保育園のSEO対策とは、園を探す保護者や保育士が検索したときに自園のサイトが見つかり、見学の予約や応募につながるように整える取り組みです。
大事なのは、保育の中身と見学の案内を、保護者の疑問に答える形で載せることです。本記事では、押さえる施策、守るべき情報公開と表示のルール、立ち上げの進め方を解説します。

この記事でわかること
- 保護者と保育士が、どこから園にたどり着くのか
- ビジネスプロフィールや見学の案内ページなど、押さえる6つの施策
- 児童福祉法や保育所保育指針にもとづく情報公開と、写真・求人の表示のルール
- やってはいけない4つのことと、検索広告との使い分け
- 園長・主任・事務で分担する、最初の3か月の進め方
なお、園のサイトをどこから直せばよいか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。
園の状況を伺い、検索広告とあわせた園児の募集と採用の進め方を一緒に整理します。

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保育園のSEO対策とは?保護者の園探しの道のりに合わせる

この章でわかること
- 定義①|見学の予約と職員の応募を増やす取り組み
- 定義②|保護者は地域名の検索と自治体の一覧から園を比べる
- 定義③|認可と認可外で、サイトに求められる役割が違う

保育園のSEO対策は、検索で上位に出ることそのものより、園を探している人に必要な情報を届けることが目的です。園のサイトを訪れた保護者が「一度見学に行ってみよう」と思える状態をつくります。
上の図のように、園にたどり着く入口はいくつもあります。どの入口から来た人も、最後は園のサイトやGoogleの地図に出る園の情報を見て、見学や応募を決めます。
定義①|見学の予約と職員の応募を増やす取り組み
保育園のサイトで増やしたい成果は、大きく2つです。1つは入園を考える保護者からの見学の予約、もう1つは保育士や調理員などの職員の応募です。
どちらも、園の外からは見えにくい「毎日の保育の様子」や「働く環境」を伝えられるかで結果が変わります。SEOは、その情報を探している人に届けるための土台です。
保育園のSEOは、見学の予約と職員の応募という2つの成果のために行います。
定義②|保護者は地域名の検索と自治体の一覧から園を比べる
保護者の園探しは、「〇〇駅 保育園」のような地域名での検索や、地図アプリでの検索から始まることが多くあります。送り迎えができる範囲が限られるため、まず家や職場の近くで候補を探すからです。
あわせて、市区町村の保育施設の一覧や、国の子ども・子育て支援情報公表システム(ここdeサーチ)で施設の情報を確かめる保護者もいます。
こうした一覧で気になった園を、あらためて園の名前で検索する人も少なくありません。園の名前で探されたときに、公式の正しい情報が出ることも大事です。
保護者は地域名の検索と自治体の一覧の両方から、園を比べています。
定義③|認可と認可外で、サイトに求められる役割が違う
認可保育所の入園は、保護者が市区町村に申し込み、市区町村が利用の調整を行って入所先が決まります。そのため園のサイトの大きな役割は、申し込みの前に見学へ来てもらい、園を知ってもらうことです。
一方、認可外保育施設や企業主導型保育事業の施設などは、園と保護者が直接契約する形が多く、サイトから問い合わせや申し込みを受ける役割も大きくなります。
自園がどちらに当たるかで、サイトに置く申し込みの導線や、載せる情報が変わります。
認可園は見学まで、直接契約の施設は申し込みまでを、サイトで受ける形にします。
保育園のSEOで押さえる6つの施策

この章でわかること
- 施策①|Googleビジネスプロフィールを正確に整える
- 施策②|園の紹介ページで「保育の中身」を見せる
- 施策③|見学の案内を1ページにまとめる
- 施策④|保護者のよくある質問に答えるページを作る
- 施策⑤|保育士の採用ページを募集要項から作る
- 施策⑥|園だよりやブログで日々の様子を伝える

施策の中心は、保護者と保育士が知りたいことを、ページごとに分けて載せることです。図は、保育園のサイトで用意したいページと、それぞれが答える疑問をまとめたものです。
施策①|Googleビジネスプロフィールを正確に整える
Googleビジネスプロフィールは、Googleの検索結果や地図に、園の名前・住所・電話番号・開園時間・写真などを表示するための無料のしくみです。地域名で保育園を探す保護者の多くは、まずここで園の場所と雰囲気を確かめます。
Googleは、ローカル検索の結果が主に関連性・距離・知名度をもとに表示されると説明しています。名前や住所、開園時間、延長保育の時間、休園日を正しく入れ、最新の状態に保つことが基本です。
ビジネスプロフィールの整え方は、MEO対策とはでも解説しています。
地図で探す保護者のために、ビジネスプロフィールの情報を正しく保ちます。
施策②|園の紹介ページで「保育の中身」を見せる
保護者がいちばん知りたいのは、子どもがどんな毎日を過ごすかです。保育方針だけでなく、一日の流れ、年間の行事、園庭やお散歩の様子など、具体的な中身を載せます。
「のびのび保育」「笑顔あふれる園」といった言葉だけでは、ほかの園との違いが伝わりません。0歳児クラスの午前の過ごし方、雨の日の遊び方など、園の日常が目に浮かぶ書き方を意識します。
保育方針の言葉より、一日の流れや行事といった具体的な中身を見せます。
施策③|見学の案内を1ページにまとめる
見学は、保護者が園を選ぶうえで大事な機会です。見学できる曜日と時間、所要時間、予約の方法、当日の持ち物や駐車場の有無を、1つのページにまとめます。
予約を電話だけでなくフォームからも受けられるようにすると、仕事の合間に園を探す保護者が申し込みやすくなります。ページのタイトルに園の名前と「見学」という言葉を入れておくと、検索で見つけてもらいやすくなります。
見学の曜日・時間・予約の方法を、1つのページで完結させます。
施策④|保護者のよくある質問に答えるページを作る
見学の前に保護者が気にするのは、給食やアレルギーへの対応、延長保育、持ち物、慣らし保育の進め方などです。電話でよく聞かれる質問を集めて、答えをページにまとめます。
認可保育所の保育料は市区町村が決めるため、園のサイトでは自治体の案内ページへのリンクを添えると親切です。教材費や行事費など園で別にかかる費用がある場合は、その中身をわかりやすく書きます。
電話でよく聞かれる質問から、ページに載せる答えを決めます。
施策⑤|保育士の採用ページを募集要項から作る
保育士を探す人は、「〇〇市 保育士 求人」のような言葉で検索し、求人媒体と園のサイトを見比べます。採用ページには、給与や勤務時間、休日、雇用の形といった募集要項を、求人媒体と同じ内容で正確に載せます。
Googleには、求人の情報を検索結果に見やすく表示するための、求人情報(JobPosting)の構造化データというしくみもあります。募集要項のページができたら、職員の一日の仕事や先輩の声のページも足していきます。
採用ページは、正確な募集要項を土台に、働く様子のページを足していきます。
施策⑥|園だよりやブログで日々の様子を伝える
季節の行事や日々の遊びをブログで伝えると、園の雰囲気が伝わり、園の名前で検索した保護者が見られるページも増えます。行事のあとに写真と短い文章を載せる、といった無理のない頻度で続けることが大切です。
子どもの写真を載せるときは、保護者から掲載の同意を得たうえで、顔がわからない撮り方を基本にします。写真の扱いは、次の章のルールでくわしく説明します。
ブログは無理のない頻度で続け、写真は同意を得たものだけを載せます。

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保育園が守るべき情報公開と表示のルール

この章でわかること
- ルール①|保育の内容を地域に説明する
- ルール②|認可外保育施設はインターネットでの公表も求められる
- ルール③|子どもの写真と個人情報を適切に扱う
- ルール④|保育料やサービスを実際より良く見せない
- ルール⑤|保育士の求人は正確で最新の内容にする

保育園のサイトは、集客のためのページであると同時に、法令や国の指針にもとづいて保育の情報を伝える場でもあります。掲載する前に、上のチェック表で確かめておきましょう。
ルール①|保育の内容を地域に説明する
児童福祉法は、保育所に対して、地域の住民への情報の提供を求めています。
保育所は、当該保育所が主として利用される地域の住民に対して、その行う保育に関し情報の提供を行わなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「児童福祉法」 第四十八条の四 第一項
保育所の保育の内容と運営について国が定めた保育所保育指針でも、保育の内容を保護者や地域に適切に説明するよう求めています。
保育所は、地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。
引用元:こども家庭庁「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章 総則
保育方針や一日の流れを載せたページは、検索のためだけでなく、この説明の役割を果たすページでもあります。
保育の内容を載せたページは、法令と指針が求める説明の役割も担います。
ルール②|認可外保育施設はインターネットでの公表も求められる
認可外保育施設とは、国や自治体の認可を受けずに保育を行う施設のことです。その設置者には、施設の情報を掲示し、インターネットで公表することが定められています。
前条第一項に規定する施設の設置者は、次に掲げる事項について、当該施設において提供されるサービスを利用しようとする者の見やすい場所に掲示するとともに、内閣府令で定めるところにより、電気通信回線に接続して行う自動公衆送信(公衆によつて直接受信されることを目的として公衆からの求めに応じ自動的に送信を行うことをいい、放送又は有線放送に該当するものを除く。)により公衆の閲覧に供しなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「児童福祉法」 第五十九条の二の二
公表する事項には、設置者の名称や施設の管理者の名前、建物などの設備の規模と構造のほか、内閣府令で定める事項が含まれます。認可外の施設を運営している場合は、都道府県や市区町村の案内もあわせて確かめ、サイトに載せる情報をそろえます。
認可外の施設は、法令で求められる情報をサイトでも公表します。
ルール③|子どもの写真と個人情報を適切に扱う
保育所保育指針は、子どもの個人情報の扱いについても触れています。
保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない。
引用元:こども家庭庁「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章 総則
顔がわかる写真や名前は、特定の子どもを見分けられる情報です。サイトやブログ、SNSに載せる範囲を入園のときに説明し、保護者から書面で同意を得ておきます。
同意を得ていても、名前と顔が結びつく載せ方や、写り込んだ景色から自宅の場所がわかるような載せ方は避けます。後ろ姿や手元の写真、作品の写真でも、園の様子は十分に伝わります。
子どもの写真は、同意を得たうえで、個人がわからない載せ方を基本にします。
ルール④|保育料やサービスを実際より良く見せない
園のサービスの表示には、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)がかかわることがあります。景品表示法は、サービスの内容を実際よりも著しく優良に見せる表示や、料金などの条件を著しく有利に見せる表示を禁じています。
たとえば、一部のクラスだけで行う英語の時間を「全クラスで毎日」と書いたり、別にかかる費用を書かずに安さを強調したりする書き方は避けます。根拠を示せる事実だけを、条件とあわせて載せましょう。
サービスや費用は、根拠を示せる事実だけを条件とあわせて載せます。
ルール⑤|保育士の求人は正確で最新の内容にする
採用ページの募集要項には、職業安定法のルールがかかわります。
労働者の募集を行う者及び募集受託者は、この法律に基づく業務に関して広告等により労働者の募集に関する情報その他厚生労働省令で定める情報を提供するときは、正確かつ最新の内容に保たなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「職業安定法」第五条の四 第二項
募集を締め切ったら求人のページを閉じる、給与や休日が変わったらすぐに直す、といった更新を習慣にします。求人媒体と園のサイトで条件が違っていると、応募する人を迷わせることにもなります。
募集要項は、締め切りや条件の変更をすぐにサイトへ反映します。
保育園のSEOでやってはいけない4つのこと

この章でわかること
- NG①|ビジネスプロフィールの名前に地名や宣伝の言葉を足す
- NG②|実体験にもとづかないクチコミを頼む
- NG③|地名だけを変えたページを量産する
- NG④|リンクを買う

保護者に早く見つけてもらいたい気持ちから、Googleのルールに反するやり方を勧められることがあります。どれも園の信用やビジネスプロフィールの表示を損なうおそれがあるため、避けましょう。
NG①|ビジネスプロフィールの名前に地名や宣伝の言葉を足す
ビジネスプロフィールの名前に「〇〇駅徒歩3分」「0歳から」などの言葉を足すと、検索で目立つように思えます。しかしGoogleのガイドラインは、看板や書類で使っている実際の名前を使うよう求めています。
ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。
引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」
駅からの距離や受け入れる年齢は、ビジネスの説明の欄や園のサイトで伝えます。
ビジネスプロフィールの名前は、看板と同じ実際の名前にします。
NG②|実体験にもとづかないクチコミを頼む
Googleマップのポリシーでは、実体験にもとづかないクチコミや、金銭などの見返りと引き換えのクチコミが禁止されています。職員や知人に高い評価を書いてもらう、お礼の品を約束して投稿を頼む、といったやり方は避けます。
届いたクチコミには、良い内容でも厳しい内容でも、園として丁寧に返信します。返信の中身は、見学を考えている保護者にとっても園の姿勢を知る材料になります。
クチコミは頼んで増やすものではなく、返信で信頼を積み上げるものです。
NG③|地名だけを変えたページを量産する
近くの地名ごとに「〇〇町の保育園」といったページを作り、地名以外はほとんど同じ文章にする手法があります。Googleのスパムに関するポリシーでは、検索順位の操作を主な目的として大量のページを作ることを、大量生成されたコンテンツの不正使用としています。
地域で探す保護者に応えたいなら、実際にある園ごとに中身のあるページを作ります。複数の園を運営する法人は、園ごとの保育の特色や見学の案内を、それぞれのページで書き分けます。
地域のページは、実際にある園ごとに中身を書き分けて作ります。
NG④|リンクを買う
「被リンクを増やせば上位に出る」と、リンクの販売を持ちかける業者がいます。Googleは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買をリンクスパムの例として挙げており、サイトの評価を落とすおそれがあります。
保育園の場合は、自治体の施設一覧や地域の子育て情報のサイトに、正しい名前とURLで載せてもらうことが自然なリンクにつながります。地域の子育て支援の取り組みを発信することも、園を知ってもらうきっかけになります。
リンクは買わず、自治体や地域の情報に正しく載せてもらいます。

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問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
保育園の検索広告とSEOの使い分け

この章でわかること
- 使い分け①|見学会や説明会の告知は検索広告で期間を区切る
- 使い分け②|園の方針や日常はSEOとビジネスプロフィールで伝える
- 使い分け③|保育士の採用は求人媒体・広告・採用ページを組み合わせる
- 使い分け④|広告の検索語句から保護者の疑問を拾う

検索広告(リスティング広告)は、出したその日から検索結果に表示でき、止めればすぐに表示が終わります。SEOは時間がかかる代わりに、作ったページが園の資産として残ります。
弊社カルテットは検索広告の運用を本業としているため、広告とSEOを同じ目で見て役割を分けることを勧めています。上の図のように、誰が、どのくらい急いで探しているかで分けると判断しやすくなります。
使い分け①|見学会や説明会の告知は検索広告で期間を区切る
見学会や入園の説明会のように日にちが決まっている催しは、期間を区切って検索広告で告知すると、短い期間で多くの保護者に届けられます。広告を表示する地域を、園に通える範囲に絞れるのも検索広告の強みです。
広告の飛び先は、トップページではなく見学の案内ページにします。日時と予約の方法がすぐにわかるページなら、広告費をむだにしにくくなります。
日にちが決まった催しは、地域を絞った検索広告で期間を区切って知らせます。
使い分け②|園の方針や日常はSEOとビジネスプロフィールで伝える
保育方針や一日の流れ、給食のこだわりは、保護者が時間をかけて比べる情報です。こうした情報は、広告よりもSEOで育てたページとビジネスプロフィールで伝えるほうが向いています。
園の名前で検索する保護者には、公式サイトとビジネスプロフィールが正しく表示されることが何より大切です。名前の検索で公式の情報が見つかれば、広告を出さなくても園の情報は届きます。
時間をかけて比べられる情報は、SEOとビジネスプロフィールで伝えます。
使い分け③|保育士の採用は求人媒体・広告・採用ページを組み合わせる
急ぎの欠員を埋めたいときは、求人媒体や求人の広告ですぐに人を集めます。一方で、園の働き方や職員の声を載せた採用ページは、時間をかけて応募の質を高める役目を持ちます。
求人媒体から来た人も、応募の前に園の名前で検索して採用ページを確かめることがあります。どの入口から来ても同じ条件と同じ園の姿が伝わるよう、中身をそろえておきます。
急ぎの採用は媒体と広告で、働き方の発信は採用ページで受け持ちます。
使い分け④|広告の検索語句から保護者の疑問を拾う
検索広告を出すと、どんな言葉で検索した人に広告が表示されたかを「検索語句」として確かめられます。見学の服装や延長保育の時間など、保護者の疑問がそのまま並ぶこともあります。
こうした検索語句は、よくある質問のページやブログのテーマの候補になります。広告とSEOを別々に考えず、広告で集まったデータをページづくりに生かしましょう。
広告とSEOの組み合わせ方は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも紹介しています。
広告の検索語句は、保護者の疑問を集めたリストとしてページづくりに使います。
Web担当者が最初の3か月でやること

この章でわかること
- 1か月目|ビジネスプロフィールと基本の情報をそろえる
- 2か月目|見学・保育の中身・よくある質問のページを整える
- 3か月目|採用ページを整え、成果を数えられるようにする

保育園では、Webの担当を事務の職員や園長が兼ねていることも少なくありません。図のように、園長・主任保育士・事務の3人で役割を分けると、保育の合間でも少しずつ進められます。
1か月目|ビジネスプロフィールと基本の情報をそろえる
最初の1か月は、ビジネスプロフィールとサイトの基本の情報をそろえます。園の名前、住所、電話番号、開園時間、休園日が、サイト・ビジネスプロフィール・自治体の一覧で同じになっているかを確かめます。
あわせて園長は、サイトに載せる方針と、写真の掲載の同意の取り方を決めます。主任保育士は、一日の流れや年間の行事など、2か月目に使う材料を集め始めます。
1か月目は、名前・住所・時間などの基本の情報をすべての入口でそろえます。
2か月目|見学・保育の中身・よくある質問のページを整える
2か月目は、保護者がいちばん見るページを整えます。見学の案内ページ、一日の流れや行事を載せた園の紹介ページ、給食や持ち物に答えるよくある質問のページです。
文章は主任保育士が現場の言葉で下書きし、事務の担当がページに載せる、という分担が進めやすいでしょう。見学の予約フォームを置く場合は、届いた予約に誰が返事をするかも決めておきます。
2か月目は、見学の案内と保育の中身のページを現場の言葉で整えます。
3か月目|採用ページを整え、成果を数えられるようにする
3か月目は、採用ページを募集要項から整え、職員の声や一日の仕事のページを足していきます。給与や休日などの条件が、求人媒体の原稿と同じ内容になっているかも確かめます。
あわせて、見学の予約と応募の数を毎月数えられるようにします。Search Consoleを使うと、どんな言葉で検索されてサイトが表示されたかもわかるので、次に作るページを決める材料になります。
Search Consoleの基本は、Google Search Consoleについてで解説しています。
3か月目は、採用ページを整え、見学の予約と応募の数を毎月数えます。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。
保育園のSEOでよくある質問

この章でわかること
- 質問①|定員の少ない小さな園でもSEOは必要ですか?
- 質問②|認可保育所は自治体が入所を決めるのに、サイトを整える意味はありますか?
- 質問③|子どもの顔が写らない写真でも、園の様子は伝わりますか?
- 質問④|ブログはどのくらいの頻度で更新すればよいですか?
- 質問⑤|複数の園を運営している場合、サイトは園ごとに分けるべきですか?
質問①|定員の少ない小さな園でもSEOは必要ですか?
定員が少ない園でも、見学に来る保護者の多くは、事前に園の名前で検索して情報を確かめます。大がかりな対策は要らなくても、ビジネスプロフィールと見学の案内ページは整えておく価値があります。
小規模保育事業の園などは、卒園したあとの連携施設や、受け入れる年齢も保護者が気にする点です。こうした園ならではの情報を、よくある質問のページで丁寧に答えましょう。
小さな園ほど、ビジネスプロフィールと見学の案内を丁寧に整えます。
質問②|認可保育所は自治体が入所を決めるのに、サイトを整える意味はありますか?
あります。認可保育所でも、保護者は申し込みの前に見学をして、希望する園の順番を考えることが多いからです。
サイトで園の方針や日常を知ってもらえれば、見学の時間をより深い質問に使ってもらえます。自治体の一覧には載らない園の雰囲気を伝えられるのは、園のサイトならではの役割です。
認可園のサイトは、申し込みの前に園を知ってもらうための場所です。
質問③|子どもの顔が写らない写真でも、園の様子は伝わりますか?
伝わります。後ろ姿で遊ぶ様子、給食のお皿、作品、園庭や保育室の写真など、顔が写らなくても日常は十分に伝えられます。
写真には、何をしている場面なのかを短い文章で添えると、検索で見つけた保護者にも様子が伝わりやすくなります。画像の中身を表す説明(代替テキスト)を入れておくことも、検索エンジンに画像の内容を伝える助けになります。
顔が写らない写真でも、場面の説明を添えれば園の日常は伝わります。
質問④|ブログはどのくらいの頻度で更新すればよいですか?
回数を決めて無理をするより、続けられる頻度で更新することが大切です。行事のたびに1本、月に1〜2本など、園の予定に合わせて決めましょう。
同じような短い記事を数多く載せるより、行事のねらいや子どもの様子を丁寧に書いた記事のほうが、保護者の役に立ちます。年度が変わったら、過去の記事の情報が古くなっていないかも見直します。
古くなった記事の扱いは、古くなった記事、削除する?残す?でも解説しています。
ブログは回数より、続けられる頻度と一つひとつの中身を大事にします。
質問⑤|複数の園を運営している場合、サイトは園ごとに分けるべきですか?
園ごとに住所や見学の受け方、保育の特色が違うなら、1つのサイトの中に園ごとのページを作る形が管理しやすいでしょう。ビジネスプロフィールも、園ごとに1つずつ用意します。
法人のサイトと園のサイトを分ける場合は、名前や住所の書き方をそろえ、互いにリンクでつなぎます。どちらの形でも、園ごとのページにその園ならではの中身を書くことが大切です。
複数の園は、園ごとのページとビジネスプロフィールを用意して書き分けます。
まとめ|保育園のSEOは、保護者と保育士の疑問に正直に答えること

この記事の要点
- 保育園のSEOは、見学の予約と職員の応募という2つの成果のために行う
- 保護者は地域名の検索と自治体の一覧の両方から園を比べ、最後は園のサイトを見て決める
- ビジネスプロフィール、園の紹介、見学の案内、よくある質問、採用ページ、ブログの6つを整える
- 児童福祉法や保育所保育指針にもとづき、保育の内容を説明し、写真と個人情報を適切に扱う
- 名前に言葉を足す、クチコミを頼む、同じページの量産、リンクの購入はしない
- 急ぎの告知や採用は広告、じっくり比べられる情報はSEOで受け持つ
保育園のSEOは、特別な技術より、保護者と保育士が知りたいことを正直に、わかりやすく載せることから始まります。まずはビジネスプロフィールと見学の案内ページを整え、少しずつページを足していきましょう。
園の日常や働く環境が伝わるサイトは、見学の予約と応募の両方を後押しします。
広告とあわせた進め方に迷ったときは、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談をご利用ください。園の状況に合わせて、どこから手をつけるかを一緒に整理します。

カルテットのSEOコンサルティング
問い合わせや売上につながる検索集客を、戦略の設計から記事制作・内部対策・被リンクまで一貫して支援します。リスティング広告の運用で培ったデータの見方を生かし、広告とSEOをあわせた設計にも対応します。