ドメイン変更のSEO対策とは、サイトのドメインを新しいものに変えるときに、検索で得てきた評価とアクセスを新しいドメインへ引き継ぐための作業です。
旧URLからの転送とSearch Consoleでの届け出を正しく行えば、順位の落ち込みは一時的な揺れで済みやすくなります。本記事では、変える前の判断から移転の手順、移転後の確かめ方までを解説します。

この記事でわかること
- ドメインを変えたとき、SEOの評価がどのように新しいドメインへ引き継がれるか
- ドメインを変える前に決めること(理由の判定・新しいドメインの確認・日程)
- 301リダイレクトとアドレス変更ツールを使った、移転の6つの手順
- 移転後にSearch Consoleで見る場所と、旧ドメインを持ち続ける期間
- よくある失敗と、検索広告で移転の前後を支える方法
なお、ドメインの変更で検索からの流入が落ちないか不安な方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
今のサイトの状況と移転の予定を伺い、検索広告での下支えも含めて、移転の段取りを一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
ドメイン変更とは?SEOの評価が引き継がれる仕組み

この章でわかること
- 仕組み①|検索の評価はURLごとに付き、301で新しいURLへ渡る
- 仕組み②|Googleが新しいURLに切り替えるまで数週間かかる
- 仕組み③|https化やwwwの統一も、URLの変更になる
- 仕組み④|サイト全体の移転は、Search Consoleで知らせる

ドメインは、インターネット上の住所にあたる部分で、「example.com」のようにサイトのURLの頭に付きます。
ドメインを変えると、サイトの中のすべてのページのURLが変わるため、SEOでは引っ越しと同じように、届け出と転送の段取りが必要になります。
仕組み①|検索の評価はURLごとに付き、301で新しいURLへ渡る
Googleは、ページごとにどんな内容が書かれ、ほかのサイトからどれだけリンクされているかを見て評価しています。
ドメインを変えて旧URLを放置すると、新しいドメインのページは、評価のない新しいページとして一から見られることになります。
旧URLにアクセスした人とGooglebotを、新URLへ自動で案内する仕組みが301リダイレクトで、「このページは恒久的に移った」とサーバーが伝えます。
301 やその他の永続的なリダイレクトによって PageRank の損失が生じることはありません。
引用元:Google検索セントラル「サイトを移転する方法」
評価を運ぶのは301リダイレクトなので、旧URLのすべてに転送先を決めましょう。
仕組み②|Googleが新しいURLに切り替えるまで数週間かかる
転送を設定しても、検索結果のURLが一晩で新しいドメインに入れ替わるわけではありません。
原則として、小規模から中規模のサイトで大半のページの移転が反映されるのには数週間かかり、より大規模なサイトであればそれより長くかかります。
引用元:Google検索セントラル「サイトを移転する方法」
この間は、旧URLと新URLが検索結果に混ざって表示されたり、順位が上下したりすることがあります。
同じ文書では、移転にかかる時間は、サーバーの速度と対象のURLの数によって変わると説明されています。
移転の直後の数週間は、順位が揺れる前提で計画を立てましょう。
仕組み③|https化やwwwの統一も、URLの変更になる
Googleの「サイトを移転する方法」では、URLの変更を伴う移転の例として、HTTPからHTTPSへの変更、ドメイン名の変更、URLのパスの変更が挙げられています。
「https化 SEO」「URL変更 SEO」で調べられている作業も、ドメイン変更と同じく、転送で評価を運ぶ作業です。
ただし、後で紹介するアドレス変更ツールは、ドメインが変わる移転のときに使うもので、https化やwwwあり・なしの切り替えでは使いません。
ドメイン・プロトコル・パスのどれが変わるのかを、最初に整理しましょう。
仕組み④|サイト全体の移転は、Search Consoleで知らせる
ドメインを変えるときは、転送に加えて、Search Consoleのアドレス変更ツールで移転をGoogleに知らせます。
アドレス変更ツールは、ウェブサイトをあるドメインまたはサブドメインから別のドメインまたはサブドメインに(たとえば example.com から example.org や example2.com に)移転するときに使用します。
引用元:Search Console ヘルプ「アドレス変更ツール」
ヘルプでは、このツールは、サイトを移転してリダイレクトを設定した後に使うよう案内されています。
Search Consoleの基本は、Google Search Consoleの解説記事で紹介しています。
転送を先に動かし、その後にアドレス変更ツールで届け出る順番を守りましょう。
ドメインを変える前に決めること

この章でわかること
- 判断①|変える理由が「名前の都合」か「順位の期待」かを分ける
- 判断②|変えずに済む方法を先に考える
- 判断③|新しいドメインの過去を確かめる
- 判断④|繁忙期と大きな広告の予定を避けて日程を決める

ドメイン変更は、うまくいっても一時的な順位の揺れがあり、作業と確認に手間がかかります。
そのため、作業に入る前に、本当に変える必要があるのか、変えるならいつ・どのドメインにするのかを決めておきます。
判断①|変える理由が「名前の都合」か「順位の期待」かを分ける
社名やブランド名が変わった、事業を別の会社に移した、借りていたドメインから独立したい、といった理由なら、ドメイン変更は避けられない作業です。
一方で、「ドメインを変えれば順位が上がる」という期待だけで変えるのはおすすめしません。
順位が伸びない原因の多くは、ページの中身や内部リンク、技術的な設定にあり、ドメインを変えても解決しないからです。
ドメインの強さの考え方は、ドメインパワーとはの記事で解説しています。
名前や事業の都合で変える必要があるときだけ、ドメイン変更を選びましょう。
判断②|変えずに済む方法を先に考える
新しいブランドやサービスを始めるだけなら、今のドメインの中に「/brand/」のような区画を作って育てる方法もあります。
会社名が変わっても、サイト名やロゴの表記だけを変え、ドメインはそのまま使い続けるという選択もあります。
今のドメインに長く積み上げた評価やリンクがある場合ほど、変えない選択肢を比べる価値があります。
ドメインを変える前に、変えずに目的を果たせないかを一度検討しましょう。
判断③|新しいドメインの過去を確かめる
新しく取るドメインが、以前に別の人や会社が使っていたものである場合があります。
最近購入したドメインをクリーンアップする: 前の所有者により未解決の問題が残されていないかを確認することをおすすめします。
引用元:Google検索セントラル「サイトを移転する方法」
同じ箇所では、以前のスパムに対する手動による対策や、前の所有者によるURLの削除が残っていないかを確かめる項目が挙げられています。
新しいドメインをSearch Consoleに登録し、手動による対策のレポートなどを確かめてから、移転の作業に入ります。
新しいドメインは、移転の前にSearch Consoleで過去の問題が残っていないかを確かめましょう。
判断④|繁忙期と大きな広告の予定を避けて日程を決める
移転の直後は順位が揺れるため、売上の大きい時期や、キャンペーン・展示会の直前は避けます。
社名変更の発表日に合わせる場合は、発表の前から新しいドメインの準備とテストを進め、当日は転送を有効にするだけの状態にしておきます。
旧ドメインでメールアドレスを使っている場合は、メールの切り替えの日と、旧アドレスを残す期間も一緒に決めます。
移転の日は、売上の山と広告の山を避け、準備を終えてから迎えましょう。

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ドメイン変更の6つの手順

この章でわかること
- 手順①|今のURLをすべて書き出し、対応表を作る
- 手順②|新しいドメインを準備し、Search Consoleで所有者を確かめる
- 手順③|旧URLから新URLへ、1対1で301リダイレクトを設定する
- 手順④|内部リンク・canonical・サイトマップを新しいURLにそろえる
- 手順⑤|アドレス変更ツールで移転を知らせる
- 手順⑥|社外のリンクとプロフィールの欄を書き換える

ドメイン変更の作業は、サイトの中の設定だけでは終わりません。
広告や計測、取引先のサイト、名刺やメールまで、旧ドメインを指している入口をすべて洗い出してから手を付けます。
手順①|今のURLをすべて書き出し、対応表を作る
最初に、旧URLと新URLを1行ずつ並べたURL対応表を作ります。
XMLサイトマップやSearch Consoleのページのレポート、アクセス解析のページ一覧から、ページだけでなく画像やPDFのURLも集めます。
ドメインだけを変えてパスをそのまま使うなら、対応表は「ドメインの部分を入れ替えるだけ」になり、転送の設定も確認も単純になります。
ドメインを変えるときは、パスはできるだけ変えずに、対応表を単純にしましょう。
手順②|新しいドメインを準備し、Search Consoleで所有者を確かめる
新しいドメインでサイトを動かし、テストの間は検索に出ないよう、noindexやアクセス制限をかけておきます。
noindexの使い方は、noindexとnofollowの解説記事で紹介しています。
あわせて、Search Consoleに新しいドメインのプロパティを追加し、所有権を確認しておきます。
旧ドメインにwwwあり・なしやサブドメインがある場合は、そのプロパティも確認済みにしておくと、移転の届け出がスムーズです。
移転の日までに、新旧どちらのプロパティもSearch Consoleで所有者を確かめておきましょう。
手順③|旧URLから新URLへ、1対1で301リダイレクトを設定する
サーバーの設定(Apacheなら.htaccessなど)やCMSの転送の機能を使い、対応表のとおりに旧URLごとに新URLへ301で転送します。
新しいサイトに移さないページは、無理にトップページへ転送せず、404や410を返すようにします。
設定したら、旧URLをいくつか開いて、内容の同じ新URLに1回で移るか、転送が何度も続かないかを確かめます。
サーバーで転送を設定できない場合の代わりの方法は、Googleのリダイレクトに関するドキュメントで紹介されています。
転送は旧URLと新URLを1対1で結び、行き先のないページは404や410にしましょう。
手順④|内部リンク・canonical・サイトマップを新しいURLにそろえる
新しいサイトの中の内部リンクが旧ドメインを含むURLのままだと、クリックのたびに転送を挟み、Googleにも古いURLを伝え続けることになります。
内部リンク、canonical、構造化データやOGPに書いたURLを、新しいドメインのURLに書き換えます。
新しいドメインのXMLサイトマップを作り、Search Consoleの新しいプロパティから送信すると、新しいURLが見つかりやすくなります。
サイトの中に残る旧ドメインのURLは、移転の日までに新しいURLへ書き換えましょう。
手順⑤|アドレス変更ツールで移転を知らせる
転送が動いていることを確かめたら、旧ドメインのプロパティでアドレス変更ツールを開き、新しいドメインを指定します。
Search Console で以前のプロパティと新しいプロパティの所有者である必要があります。
引用元:Search Console ヘルプ「アドレス変更ツール」
ヘルプでは、両方のプロパティを同じGoogleアカウントで管理すること、パスの単位ではなくドメインの単位のプロパティで使うことも要件に挙げられています。
ツールは移転前のチェックを行い、重大な不備が見つかると、直すまで先に進めません。
旧ドメインにwwwあり・なしやサブドメインがある場合は、そのすべてについて新しいドメインへの届け出を送るよう案内されています。
アドレス変更は、旧ドメインのすべてのバリエーションについて送りましょう。
手順⑥|社外のリンクとプロフィールの欄を書き換える
Search Consoleのリンクのレポートで、旧ドメインにリンクしているサイトを確かめ、取引先や業界団体など、つながりのある相手から順にリンクの書き換えをお願いします。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトの欄、SNSのプロフィール、求人サイトやポータルの会社情報も、新しいURLに変えます。
転送があればリンクは新しいURLへつながりますが、書き換えてもらうほうが、表示も速く、旧ドメインを手放す日が来ても困りません。
旧ドメインを指すリンクは、転送に頼りきらず、つながりのある相手から書き換えてもらいましょう。
移転後の確かめ方と、旧ドメインを持ち続ける期間

この章でわかること
- 確認①|最初の1週間は、転送とインデックスを毎日見る
- 確認②|新旧2つのプロパティの数字を合わせて比べる
- 確認③|何度も続く転送や、転送のループを直す
- 確認④|リダイレクトは180日以上、旧ドメインは1年以上持つ

移転の当日に作業が終わっても、評価の引き継ぎが終わったわけではありません。
Googleが新しいURLに切り替えるまでの間、Search Consoleで進み具合を確かめ、問題があればすぐに直します。
確認①|最初の1週間は、転送とインデックスを毎日見る
URL検査ツールに旧URLを入れて、新URLへ転送されているかを確かめ、新しいプロパティの「ページのインデックス登録」で新URLが増えていくかを見ます。
見つからないページ(404)が急に増えていたら、対応表から漏れたURLがある合図です。
よく読まれているページや、問い合わせにつながるページから順に確かめると、影響の大きい漏れを早く見つけられます。
移転の直後は、旧URLの転送先と新URLの登録の進み具合を毎日確かめましょう。
確認②|新旧2つのプロパティの数字を合わせて比べる
移転の途中は、旧ドメインのクリックが減り、新ドメインのクリックが増えていきます。
新しいプロパティだけを見ると流入が落ちたように見え、旧プロパティだけを見ると急に減ったように見えるため、新旧の合計で移転の前と比べます。
アクセス解析でも、計測が途切れていないか、参照元に旧ドメインが混ざっていないかを確かめます。
移転の効果は、新旧2つのプロパティの合計で判断しましょう。
確認③|何度も続く転送や、転送のループを直す
たとえば「旧ドメインのhttp」から「旧ドメインのhttps」、さらに「新ドメイン」へと、転送が何度も続く設定になっていることがあります。
転送が続くほど表示が遅くなるため、旧URLからは1回で新URLへ移るように設定を見直します。
新URLから旧URLへ戻すような設定が残っていると、転送がぐるぐる回ってページが開かなくなるため、あわせて確かめます。
旧URLから新URLへは、1回の転送で届くように整えましょう。
確認④|リダイレクトは180日以上、旧ドメインは1年以上持つ

アドレス変更ツールのヘルプでは、リダイレクトを少なくとも180日間維持し、Google検索からの流入がまだあればさらに続けるよう案内しています。
ただし、以前のドメインが購入され、悪意を持って使用されることのないように、少なくとも 1 年間は以前のドメインの料金を支払い続けることをおすすめします。
引用元:Search Console ヘルプ「アドレス変更ツール」
同じヘルプでは、180日が過ぎると、Googleは元のサイトと新しいサイトの関係を認識しなくなるとも説明されています。
名刺や古い資料、他社のサイトには旧ドメインのURLが長く残るため、費用が許すなら転送は期限を決めずに続けるほうが安心です。
旧ドメインは少なくとも1年は契約を続け、流入やリンクが残るうちは転送を止めないようにしましょう。

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ドメイン変更でよくある5つの失敗

この章でわかること
- 失敗①|旧ドメインのページを、すべて新しいトップへ転送する
- 失敗②|移転が済んだと思い、旧ドメインを解約する
- 失敗③|wwwなしやサブドメインの一部を移し忘れる
- 失敗④|旧ドメインをrobots.txtでブロックしてしまう
- 失敗⑤|広告のリンク先と計測の設定を変え忘れる

ドメイン変更で評価が引き継がれない原因の多くは、難しい技術よりも、手順の抜けや片付けの順番にあります。
ここでは、移転の現場でよく起きる5つの失敗と、その防ぎ方をまとめます。
失敗①|旧ドメインのページを、すべて新しいトップへ転送する
対応表を作る手間を省き、旧ドメインのどのページも新しいトップページへ転送する設定にしてしまうことがあります。
Googleの移転のガイドでは、多くの元のURLを関連の薄い1つのURLへ転送するのは避けるよう案内されており、こうした転送はsoft 404として扱われることもあります。
記事やサービスのページを探して来た人が、毎回トップページに着いてしまうのは、使う人にとっても不便です。
トップページへのまとめ転送はせず、旧URLごとに同じ内容の新URLへ転送しましょう。
失敗②|移転が済んだと思い、旧ドメインを解約する
移転から数か月たって検索結果が新しいドメインに入れ替わると、旧ドメインの契約を止めたくなります。
ただ、旧ドメインの契約が切れると転送も止まり、他社のサイトや名刺に残る旧URLが、どこにもつながらなくなります。
さらに、手放したドメインを第三者が取得すると、旧URLへのリンクが他人のサイトにつながってしまうおそれがあります。
旧ドメインは、転送の役目を終えたように見えても、契約を続けて手元に置いておきましょう。
失敗③|wwwなしやサブドメインの一部を移し忘れる
「example.jp」は転送したのに、「www.example.jp」や「blog.example.jp」の転送を忘れていた、という漏れはよく起きます。
アドレス変更ツールのヘルプでも、ツールは指定したドメインより下のサブドメイン(wwwを含む)を移さないと説明されています。
移転の前に、旧ドメインで使っているホスト名をすべて書き出し、それぞれに転送とアドレス変更の届け出を行います。
wwwあり・なしとサブドメインを含めて、旧ドメインのホスト名をすべて移しましょう。
失敗④|旧ドメインをrobots.txtでブロックしてしまう
移転を片付けるつもりで、旧ドメインのrobots.txtでクロールを止めてしまうことがあります。
クロールを止めると、Googlebotは旧URLを読みに行けず、そこに転送があることにも気づけなくなります。
反対に、新しいドメインのほうに、テスト中のnoindexやrobots.txtのブロックが残っていると、新しいページが検索に登録されません。
旧ドメインはクロールできるままにし、新ドメインのテスト用のブロックは移転の日に外しましょう。
失敗⑤|広告のリンク先と計測の設定を変え忘れる
検索広告のリンク先が旧ドメインのままだと、広告をクリックした人は毎回転送を挟んでページに着きます。
アクセス解析やタグの設定、完了ページのURLで数えているコンバージョンの条件も、ドメインが変わると数え漏れが起きることがあります。
移転の日の作業表に、広告のリンク先の書き換えと、計測の動作確認を入れておきます。
広告と計測の設定は、サイトの移転と同じ日に新しいドメインへそろえましょう。
検索広告で、ドメイン変更の前後の集客を支える

この章でわかること
- 広告①|移転の直後は、売上につながる検索語を広告で補う
- 広告②|広告のリンク先は、新しいページの公開を確かめてから変える
- 広告③|検索語句のデータで、戻りの遅い語を見つける

カルテットは検索広告の運用を本業としており、SEOの移転の時期こそ、広告と組み合わせて集客の落ち込みを抑える進め方をおすすめしています。
順位が揺れる数週間は、自然検索だけに頼らず、広告で入口を確保しておくと安心です。
広告①|移転の直後は、売上につながる検索語を広告で補う
社名や商品名での検索、問い合わせにつながりやすい検索語は、移転の直後に順位が揺れると、売上への影響が大きくなります。
こうした検索語は、移転の前後の期間だけ広告の予算を厚くして、検索結果の上に入口を確保します。
広告とSEOを組み合わせる考え方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。
順位が揺れる間は、売上につながる検索語を広告で支えましょう。
広告②|広告のリンク先は、新しいページの公開を確かめてから変える
Google 広告ヘルプでは、広告を作成または編集すると、リンク先も含めて自動で審査が始まると説明されています。
新しいドメインのページが公開される前に書き換えると、リンク先が開けずに広告が止まるおそれがあるため、公開を確かめてから切り替えます。
広告の数が多い場合は、一括で書き換える手順と、移転の当日に確かめる広告の一覧を、事前に用意しておきます。
広告のリンク先は、新しいページが開くことを確かめてから一括で書き換えましょう。
広告③|検索語句のデータで、戻りの遅い語を見つける
広告の検索語句やコンバージョンのデータを見ると、どの検索語が売上につながっているかがわかります。
その一覧と、Search Consoleの新しいプロパティの検索キーワードを見比べると、自然検索での戻りが遅い語が見つかります。
戻りの遅い語は、広告で支え続けながら、転送先のページの中身や内部リンクを見直し、順位が戻った語から広告を減らします。
移転の前後の広告とSEOの配分に迷う場合は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングでもご相談を承っています。
広告の検索語のデータで、自然検索の戻りが遅い語を見つけて手を打ちましょう。

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ドメイン変更とSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|順位はどれくらいで戻りますか?
- 質問②|ドメインを変えると、ドメインの評価はゼロに戻りますか?
- 質問③|https化だけでも、アドレス変更ツールは使いますか?
- 質問④|無料ブログやサブドメインから独自ドメインに移るときは?
- 質問⑤|旧ドメインと新ドメインの両方でサイトを公開し続けてもいいですか?
ドメイン変更を控えたWeb担当者から、よく受ける質問に答えます。
迷ったときは、旧URLに来た人とGooglebotが、迷わず同じ内容の新URLへたどり着けるかを考えると判断しやすくなります。
質問①|順位はどれくらいで戻りますか?
Googleの説明では、小規模から中規模のサイトで、大半のページの移転が反映されるまでに数週間かかり、大規模なサイトではさらに長くかかるとされています。
ただし、移転と同時にページの中身やサイトの構成も大きく変えた場合は、その影響も重なるため、戻り方は読みにくくなります。
数か月たっても戻らない場合は、転送の漏れや、内容が変わったページがないかを、URL検査とページのレポートで確かめます。
ドメイン変更の時期には、ほかの大きな変更を重ねないようにしましょう。
質問②|ドメインを変えると、ドメインの評価はゼロに戻りますか?
旧URLから新URLへ301で正しく転送していれば、評価は新しいURLへ引き継がれます。
Googleも、301などの永続的なリダイレクトでPageRankが失われることはないと説明しています。
反対に、転送をせずに新しいドメインでサイトを作り直すと、評価を持たない新しいサイトとして始めることになります。
評価をゼロにしないために、転送の設定と届け出を移転の中心に置きましょう。
質問③|https化だけでも、アドレス変更ツールは使いますか?
httpからhttpsへの変更では、アドレス変更ツールは使いません。
ヘルプでは、http から https への移転は、URLの変更を伴うサイト移転のガイドに沿って進めるよう案内されています。
httpのURLからhttpsのURLへ301で転送し、内部リンクやcanonical、サイトマップのURLをhttpsにそろえる、という流れはドメイン変更と同じです。
https化は、アドレス変更ツールを使わずに、転送とURLの書き換えで進めましょう。
質問④|無料ブログやサブドメインから独自ドメインに移るときは?
まずは、使っているサービスが、独自ドメインへの転送や、ドメインの設定の機能を用意しているかをヘルプで確かめます。
Googleのリダイレクトのドキュメントでは、サーバー側の転送が使えない場合の代わりとして、meta refresh や JavaScript による転送も挙げられています。
ただし、JavaScriptによる転送は、サーバー側の転送や meta refresh が使えない場合にだけ使うよう案内されています。
借りているサービスから移るときは、使える転送の方法を先に確かめてから移転の日を決めましょう。
質問⑤|旧ドメインと新ドメインの両方でサイトを公開し続けてもいいですか?
同じ中身のサイトを2つのドメインで公開すると、Googleがどちらを正規のページとして扱うかが定まりにくくなります。
被リンクや評価も2つに分かれやすいため、新しいドメインを正規とし、旧ドメインは転送だけを担う形にします。
旧ドメインに残したいページがある場合は、新しいドメインに同じページを作らず、旧ドメイン側で別の役割のページとして運用します。
同じ中身は1つのドメインにまとめ、旧ドメインは転送の役目に絞りましょう。
まとめ|ドメイン変更のSEOは「転送・届け出・持ち続ける」で決まる

この記事の要点
- ドメインを変えると全URLが変わるため、301リダイレクトで評価を新しいURLへ運ぶ
- 変える前に理由を判定し、新しいドメインの過去と移転の日程を確かめる
- URL対応表を作り、1対1の転送・内部リンクの書き換え・アドレス変更ツールの順に進める
- 移転後は新旧2つのプロパティの合計で確かめ、リダイレクトは180日以上、旧ドメインは1年以上持つ
- 順位が揺れる間は、売上につながる検索語を検索広告で支える
ドメイン変更は、正しい順番で進めれば、これまでの評価を大きく失わずに新しい名前へ移れる作業です。
転送で評価を運び、Search Consoleで届け出て、旧ドメインを持ち続けるという3つを守れば、移転の揺れは一時的なもので済みやすくなります。
移転の段取りや確認に不安がある方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
今のサイトの構成と移転の予定を伺い、対応表の作り方から移転後の確認、広告での下支えまで一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。