサイトからの紹介は、読む人にとって意味があります。

リンクをお願いする相手は、数値の高さより、テーマの近さと信頼で選びます。

場面③|業者や中古ドメインの売り文句を見極める

「DAの高いサイトから被リンク」「DRの高い中古ドメイン」といった売り文句を見かけることがあります。

DAやDRはツールの会社の数値で、Googleの評価そのものではないため、数値の高さは効果の保証になりません。

高い数値を手早く作るためにリンクを集めたドメインは、むしろスパムポリシーに触れるおそれがあります。

数値を売り文句にするサービスほど、そのリンクの出どころを確かめます。

場面④|差が大きい言葉は検索広告で先に取る

上位のサイトとの差が大きく、SEOで追いつくのに時間がかかりそうな言葉は、検索広告(リスティング広告)で先に集客する方法があります。

広告なら、ドメインの数値に関係なく検索結果の広告枠に表示でき、その言葉から問い合わせが生まれるかも確かめられます。

問い合わせにつながる言葉だと分かれば、SEOで時間をかけて取りにいく価値があるかを判断しやすくなります。

広告とSEOの組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットで紹介しています。

広告のデータを生かしたSEOの言葉選びは、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談いただけます。

数値の差が大きい言葉は、広告で需要を確かめてからSEOで取りにいきます。

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ドメインオーソリティのよくある質問

ノートパソコンの前で、ドメインの評価についての質問を付箋に書き出し、一つずつ答えを確かめる人のイラスト

この章でわかること

  • 質問①|DAとDRはどちらを見ればいい?
  • 質問②|DAが高いほど順位は上がる?
  • 質問③|新しいサイトのDAはいくつから?
  • 質問④|DAとDRで数値が大きく違うのはなぜ?
  • 質問⑤|オーソリティスコアとの違いは?

最後に、ドメインオーソリティやドメインレーティングについて、よく寄せられる疑問に答えます。

どれも、「ツールの数値は比べるための物差し」という前提で考えると整理しやすくなります。

質問①|DAとDRはどちらを見ればいい?

どちらか一方に決めて、同じ指標で比べ続けることのほうが大切です。

普段使っているSEOツールがあれば、そのツールの指標を使うと、被リンクの詳しいデータとあわせて見られます。

無料で手早く比べたいなら、DRはWebsite Authority Checker、DAはLink Explorerが使えます。

どちらを使うかより、決めた指標で比べ続けることが大切です。

質問②|DAが高いほど順位は上がる?

DAが高いことそのものが、Googleの順位を押し上げるわけではありません。

DAが高いサイトは多くの被リンクを得ていることが多く、その被リンクや中身が評価された結果として上位に出ている、と考えるのが自然です。

順位を決めるのはGoogleのさまざまなシステムで、リンクはその手がかりの一つです。

DAは順位の原因ではなく、被リンクの多さを映した結果の数値です。

質問③|新しいサイトのDAはいくつから?

Mozによると、新しいサイトのDAは1から始まり、信頼できる被リンクを得るにつれて上がっていきます。

立ち上げたばかりのサイトの数値が低いのは当然なので、気にしすぎる必要はありません。

最初の数か月は、数値よりも、狙う言葉に答えるページを増やすことに力を使いましょう。

新しいサイトの数値が低いのは当たり前で、ページづくりを優先します。

質問④|DAとDRで数値が大きく違うのはなぜ?

DAとDRは、元になるリンクのデータも、計算の考え方も違います。

MozのデータにはないリンクをAhrefsが見つけている、あるいはその逆もあるため、数値が大きく離れることがあります。

どちらが正しいというものではなく、それぞれのツールの中での相対的な位置だと考えましょう。

DAとDRの差は、ツールごとのデータと計算の違いから生まれます。

質問⑤|オーソリティスコアとの違いは?

オーソリティスコア(Authority Score)は、SEOツールのSemrushが提供する、ドメインやページの質を表す指標です。

Semrushのヘルプによると、被リンクの質と量に加えて、推定の自然検索の流入や、リンクの不自然さを示す兆候も計算に入れています。

被リンクを中心に計算するDAやDRとは考え方が違うため、ほかの指標と混ぜて比べないようにしましょう。

オーソリティスコアも、同じツールの中で比べるための物差しです。

まとめ|DA・DRは比べる物差しとして使い、評価は中身で得る

自社のサイトの設計図を広げ、これからのページづくりの計画を話し合う二人のイラスト

この記事の要点

  • ドメインオーソリティ(DA)はMoz、ドメインレーティング(DR)はAhrefsの指標で、どちらも被リンクのデータから計算される
  • どちらもGoogleの評価そのものではなく、検索順位に直接は影響しない
  • 数値は相対値なので、狙う言葉の上位のサイトと、同じツール・同じ指標で比べる
  • 数値を上げるためにリンクを買うのはスパムポリシーに触れるおそれがあり、紹介される一次情報を作るのが正攻法
  • 差が大きい言葉は検索広告で需要を確かめ、勝てる言葉からSEOで取りにいく

DAやDRは、自社と競合の差を知るのに便利な物差しですが、上げること自体が目的ではありません。

数値は判断の材料として使い、評価は読む人の役に立つページと、自然な紹介で積み上げていきましょう。

自社サイトの強さの見方や、勝てる言葉の選び方に迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングにご相談ください。

広告運用のデータも生かしながら、検索広告とSEOを組み合わせた進め方を一緒に考えます。

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